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【心に残っている本】伊坂幸太郎 ノ 參選
こんばんは、今日もおつかれさまです。
先日、新作『hikari』のMV撮影が終わり、軽く編集したものを見せていただいたのですが、ものすごくエモい映像に仕上がってきています。
11月1日に公開予定ですので、お楽しみに。
さて、今回は『心に残ってる本』です。
数年前、ミステリー小説にハマっていて、月3冊ペースで読んでました。
好きな作家のオフ会に行ったりもしていました。
そんな好きな作家のひとり『伊坂幸太郎』さんの本を、数冊、思い出とともに振り返ってみます。
アヒルと鴨のコインロッカー
引っ越してきたアパートで出会ったのは、悪魔めいた印象の長身の青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。彼の標的は――たった1冊の広辞苑!? そんなおかしな話に乗る気などなかったのに、なぜか僕は決行の夜、モデルガンを手に書店の裏口に立ってしまったのだ!
初めて読んだ伊坂作品です。
伊坂幸太郎さん作品は仙台が舞台なものが多いのですが、この本は、仙台から東京へ引っ越す、移動中の新幹線で読みました。
数年住んでいたこともあり、読みながら情景が浮かんできて、一気に読み切ってしまいまいました。
言葉の言い回しや、伏線回収の仕方など、最後までずっと「面白い」です
バイバイ、ブラックバード
星野一彦の最後の願いは何者かに〈あのバス〉で連れていかれる前に、五人の恋人たちに別れを告げること。そんな彼の見張り役は「常識」「愛想」「悩み」「色気「上品」──これらの単語を黒く塗り潰したマイ辞書を持つ粗暴な大女、繭美。なんとも不思議な数週間を描く、おかしみに彩られた「グッド・バイ」ストーリー
この本は、一話が50人だけのために書かれ、自宅に届けられた「ゆうびん小説」という手法で発表され単行本化した作品です。
一言で言うと、5股の男がお別れを言いに回るお話ですw
そんなクズのような設定ですが、一人一人と真摯に向き合う姿や5人の女性の描写が秀逸です。
ヨルの『ハロー、フライ』という曲は、4人目のお話をもとに書いた曲なので、よかったら聴きながら読んでみてください。
終末のフール
八年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。そう予告されてから五年が過ぎた頃。当初は絶望からパニックに陥った世界も、いまや平穏な小康状態にある。仙台北部の団地「ヒルズタウン」の住民たちも同様だった。彼らは余命三年という時間の中で人生を見つめ直す。
この作品が一番好きです。
世界滅亡の時の話ではなく、世界滅亡の宣告から5年後の話っていうのが面白いです。
時間が経って、平穏に戻りつつも、終わることが決まった世界でどう生きていくか?
名言の宝庫といっても過言ではないくらい、素敵なセルフが多いです。
読んでいるときは、この世界の住人となった気持ちになってしまい、しばらくは生き方が変わってしまいました。
いかがでしたでしょうか?
心に残る本というのは、その時の情景が浮かんで懐かしくなりますね。
今回、書いていて、また本に没頭しようかな?と思いました。
よしなに
音と映像で紡ぐ
『感情の共有と共鳴』
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