マガジンのカバー画像

四年目

32
2022年の詩まとめ
運営しているクリエイター

#雑記

すきのはなし

初対面の人とか、それほど親しくない人との会話で話題に困ったときに「好きなもの」の話をふられると困る、自分の好きなものはあまり大衆向けでないことを理解しているし(オタク気質もある)、それを好きだと告白すると、どうして?どこが?きっかけは?と入社面接の如く質問されるのでとても困る、そして普段から好きなものを自ら語るタイプでもない(好きなものの話をする人はきらきらしていて尊いなぁ、と思いながらただ聴く

もっとみる

0115

誰かの何者かになっている時の自分の輪郭が、とてもふらふらしていて気持ち悪くなる、都合よくわたしを当て嵌めること、役割を与えられることがしんどくて、同じ場所に留まっていられない、逃げられなくなるから、その「役」が染みついていくことが怖い、未来を愛せない、それでもお互いの不確定な未来を当たり前に話せる人のことはその時点ですきで、安心できる、あなたは裏切らないでね、とかそういう依存ではなくて、ただ安心で

もっとみる

0111

自分という存在が許せなくて、終日気持ちが溺れていた、息をする度にしんどくて、真冬の空気の冷たさで肺がスースーする、空気の新鮮さが怖い、わたしたちを受け入れている地球は神様より神様だけれど、予告もなしに人類を災害だとかウイルスだとかで消してしまう、それをわたしたちは都合よく運命とか言ってしまう、許されるために、誰かのせいにしたら安心するね、きっと誰もが誰かから許されたくて生きている、自分が自分を許せ

もっとみる