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社内でシュレッダーゴミを展示!?広告制作会社だからできるSDGsの広め方

わたしが働いているアドブレーンでは、デザイナーの有志が中心となり、会社公認のSDGs活動を始めました。

どんな内容かというと、シュレッダーゴミをアップサイクルして紙プロダクトに生まれ変わらせる、その名もPAPER CYCLE PROJECTペーパーサイクルプロジェクト(以下PCP)です。

よりみちコピーライターは広報担当として参加していて、第1弾にこんな記事を書きました。

今回は第2弾。PCPとして初めてやった社内展示の様子と、その反響をレポートしたいと思います!

なぜ、会社の中でリアルな展示をしたのか。

SDGsでも、ほかの活動でも「だれかがやっていること」は自分ごとになりにくいです。

メンバーの熱量も充分で、社会的意義もあるいいことなのに、それが伝わらない場合も多い。

活動報告のメールを社員に送っても、忙しければスルーされてしまう。だからスルーしにくい場所で知らせることが必要でした。

それはやっぱり、みんなが集まる会社の中なんですよね。

わたしの会社だと、図書スペース。打ち合わせや雑談に使うテーブルをぐるっと囲むように本棚があります。

デザイナーやコピーライターは広告をつくるための資料を本棚で探すし、来社するお客さんにも見てもらえるので、ちょうどいい場所でした。

実際の展示風景がこちら!

メインカラーの緑がひときわ目立ちます

アップサイクルしてできあがった封筒はもちろん、そのもとになったシュレッダーゴミも置きました。

ご自由に持っていってくださいねコーナー
寄るとこんな感じ

注目してほしいのは、3段目のパネル。たくさん言葉が書かれていますよね。

1枚目はいわゆる「ステートメント」。日本語だと宣言文という意味ですが、ひらたく言うとこの活動に対するメンバーの思いが書かれたものです。

どんな活動にも、大変な局面があります。そんな時このステートメントに立ち返ると、初心を思い出せる。

メンバーとたくさん話し合って完成

2枚目はPCPのホームページに飛ぶQRコード。

そして3枚目は、PCPの詳しい説明です。アップサイクルで利用した山陽製紙株式会社さんの「PELP!」というサービスを、図と文章でしっかり伝えました。

文字がたくさんあっても見やすいレイアウトに

PCPとはどういった取り組みで、なぜ始めたのか。そしてPCPをこれからどうしていきたいのか。

活動の背景やストーリーを載せることで、関わったメンバーの気持ちや情熱を伝えられます。

ただ単に「この封筒はシュレッダーゴミから作れています。使ってね」と事実だけを載せるより、興味をもってもらえるのです。

メールの署名にPCPを追加してくれた!

展示を始めた頃はまだ在宅勤務が多かったのですが、出社すると「展示見たよ」と声をかけてくれる人がいました。

封筒を使った感想や、違うサイズのリクエスト、「応援してるよ」という励ましなど社内からたくさんの反響がありました。

個人的にうれしかったのは、同期がメールの署名にPCPを追加してくれたこと。

活動へのエールだと受け取っておきます

メンバーの一人は、打ち合わせで来社した印刷会社の人に「これはビジネスにつながりますよ」と言われたそう。

まだまだ広告制作会社のちいさな一歩ですが、印刷会社やほかの会社と手を組んで、大きな活動にできたらいいな〜と夢が広がりました。

やっぱり、知ってもらうことはモチベーションになります。リアルな展示をする意味があったと感じました。

ちいさな一歩でも続けていくこと、伝えていくこと。

PCPに参加してから、自分にも変化がありました。

紙に関することだと、以前は何も気にせずデータを印刷していたのが、今は印刷する前にしっかりチェックして必要最低限の枚数に抑えています。

ほかにも、SDGsに関するニュースや記事を自然とインプットするようになりました。

え、そんなちっちゃいこと…?と思われたかもしれません。でも、千里の道も一歩から。SDGsも、スモールステップから。

環境問題を解決したい!と思うと途方に暮れてしまうけど、社内活動なら半分仕事で半分遊びみたいな感覚。それだと続けやすいんじゃないかなと思います。

PCPは現在、封筒の次となる新しいプロダクトを制作中です。最近デザインの方向性が決まり、わたしもワクワクしています。

なんでも、お正月によく使うものとか…? 完成したらまた記事に書きますね!

シンプルだったホームページも、アップサイクルのプロセスを載せてリニューアルしました。ぜひのぞいてみてください。

ここまで読んでいただきありがとうございました。PCPいいね!と思ったらスキやコメント、フォローをぜひ。よろしくお願いします。

文:シノ

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