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Z世代が教えてくれた、緊張しない方法

20代前半の人たちには「緊張」という概念がないのでは…?

4月に入社した新人デザイナーが配信ライブで自己紹介している姿を視聴しながら、そんなことを考えました。

春まで大学生だったはずなのに、彼らはあまりにも説明が上手く、とても緊張しているようには見えなかったのです。

わたしは真相を確かめるべく、緊急アンケートを実施することにしました。

この記事は、その興味深い結果を記したものです。

緊張しなかったのではなく、緊張が伝わりにくい状況だった

アンケートに答えてくれたのは、新人デザイナー5名と司会進行を務めた3年目デザイナー、計6名です。

最初の質問は、「配信ライブで緊張しましたか?」というもの。

全員、YouTubeで配信者やってますよね?というくらい慣れていたので、100%「緊張しなかった」と答えると思っていました。

ところが…ほとんど「緊張した」と回答

予想外の結果に…!

それぞれ理由も書いてもらいました。まず、「緊張した」理由。

・新しい環境で、知らない人が何十人も顔の見えない状況で一方的にライブを視聴していたから
・左上にリアルタイムで見ている人の人数がわかっていたから
・自分のことを話すのが苦手で、今話していることが聞き手にどう思われているのだろうと考えてしまうから。
・みなさんが画面越しに視聴していると想像したから。
・生配信という形式で数十人が視聴している中、やったことない司会をするという状況は、なかなか緊張しました。

ウェビナー形式の配信ライブだったので、リアルタイムの反応は変動する視聴者数のみ。

確かに、これは緊張しそうです。わたしだったら視聴者数が気になって話す内容を忘れそう…。

一方、「緊張しなかった」理由がこちら。

目の前に見えていたのが話し手のみだったからかもしれません。

聞き手の顔が見えなかったことがプラスに働いた人もいるようです。同期と一緒だから、安心感があったのかも。味方がいると思うと心強いですよね。

この回答から見えてきたのは、オンラインでは話し手と聞き手が感じる状況にギャップがあるということ。

オンラインは距離が関係なくなる、時間も空間も超えたコミュニケーションだと思っていたのですが、どうやら「緊張がダイレクトに伝わるほどは近くない」みたいです。

オンライン慣れしていると、緊張は表に出にくい

次の質問は、「オンラインでのプレゼン経験」について。これは予想どおりの結果でした。

全員がオンラインプレゼンを5回以上も経験済み

やはり、オンラインにおける経験値が高いのです。

2020年春に卒業した3年目デザイナーをのぞき、新人デザイナーは大学でオンライン授業を受けていました。

オンライン授業のほうが多かった人も

この世代だからオンラインでの場慣れ感があり、緊張が表に出にくかったのかもしれません。

緊張しがちな人へ、Z世代からのアドバイス

そして、どうしても聞きたかった質問がこちら。

「緊張しがちな人に、どんなアドバイスをしますか?」

実践できる方法やなるほど!という考え方など、素晴らしいアドバイスを書いてくれたので紹介します。

緊張をほぐしたい時
・呼吸を整える。心臓と肺を意識してゆっくり呼吸することで、多少リラックスできます。
・話す内容をあらかじめ台本レベルで考えておく、人を意識しすぎない、ゆっくり話すことを意識する

緊張で憂鬱になりそうな時
・自分もとても緊張するタチなのですが、相手にマイナスに思われたくない!と思った瞬間思考が固まることが多いと感じています。最低限の常識ある行動ができていればもう、あとはどうにでもなれ!くらいの精神です。
・機会があるのに話すことをしないより、なんでもいいから自分の意見を伝えてくれるほうが個人的にも好印象におもいます

緊張で他人の目が気になる時
・自分以外の緊張は わりと誰も気にしてない
・相手も同じ人間であり、同じように緊張しているだろうから大丈夫だよ。人は案外覚えていないから、もし失敗しても明日にはみんな忘れてるよ。

わたしはオンラインでの打ち合わせやプレゼンでド緊張するタイプなので、みんなの前向きな言葉にすごく励まされました…。

アドバイスを参考にしたら前より緊張とうまく付き合えるようになったので、この場を借りて感謝を伝えたいです。

みんな、本当にありがとう。とても助かっています。

お互いに学び合えたら

自分より若い世代と出会うのは、いつも刺激的です。

何でもすぐ吸収できて、順応性が高く、実践に活かすスピードも速い…そんな人が後輩になる。

たまたま先に入社しているからわたしは先輩なだけで、教えられることはもうほとんど知っているんじゃないか、と思うことも。

でも、アンケートを通して、実は緊張するんだな…同じ人間だったんだ…とわかりました(彼らを何だと思っていたのか)。

もしかしたら、彼らは彼らで、直面している課題が表に出にくい(出しにくい)一面を持っているのかもしれない。

せっかく同じ会社にいるのだから、お互いに学びながら、そして助け合いながら、いい仕事ができるといいなと思っています。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。スキやフォロー、コメントいつでもお待ちしています!

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文:シノ

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