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最初からバズらせようなんて、ナンセンス

SNSを運用していると、どうしても意識してしまうのが、バズるかどうか?

広告業界でもクライアントから「バズらせたいんです・・・!」みたいな要望が届くことも珍しくありません。

みなさんは、電機メーカーSHARPのTwitterアカウントをご存知だろうか?

フォロワー数は80万人を超えており、企業アカウントの中でもかなり認知度が高い。

理由は、中の人がつぶやく絶妙なツイートが、見る人の心を掴んでいるからです。

先日、この人気アカウントについて面白い話を聞きました。

noteプロデューサーの徳力さんがイベントで話していたのですが、SHARPアカウントの中の人は1日何十件もコメントのやりとりをしており、その一部がバズるのだそう。

大事なのは、1日に何十件もコメントを返す地道な作業の中で、たまにバズが起きているということなのですが、

我々はバズったツイートをタイムラインで見るので、いつもバズっているように錯覚してしまう。そして、他の企業もバズった部分だけを見てマネしようとしてしまうのです。

そこには、いい結果だけを切り取って、その裏にある地道な作業を無視してしまう危険性があります。

バズることは人気アカウントの秘訣ではありますが、日頃からのフォロワーとのやりとりが信頼を築いていることも見過ごしてはいけません。


私はこの話を聞いて、部活の先生が練習のときに浅田真央ちゃんの話をしていたことを思い出しました。

「フィギュアスケートの浅田真央ちゃんは、なんであんなに綺麗なジャンプができると思う?」

「それは、彼女が人一倍練習して、人一倍失敗したからだと思うんだよね」

何にでも通じる話ですが、SNSの運用も同じことが言えると思います。

SHARPの中の人もこう言っています。

たくさんの人に見てもらえるアカウントを育てるには、たくさん投稿して、数字を分析してそこから学び、フォロワーが増えるまでリトライを繰り返す必要があります。

最初からバズらせようとする、スケートで言えば一発で綺麗なジャンプを目指すのはナンセンスということです。



文:ハギ
@よりみちコピーライター

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