コミュニティづくりでまとまりと多様性を両立させるために必要なこと
こんにちは!
コミュニティ事業プロデューサーの石井です。
現在起業して丸10年で、下記のようなことをやっています。
そしてスポーツコミュニティの運営を初めて10年になります。
下は最近撮影したソーシャルディスタンスを踏まえた集合写真です↓↓
元々大会を目指すようなチームではなく、初心者から誰もが楽しめる場となり、スポーツの枠を超えて一人ひとりにとって心地よいサードプレイスになればという想いをもっていましたが、
レベルも年代も国籍も様々な方が集まることによる良い面もあれば、難しい部分も経験してきました。
一方、スポーツ事業者のためのオンラインが主のコミュニティを初めて5年ほどになります。
最近は定期的にオンライン交流会を開催しています↓↓
スポーツでもそれ以外のコミュ二ティでも、これまでは、比較的同じ性質の方が集まるケースが多かったとも思われますし、対象者を絞ることで価値が生まれるケースもあるでしょう。
しかし個人的には、オンラインでもオフラインでも、年代やジャンル、業種が異なる、異質な人たちが集まるコミュニティのマネージャーをする方が合っているようですし、
スポーツを通じて地域課題を解決することが難しい場合も、スポーツを通じて形成されたコミュニティによって課題解決できることもあると思っているので、多様性のあるコミュニティにやりがいや可能性を感じてきました。
最近作成したロジックモデルです↓↓
多様性を尊重するとまとまり感がなくなり、コミュニティが崩壊しかねない
というイメージを持たれるかもしれませんし、まとまりを重視すると、似たりよったりなメンバーばかりになってしまうのではと感じるかもしれませんが、
メンバーのまとまりと多様性を両立させられるコミュニティこそ、魅力があり、価値観が多様化する現代に求められるのではないかと考えています。
では、まとまりと多様性を両立させるために何が重要かというところで"価値観の明文化"に取り組んできました。
現在は、上記のように明文化していて、参加されるメンバーにもシェアしています。
まだ明文化されていなかった時には、直接批判されることもありましたし、各々でコミュニティに対する考え方や解釈がバラバラで折り合いのつけようがない経験もしました。
しかし各々の価値観は批判すべきものでもないし、メンバー全員が価値基準を完璧に一致させることは難しいでしょう。
明文化する価値基準が膨大になってしまうと、それはそれでメンバーの方は嫌になってしまうと思いますが、そこで重要になってくるのが、最低限の「絶対に譲れない価値観」を明文化しておくということです。
「コミュニティで大切にしている価値観・歓迎事項」と柔らかい表現になっていますが、実際のところは絶対に譲れない価値観であり、逆に明文化されていない部分は、柔軟に受け入れたり取り入れることも可能なケースが多いです。
年代やジャンル、業種が様々な人が集まっていると対外的には説明しているコミュニティも、最低限の価値観でつながっているからこそ成り立っているのではないかと思いますし、価値観を明文化することで他にも、既存メンバーの方も見分けができるようになったり、コミュニケーションコストが下がったりというメリットも生じますし、まだ明文化できていないという場合にはコミュニティの価値観・哲学を考えることをお薦めします。
その他、コミュニティ運営に関して、これまでは具体的に下記のような相談いただきました。
◆主催者自身に専門性がそれほど高くなくてもできるのか?
◆集客で疲弊しないか心配
◆リーダーシップがなくても本当にできるのか?
◆コミュニティの中からどうやって新しい活動を生み出すか?参加感を引き出すには?
◆メンバーからいただいた質問の全てに回答すると疲れてしまうがどのように対処すればよいか?
◆メンバーとして継続していただくために大切なことは?
◆参加者にどうやってメリットを提供していくか?メリットの生み出し方は?
◆プラットフォーム上で自己紹介をどうやってもらうか?
◆メンバー管理や会費の管理をどのようにしているか?何かシステムを使っているか?
◆フラットなコミュニティをどのようにして作っていくか?(マウントとる人が出てこないか心配)
◆コミュニティを盛り上げる秘訣は?
◆メンバーの温度差をつくらないために工夫していることはあるか?
◆事務のどの部分を外注しているのか?
◆FacebookグループとLINEグループのどちらで運営していくのがよいか?
コミュニティづくりや運営に関する相談は、常時受け付けていますが、この度、電子書籍kindle版を出版しましたので、よろしければご覧ください!
追伸
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