自分より優れた人を支援しよう!

あなたは自分より
優秀な人を支援できますか?

あるいは、
自分より優秀な人を
部下として採用出来ますか?

三国志には三顧の礼(さんこのれい)
という有名な話があります。

三顧の礼とは、
目上の人が格下の者の許に
三度も出向いて
お願いをすることです。

中国で劉備玄徳が、
諸葛亮孔明を迎える際に
三度訪ねたとする故事に
由来するそうです。

なんとしてでも
うちに来て欲しい
人材を迎え入れるのに、
年齢や立場など関係ない。

こちらから出向くのは
当たり前のことだ!

国を成長させたいという
劉備玄徳の想いの強さを感じた
名シーンでした。

諸葛亮孔明は、
とても優秀な軍師だったそうです。

『裏切りは当たり前』
といっても過言ではない
戦国の世の中で、
下手をすると劉備玄徳も
諸葛亮孔明に裏切られて
いたかもしれません。

しかし、
ここが劉備玄徳の
凄いところだと思います。

自分より優秀な人材を
認めて積極的に起用することは
ある意味勇気が必要です。

なぜか?

その人が自分より優位に
立つかも知れないからです。

それを恐れて、
自分より優秀な人を
採用しない人がいます。

これは、
社会的比較バイアスといって、
自分より優位に立つかもすれない
人を押すのを嫌がる心理です。

社会的比較バイアスについて、
こんな面白い話があります。

Aクラスの人は、
部下にAプラスの人を採用する。
つまり自分より優秀な人を採用します。

しかし、

Bクラスの人は、
部下にCクラスの人を採用する。
そのCクラスの人は、
部下にDクラスの人を採用する。
そのDクラスの人は、
部下にEクラスの人を採用する。

結果、この会社は数年後に
全員がZクラス社員に
なってしまいます。

また能力の低い人は、
自分の能力の程度を認識できない
思考の誤りを起こします。

このことからも分かるように
人を雇うときは、
こんな優秀な人扱いきれるかな?
ではなくて、

本気で組織の成長を考えるのなら、
自分より優秀な人を採用しましょう。

優秀な人材に怯えたところで、
実力がある人はどのみち、
あなたを追い越していきます。

それならば良い関係を作り
その人から学べることを、
吸収するほうが長い目で見た場合、
とてもプラスなことですよね♪

引用文献:ロルフ・ドベリー(著) 
安原美津(訳)『Think Smart』
2020年、P77ーP81


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