上司は、部下の頑張っている姿を褒めてはいけない?「識学」に出会って180度覆った自分のマネジメントスタイル!
組織マネジメント学『識学』の中で「えっ!ウソでしょ?!」と思ったベスト5に入る教えの一つ「上司は部下の頑張っている姿を褒めてはいけない」について、今回はご紹介させて頂きます。
これまでの自分は、人間は感情の生き物であり、たくさん褒めて、承認欲求を満たしてあげる事は、良い事だと信じていました。
いわゆる「モチベーション」というやつを「ガンガン上げていこう!」みたいな感じで部下と接していました。もしかすると部下は、そんな「宮川さん(私)」の方が良かったかも知れません。
しかし、このままでは、管理職の負担が大きくなるだけではなく、会社が成長できないという事を、自分でも薄々感じていました。そんな時に『識学』と出会いました。「宮川さんもう少し楽になってください」と言われたような気がしたのを覚えています。
それでは本題に入ります。
会社で実行することの順番
①お客様にサービスを提供する
②お客様から対価をいただく
③会社が給与を支払う
これが正しい順番です。
しかし現実では、
①会社が給与を払う
②お客様にサービスを提供する
③お客様から対価をいただく
このように認識している人が多いという事です。
給与をもらったら「お客様にサービスを提供する」という考えですね。
このような勘違いがあると「頑張る為には理由が必要になる」という誤解が生じます。という事は「モチベーションを上げてくれたら頑張る」「モチベーションが上がらないから頑張らない」というように上司がモチベーションを上げてくれないから…というような言い訳も発生してしまいます。しかし、今の世の中は、こんな状況だらけではないでしょうか?
解決方法
この状態を脱するには、どうすればよいか?
1.自分は誰から評価を得なければならない存在か?
2.評価を得る為に、何をいつまでにやらないといけないか?
上記2点の『ルール』を明確に認識させると共に、部下に今、自分が置かれている状況を正しく認識させる。それだけです。
私も、これらのルールを明確にするだけで、組織の機能不全を、劇的に改善する事が出来ました。ルール導入時点で「社員に嫌われる」事を恐れて、実行に移せない方も多いと聞いたことがあります。
しかし、そんな甘い考えを捨てきれないのであれば、社長はおろか、部長、課長などの管理職は今すぐ降りた方が良い!と今はしみじみと感じております。※自分への戒めです(笑)
まとめ
◎この対応が正しい
部下には「自分が何をしなければいけない存在で、どうすれば評価を上げることができるのか、それだけを考えて仕事に取り組みなさい」と伝えています。会社からモチベーションを上げてもらえないと。がんばれない人はプロじゃないので、うちの会社には必要ないとも伝えています。
最後までお読み頂き、有難うございました。
詳しくは是非、本書をお読みください☆
引用文献:株式会社識学 代表取締役 安藤広大(著)『伸びる会社は「これ」をやらない』2017年 P66-P72
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