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けっとうちが・・・あがった! その3(完結編)

血糖値、ヘモグロビンA1cを、炭水化物抜きの食事によって、9.9から5.6の正常値に105日で下げたはいいが、その後また7.6にまで上がった顛末、原因分析及び今後の対応策。

A1cの値が5.6と言う正常値になった時に、何を考えたかと言うと、次はどの程度まで炭水化物を摂取する食事をしても大丈夫なのかを検証しようと言うことだった。

これがまず間違い。
なぜなら、ヘモグロビンA1cの値は、過去3ヶ月の赤血球に付着している糖の平均値なのだ。
過去3ヶ月下がり続けて、正常値の5.6になったと言うことは、過去1ヶ月の値は、この5.6より低かったと言うことなのだ。

また反対に、9.9の値が出ていた時は、その直近の1ヶ月は、9.9以上の値だったということでもある。

こんな状態では、摂取する炭水化物がどの程度血糖値に影響しているのか計算するのが難しい。

だから、この場合やるとしたら、炭水化物抜きの食事をあと2ヶ月続け、数値が安定した時から、次の実験の取り組むべきだったのだ。
つまり、一度基準値となる体に作り替えてから、条件を変えて実験をするべきだった。

それをしないで、条件(食事内容)を変えたものだから、次の月に0.5ポイント上がって、6.1になった時も、正常値内などと思ってしまった。
実際は、3ヶ月平均で5.6から6.1になったのだから、直近1ヶ月は7ポイント以上の数値だったはずなのだ。

つまり、すでに直近1ヶ月の食生活は破綻していたのだ。
そのことに気づかずに、まだいけると錯覚してしまっていた。


その上悪いことに、この方法は、摂取する炭水化物の量をコントロールすることで、体が必要とする以上の糖を取らないようにするという戦術であるのに、余剰な糖を処分する体の能力自体が、強化されたように思い込んだことだ。

しかし、結果を見ると、体が(インスリン等の出方が良くなった)強くなったわけではなく、単に体に取り入れる糖のコントロールができていただけだった。

その結果、5.6-6.1-6.2-7.0-7.6と数値が上がってきた。
9.9から5.6まで下げた105日の努力が水の泡だわ。

ということで、仕切り直し。

今日からまた炭水化物抜きの食事とすることにする。
つまり、
1、食事には、ご飯、パン等は食べない。
2、間食も炭水化物のものは取らない(つまり間食はできない)。
3、炭酸飲料等糖分の入っているものは飲まない。
4、夜食は果物(りんご2個)までとする。
5、体に変調を覚えた時は、和菓子、ケーキ等を食べる。
6、宴席等の場合は、例外とし、朝・昼等でできるだけ調節する。

これで1月後の検診の結果を見て、思惑通り数値が下がっていれば、数値が安定するまで、この方針を維持する。

数値が安定してきたら
1、この方法を維持する。
2、食事に少量の炭水化物(茶碗半分程度)をとって適量を探す。
3、一日一食にして、その一食は、好きなものを好きなだけ食べる。

この3つの方法のどれかをやってみようかと思う。
私としては、3の「一日一食・好きなだけ」というのが、シンプルでいいかなと思っている。

大体どんなに腹減ったとしても、いっぺんに3食分は食べられない。
だから、食べ過ぎということにはならない。

また、いわゆる食事制限で7割、8割の量を食べるというやり方だと、365日いつも腹が減ってストレスが続く。
毎日まいにち、四六時中食べることを考える。
まるで、餓鬼状態。

1日一食だと、同じように(あるいはもっと)腹が減るだろうけど、毎日しっかり食べる機会があるので、いわば空腹感のリセットができる。
いくら腹が減っても、あと数時間すれば腹一杯食べられる。
これなら、我慢もできよう。

この点について、ちょっと思い出した。
前に、主治医のK先生と話していた時、先生は糖尿病対策のパンフレットを示しながら、これこれの点に注意して生活をすればいいというようなことを教えてくださった。

その時、パンフレットの一日3食を規則正しく食べるという項目を示しながら、これはしなくていいとペンでバツをつけられた。

なぜですかと聞くと、
動物は元々一日1食なのさ。ライオンなんかそうだろう。

人間が一日3食、それも決まった時間に食事をするのは、みんな工場なんかで働かせるのに都合が良いからそうなっただけだよ。
だって、みんなバラバラに好きな時間に昼飯を食べたりしたら、工場は止まってしまうだろう。と。

ただちょっと気になる点がないではない。
食事前の人はここから先は、読まない方がいいかもしれない。
炭水化物抜きの食事を徹底すると、ちょっと便通がね。
便秘になるわけじゃないけど、なんか脂っこい感じの軟便になるのな。
特に、初期の頃は。

まあ、対策として野菜サラダをガンガン食べることにしようとは思っているのだが。





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