23歳、その破壊力を失うことが怖い
「ねぇ、梶原さんって何歳なの?」
「23歳です」
「え?!?!23歳!!若いね!!!!」
私の年齢を知り、興奮気味に「23歳」というワードに反応する人たちは少なくない。正直、嫌な気はしない。だって、事実だもの。私は23歳で、若くて、体力があって、健康。
たとえ私がどのような容姿でも性格でも、若いものは若い。23歳であることに変わりはない。
23歳、という若い年齢には破壊力がある。興味を持ってもらえて、無条件に囃し立てられて、羨ましがられて。人々の心を踊らせてしまうような年齢であることを私はよく分かっている。
ところが、私が23歳でいられるのも、あと3ヶ月だけ。残り3ヶ月の23歳ライフ。足りない。まだまだ23歳でいたい。
いつか「若さ」という武器を失ったとき、私には「私」しか残らない。年齢で判断されないことは良いことなのかもしれないが、少し不安がある。
若さを失う未来の私は、きちんと中身のある人間になっているのだろうか。
コーヒー1杯くらいおごってあげるよ!という感覚でサポートいただければ泣いて喜びます。いただいたサポートでビアードパパのシュークリームを買おうと思います。