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山なし谷なしSNSで誰もが幸せになれる映画【映画レビュー】

テレビ番組で紹介されていて、気になっていたけれど見れていなかった映画をやっと見ました。
『アイアンマン』シリーズなどの監督で俳優のジョン・ファヴローが自ら監督・脚本・主演を努め、キューバサンドを売る旅をする、元一流レストランのシェフを演じるドラマ。
主人公のカールは、バツイチで短気な性格が災いしてすべてを失いますが、キューバサンドとの出会いで、息子や仲間とフードトラックで旅をしながら再起を目指します。
なので親子の再生や料理がテーマのロードムービーと評されがちな本作ですが、違った視点で見ると、SNSによって成功したマーケティングムービーだなという印象です。

この映画には、派手なシーンもなければ、悪い人は誰もいません。有名ブロガーの酷評やTwitterによって人生の転機を迎えたシェフ、インスタ映えやASMR向きな料理の数々、SNSによって父親の料理を宣伝する息子、といった具合に、SNS黎明期にありがちな人たちの淡々とした日常ともいえます。
(途中でアイアンマンことロバートダウニーJrが出てくるだけで盛り上がってしまいましたw)
そして最後は皆が意外な形でハッピーになるラスト。音楽とシーンがとても素敵で印象的でした。

見終わるとSNSマーケティングの重要性を再確認出来て、キューバサンドをフードトラックで食べたくなるでしょう。
そしてダスティン・ホフマンやスカーレット・ヨハンソンなど、割と豪華キャストだったりもするので、地味なようで印象的な映画でした^^

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インスタっぽい料理シーンが多くてお腹すきますw

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