先生(コーチ)の学校③
この先生の学校も3コマ目となりましたね。みなさんありがとうございます。早い方はきっと数分で読まれているでしょう。
ここから、まだまだヒントを落としていきますのでよろしくお願いしますね。
感情を統制できないコーチになるな。
甘やかすことに依存するな。
と偉そうにコーチングの掟みたいなものをお伝えしてしまったので、僕なりに改善策のヒントを落としていきたいと思います。
まず、感情を統制できないときは怒鳴るのではなくそのまま伝えましょう。
「コーチもそろそろ怒るよ」
「遊びたいなら反対側のプール空けるからそっちで遊んできてくれる?」
これは怒るのではなくてそろそろ感情が統制できなくなるくらいに怒ることを伝えるというコツです。これをやると先生側は気分が少し落ち着くはずです。今の自分を子どもたちに客観的に見せます。それは伝えるという言葉そのままですから大丈夫大きなダメージはありません。クレームにも繋がりません。なぜなら先生もコーチも人として相手である人や子どもに心を開いているだけだからです。
しかし、子どもは怒らせたくないからか今やっていることを省みることはします。つまり、自分たちの行いが相手を不快にさせたことを理解します。これは子どもであっても理解します。顔色や声色から微妙に感じとれるだと思います。
ですが、稀に「注意喚起」や「競争」を挑んで来る相手が居ます。というのも無理矢理でも相手を怒らせようとしてくるとか、より行動を悪化させたり悪戯をエスカレートさせるというようなことです。
ここで有効なのは子どもの責任と親の責任、先生の責任を分けるということだと思っています。子どもは悪戯をし続けていて上達することはないのでテストも不合格になる可能性が高いです。つまり、本人が不合格になり進級できないことで周囲から人形離れていくことを嫌だと思わない限り改善は不可能だと考えます。子ども責任は子どもに取らせるつもりで向き合うわけですね。
子どもの悪戯を親の責任にする先生がいますがそれは思っていてもなんの改善にもなりません。子どもを通して親に直接アプローチできるならそれでもいいですがそもそも子どもと向き合っている先生が子どもに大したアプローチができていないことが問題ですから親は関係ないとすら思います。親が悪いということはあると思っていますがコーチと子ども、先生と子どもの関係は親を介入させる必要はないと僕は思っています。そもそも親の意見がないのに親に話を聞くのは無意味とすら思うのです。親でなくても保護者の意見があるなら聞けばいいですがそれと子どもの感覚はズレていることが多いです。
ですので、子どもが言うこと聞かないなら親が悪いのではなく子どもと先生の対人関係が悪いと捉えるしかないと思います。あくまで対人関係にあるのは親と先生ではなく本人と先生だからです。
甘やかすことに依存したい話がまだですね。それの話をしましょう。
子どもをついつい甘やかすのは大人の弱さです。なぜなら、子どもは大人よりも下であると決めつけているからです。子どもは20歳から大人になるとおもっているでしょうが過去には10歳から大人扱いされていたこともあったはずです。つまり、大人になるというのは形だけのことでそれでも大人になれていない大人は山ほどいるし、子どもでも大人である場合だってあるのです。
甘やかすのは大人の弱さである。
つまり、甘やかすことで優越感を得ているであろう大人は子ども成長の邪魔ですからそんな大人になってはいけません。そんな大人が先生になんかなっちゃいけないのです。だって、子どもの発育が遅れるじゃないですか。当たり前のことですよね。でもわからない大人がいる。子どもを虫や動物や植物などのペットみたいに扱う大人を見たことがないですか。それがいい影響を与えたのを見たことが僕はありません。だから、子どもだからと甘やかすのはやめたほうがいいとここでははっきり言っておきます。
しかし、甘やかすなと一言でいっても難しい概念です。甘やかすことの幅が広すぎる。一度休憩してもいいかもしれませんね。
甘やかさないためには、やはり自立させるということです。依存させないということを目標においておくのがいいと思います。
例えですが、伏し浮き姿勢でのバタ足をすることができるようになる過程で手伝うことはいいけれど、手伝うことが当たり前になって子どもが伏し浮き姿勢すら取れなくなるのは元も子もないということです。電卓があることが当たり前の教育はしてもいいが、同時に電卓がないことが当たり前の教育もしておいたほうがいいみたいなことです。いつも電子機器があるわけではないということ。つまり、いつも先生がいる状態で生きていけるわけではないということを子どもに理解させる必要があります。それを説明するのではなく体得させるという感じですかね。
例え話で続けますが、電子機器での計算方法を教えて計算が早くなるのはいいけれど、電子機器がなくなったら掛け算や足し引きができない人間にしてはいけないということです。
顔つけができるようになったら、地に足がつかない感覚を覚えさせて、そして伏し浮き姿勢を一人でできるようにして、そしてバタ足を覚えさせる、最後には伏し浮き姿勢でのバタ足が一人でできるようになる。つまり、先生が居なくても一人で伏し浮きバタ足ができるようにする。自立させるのです。先生に依存させないし、子どもを手伝うことに依存する先生になっちゃいけないってことです。
これが甘やかすことに依存するなという話の根幹にあります。ぜひ覚えておいてください。
そろそろ次にいきましょう。少し休んでくださいね。
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