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#58 これからの時代は読書が「稼げる力」になる

こちらは一部のみの書き起こしです。 読書のコツが満載の「お悩み相談コーナー」は、Podcast限定でお届けしています。

▽本編ではこんなお悩みに回答中

💡読書教育、とてもいいと思います。全力で応援します!

💡「もっと読んで」論争についてのエピソードですが、うちも幼少期に、ありました。「もっと読んで」というか、「最後まで読んで」が多かった気がします。
シリーズで読んでとねだられていた本は、マジックツリーハウス(約150ページ)とデルトラ・クエスト(約200ページ)でしたので、「最後まで読んで」と言われつつも、2~3回に分けて読んでいた気がします。時間がかかったこともあって、これらも忘れられない本になりました。


読書=稼げる力?

先日、世界で最も多くの人が利用する語学学習サービスDuolingoの創業者でありCEOのルイス・フォン・アーン氏の来日講演に参加してきました。

その中で彼は「英語は稼げる能力だ」と言っていたんですよね。

たしかに、英語ができれば就ける職業も増えますし、グローバルに活動することだってできます。
この視点から考えると、英語は「稼げる能力」と言えるでしょう。

では、読書はどうでしょう?
読書は「稼げる能力」だと思いますか?

「読書家だからといって就職先は決まらない」「英語と違って、就活に役立つような資格もないし……」そう思われる方が多いのではないでしょうか。

読書は、お子さんの基礎的な学力だけでなく心の成長やコミュニケーション能力の向上にも役立ちます。
書いてあることを理解する力がつくので、新しいことを学ぶハードルも下げられます。
読書さえできれば、お子さんの将来は安泰とまで言えるかもしれません。

しかし、こう聞いてなお、「読書のメリットはわかるけど、それと『稼げる』かどうかは別では?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。

今回は、そんな疑問をバッチリ解決するエピソードを紹介していきます!

美容師の成功も読書で決まる!?

先日、美容院に行きました。
そのとき美容師さんが、こんな話をしてくれたんです。

💇 自分は高校を卒業して専門学校に入り、美容師になりました。
正直勉強は得意ではなかったし、「美容師になるのに勉強なんか必要ないでしょ!」って思ってました。

でも、カラー剤を理解するための化学的な知識とか、頭部の形に関する医学的な部分とか、なんだかんだ勉強って必要なんですよね。
それくらいわからないと、一生アシスタントのままなんです。
そして、そういう知識って基本的にテキストとか参考書に載っていて、本を読まないといけない。

教養がないと接客中にお客さんに合わせた話もできないし。
実際、いろんな本を読んでいる人は、接客中のコミュニケーションもすごく深くて広いんですよ。

「この人すごいな」と思っている同期がいるんですけど、すごく本を読むらしいんです。

美容師になることはできても、そのあと活躍していくためには読書が大事なんですね。
活躍どころか、本を読めないと苦労することもあるという話でした。

保護者さまの周りの方を思い浮かべてみてください。
よく本を読んでいる人ほど活躍している、そんな傾向はありませんか?

稼げる能力とキャリアの充実

先ほどの英語の話でも同じです。

英語ができることで就職活動が有利に運ぶような職業は確かにあります。
しかし、それが就職後の活躍を保証してくれるわけではありませんよね。

私の友人は、得意の英語を武器に英語科に合格したはいいものの、自分よりも英語が得意な同級生に囲まれて自信をなくしてしまった経験があるそうです。
彼女は「いつか海外で働いてみたい!」という夢を持っていたのですが、「英語が得意なだけでは『特別』になれない」と気付いて、結局日本の企業に就職しました。

▽この友人のエピソードや「自分らしさ」については、ミカタラジオ第32回をご覧ください。

英語は「稼げる能力」で、就職の選択肢は一気に広げてくれるでしょう。
でも、就職は「して終わり」ではありません。
むしろ、そのあとどう働いていくかが大事ですよね。

読書が広げる未来の可能性

「読書が役に立つのなんて、一部の職業だけでしょ?」「理系だったら関係ないよね?」そう思う方もいらっしゃるかもしれませんね。

実は、読書で身につく力やそれを活かせる場面は、どんな職業にもあるんです。

💡 EQ=組織で活躍する力
今のビジネス界では、コミュニケーションの重要性からEQ(心の知能指数)に注目が集まっています。
そして、そのEQは、物語を読むことで向上させられるという研究結果があるんです。

▽EQについては、ミカタラジオ第34回をご覧ください。

💡 読む・書くをしっかりこなす力
職場では、毎日たくさんの書類を読んだり、書いたりしますよね。
内容をすばやく正確に理解したり、読者の視点があるからこそ文章をわかりやすく書けたり……読書は、ほとんどの人が避けては通れない書類仕事をうまく進めるためにとても役立つんです。

💡 想像して寄り添う力
コミュニケーションや読書とは縁遠そうな理系の職業でも、読書は役に立ちます。
例えば、医療に関わる人は、辛い事実を患者さんにどう伝え、いかに寄り添えるかが大事ですよね。
読書経験を積むと、想像力を働かせて相手に合わせて言葉を選べるようになっていくんです。

Yondemyのメンバーも、読書で培った力を日々発揮しながらサービスの改善に努めています。

より良いアプリを作るにはどういう仕掛けが必要なのか、読書教育の良さを知ってもらうためには何に気を付けて情報を発信したらいいのか……ヒントを求めてさまざまな本や論文を読んでいます。
子育てや読書教育に関するものはもちろん、習慣化のヒントになるのではないかと、ダイエットや禁煙外来に関するものまで幅広く触れてきました。

どんな職業に就いても、本を読む人かどうかでどんどん差が生まれていきます。
そしてこの差の積み重ねが、生涯収入で平均5,000万円以上もの差を生むんです。

▽読書教育の生涯価値については、ミカタラジオ第6回をご覧ください。

読書がお子さんの成功のカギ!

英語は確かに稼げる能力です。
ただ、人生という長いスパンで見ると、読書のほうがはるかに「稼げる」んです。

特に今の子どもたちは動画世代、読書から遠ざかりがちです。
これを逆手にとると、読書ができるだけで、どんな職に就いてもその後の活躍の可能性はグッと高まるんです。

当然、教育は稼げるかどうかだけで語れるものではありません。
でも、「読書さえしていれば大丈夫」という安心感が、大人になっても学び続け、自分の興味に合わせてチャレンジするための余裕を生むんです。

▽詳しくは、ミカタラジオ第51回をご覧ください。

読書さえしていれば、将来どんな職業に就くことになっても、活躍していくことができます。
今はゆっくり楽しみながら、読書習慣を育んでおくことが大切なんです!

最新回はPodcastで先行公開しています。
『おうち読書のミカタラジオ』特設サイト

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