見出し画像

#40 知識の積み重ねが「センス」という誰にも奪われない武器になる

こちらは一部のみの書き起こしです。 読書のコツが満載の「お悩み相談コーナー」は、Podcast限定でお届けしています。

▽本編ではこんなお悩みに回答中

💡教育に流行り廃りがある、と言うのは納得です。
そんな中、読書が将来的に必ず心の支えになる教育の一つだと思いました。
ヨンデミーで読書習慣がついてきていると思います。
心に残る本との出会いを沢山して欲しいと思います。


センスの正体は知識なんです!

皆さん、周りに「センスがいい人」っていますか?

そもそも、「センスがいい」ってどういうことなんでしょう?

センスと聞くと、「才能」や「直感」というイメージがあると思います。
でも、実は、センスの正体は「知識」なんです。

特に、「ふつう」が何かを知っていればいるほど、良いものと悪いものをしっかり見分ける「センス」を持つことができます。

洋服の組み合わせを考えるのが得意な人を例に考えてみましょう。
いわゆる「王道」からはちょっと外れた組み合わせなのに、絶妙にオシャレな着こなしの人っていますよね。

そういう人は、定番の色や形の組み合わせをたくさん知った上で、「じゃあここで遊び心を持たせてみよう」と考えていくはず。
それを何度も何度も毎日繰り返しているからこそ、ほぼ考えなくてもパッと素敵な組み合わせがわかる。
そんな状態だと思うんです。

つまり、発想の土台になるのは知識だということです。

学校では身につかない!?「知識のネットワーク」

こうしたセンスにつながる知識を身につけるには、コツが2つあります。

1つは、知識の「ネットワーク」を作ること。

知識がバラバラに頭の中に並んでいる状態では、パッと引っ張り出したり、複数のものを組み合わせて判断することができません。

さっきの服の例でいえば、色の知識、組み合わせの知識など、たくさんのジャンルの知識がネットワーク状になっているからこそ、パッと「良いもの」がわかるんです。

新しい知識をひとつひとつ、もともと持っている知識に結びつける。
そうやって、ネットワークを雪だるま式に大きくしていくことがセンスを育てる鍵です。

もう1つのコツは、できるだけ早く始めること。

知識が雪だるま式に増えていくからこそ、始めるのが早ければ早いほど、知識のネットワークは大きくなっていきます。

▽雪だるま式の成長については、ミカタラジオ第17回をご覧ください。

「センス」の正体は知識とはいえど、やっぱり身に付くのには時間がかかります。
早いうちからコツコツ積み重ねた知識こそが、センスの良さを作ってくれるんです。

国語の問題もこれと同じ!?

実は、「文章題の難しさ」も、このセンスの問題と繋がっています。

学校の国語の授業はよく聞いているはずなのに、テストになるとあまり点がとれない……
初めて読む文章だと読解がうまくいかない……

こうした「文章読解のセンス」が足りないためのお悩みはとても多いですよね。

これも、学校や塾の授業だけでは、知識を「ネットワーク状」にできないことがひとつの原因なんです。

問題を解くためのコツを毎回教わっても、それらが繋がってネットワーク状になっていないと、テスト本番でパッと引き出すことが難しくなってしまいます……。

ちなみに……
この「センスを身につける難しさ」は、Yondemy創業の背景とも関わっています。

Yondemy代表の笹沼は、大学時代に家庭教師をしていました。
そのころ、どの家庭でも「先生、小学生の頃はどんな本を読んでいましたか?」と聞かれたそうです。
その理由は「文章題の成績が良くなくて、塾で『本を読みなさい』と言われたから」というものでした。

どの教科にも「読むセンス」は必要なのに、学校や塾だけではセンスづくりが足りず、自分では身につけづらい。
そんな状況を解決したい、という思いも、創業のきっかけのひとつだったんです。

幼少期の読書でセンスが育つ!

実は、読解のセンスに限らず、「読書」という知識の取り入れ方自体が、あらゆるセンスを育てるためにとっても効果的なんです。

たくさんある知識の得方のなかで、なぜ読書なのか?
それは、本の中の知識が、すでにネットワークの形をしているからなんです。

物語であればストーリーの中で、説明文であればその説明を通じて、知識はお互いに結びついた状態になっています。
お子さんは読書を通じて、それを丸ごと自分の中に取り入れることができるんです。

本で読んだ内容をもとに、日常生活で新しい知識を身につけることもできます。
また新しい本を読めば、ネットワークはどんどん広がっていきます。
早いうちから読書を始めることで、お子さんの知識のネットワークはどんどん広がり、それだけセンスも早く磨かれていきます。

楽しみながら読書する習慣がつけられていれば、実はセンスづくりの土台はばっちり!
今はまだ育ちきっていなくても、大人になっても活きる感性の基盤がしっかりと作れているんです。

最新回はPodcastで先行公開しています。
『おうち読書のミカタラジオ』特設サイト

番組へのおたよりをお待ちしています!

このテーマへの感想や、ミカタラジオ内で取り上げてほしいお題など、ぜひおたよりフォームからひとことでもお寄せください!

▽読書教育の習い事 ヨンデミーオンラインはこちらをチェック!



▽LINE公式アカウント「教えて!ヨンデミー」で、おうち読書のノウハウをお届け!
お悩みはチャットで無料相談できます✨



この記事が役に立ったら、ぜひスキ・シェア・フォローをしてください!
「スキ」を押すと、ヨンデミーの仲間たちが読書教育のヒントを教えてくれます📚✨

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?