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#64 お子さんの心の強さを育む 「物語」がくれるプレゼント

こちらは一部のみの書き起こしです。 読書のコツが満載の「お悩み相談コーナー」は、Podcast限定でお届けしています。

▽本編ではこんなお悩みに回答中

💌どうしても本を読んで欲しくて、強制的に読ませてしまったりしていますが、今日のラジオの内容では逆効果ですね、、、
どうすればよいでしょうか、、、

💌(テーマおたより「家族の読書事情、ちょこっと教えてください」)
父は科学、社会問題のノンフィクション。最近は児童書、ヤングアダルトの小説。
母はテキスト、実用書。
家族揃っての読書タイムというのはありません。

💌(テーマおたより「家族の読書事情、ちょこっと教えてください」)
特に出産してから読書をすることがめっきり減ってしまいました。
子ども達とヨンデミーで勧められた絵本を読みながら、久しぶりの読書を一緒に楽しんでいます。

💌(テーマおたより「家族の読書事情、ちょこっと教えてください」)
ヨンデミーを初めてから、親子ともに本を読む時間がとても増えました! パパも本を読むようになりました。
本を読むのが嫌いなお兄ちゃんもつられて読んでいます。



「長い目で見る力」がメンタルの強さ?

「メンタルの強い人」と聞いて、藤井総太さんやイチローさんなど、何かのプロやアスリートを思い浮かべる方は多いと思います。

日々すごい量の努力を淡々と続け、辛いことやうまくいかない時期があってもくじけず活躍し続ける……
まさにメンタルの強さのなせる技ですよね。

これは、有名人に限ったことではありません。

たとえば、お子さんが習い事の発表会に向けて練習するとき、学校でのテストに向けてコツコツ頑張るとき……
さまざまな場面で、「メンタルの強さ」は、実力を発揮するための努力を助けてくれます。

こうしたメンタルの強さ、打たれ強さを持つには、実は、あることが必要なんです。

それは、「その瞬間の良い・悪いにとらわれすぎず、長い目でものごとを見ること」です。

たとえば、何か習い事の中で、お子さんが先生に軽く叱られてしまったときを想像してみましょう。
ここで、「叱られたからもう嫌だ」と挫けず、「次はうまくできれば大丈夫」と切り替えられれば、次につなげることができます。

メンタルが強い人は、こうした切り替えや、未来への意識を持つことが上手です。

この「長い目で見る」というポイント、実はYondemyの社内でもよく実践するんです。
読書教育を広めるために、今はまだ未熟で大変なことの連続ですが、そんなときはYondemyという会社の将来についてメンバーみんなで話しています。

「将来はヨンデミーが出版社になって、お子さんが面白いと思ってくれる本を出そう!」
「全国に届けられるように、全国書店とのコラボがやりたいね」
「作文教育もやってみたい……!」

そんなふうに、将来の幸せや夢を思い浮かべると、自然と今の大変な時期も「意味がある」と思えてきます。

物語が「意味付け力」を育てる

でも、まだ幼く経験も少ないお子さんが「長い目で見る」のはなかなか難しいこと。
どうしても「今これが嫌だ」「今これをしたい!」と思ってしまうのは、自然なことです。

そんなとき、**力になるのが「物語」**なんです!

先ほどお話した、「長い目で見れば、今の自分の状況にはちゃんと意味がある」と考え直してみること。
これは、「物語化」とも言います。

物語の中では、小さな一つ一つの展開が、ストーリーに欠かせない大事な意味を持ちますよね。

『さるかに合戦』という童話を例に、少し考えてみましょう。

主人公のカニは、サルのせいで親を失ってしまいます。
カニは仇を打つために仲間を集め、知恵を絞ってサルをこらしめる、という童話です。

ストーリー全体から見れば、カニが辛い思いをしたことも、頑張って知恵を絞ったことも、欠かせない重要な意味を持っています。

このように「物語化」していく力を身につけるには、やはり「物語」に触れることが必要です。

主人公になった気持ちで1ページ1ページ読み進め、それが大きなひとつのストーリーになっていくところを楽しむ。
その過程で、お子さんは「ひとつひとつの出来事に意味がある」という視点をだんだんと持てるようになっていきます。

それが、先ほどお話しした、何か困難があったときに「これは意味があるんだ」と自力で考え直せる、メンタルの強さにつながっていくんです。

ヨンデミーメンバーが夢を膨らませることを原動力にできるのも、物語に多く触れているからこそかもしれません。

読書が「心の強さ」を作るカギ!

映画、漫画、アニメ、テレビなど、物語の触れ方はいろいろとありますよね。

でも、いちばんおすすめなのは、やはり「本」なんです。
それは、本は、ひとつひとつの出来事をじっくりと味わえるからです。

動画やテレビでは、どんどん場面は流れて、「気づいたら終わっていた!」ということもしばしば。

でも、本では、1ページごとの出来事を自力で追いかけていくので、そのぶん自分が体験しているかのようにじっくりと理解することができるんです。

もちろん、いきなり一人で完璧に理解できるわけではありません。
少しずつ習慣的に読んでいくことで、この状態に近づいていきます。

ちなみにヨンデミーでは「読書家のワザ」を使うことで、物語をはじめとした本をしっかり楽しめるようにお手伝いしています。

▽「読書家のワザ」については、ミカタラジオ第57回で詳しくお話しています。

物語を読むときのように、日々の生活でも長い目線で考えられること。
それが、お子さんの背中を押してくれます。

「あのお話では、こんな結末が待っていたな」「あのシリーズなら絶対この後にいいことがあるな」

こんなふうに物語をどんどん楽しんでいくだけで、ひとつひとつの出来事がつながって大きなストーリーを作る「物語」の視点をお子さんは身につけることができます。

これがお子さんのメンタルの強さ、打たれ強さにつながっていくんです。

最新回はPodcastで先行公開しています。
『おうち読書のミカタラジオ』特設サイト

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