よなよなzoom編集室

よなよなzoom企画・運営: 廣岡周平(pershimonhills architec…

よなよなzoom編集室

よなよなzoom企画・運営: 廣岡周平(pershimonhills architects)・工藤浩平(工藤浩平建築設計事務所)・佐藤布武(名城大学) 編集委員:名城大学佐藤布武研究室

最近の記事

第11夜 若手建築家プレゼン大会| 全体ディスカッション

この記事は、よなよなzoom#11:若手建築家プレゼン大会(2020年10月3日)で、ディスカッションされたものを編集しています。 ーー 今日は、「若手建築家プレゼン大会」です! 基本的に若手建築家だったら何もテーマを与えなくても、だいたいは自分でテーマをもって活動しているので、それを何もまとめずプレゼンしてもらったほうが面白いのではないか、という思いの会です。 ノーディレクションで、僕が学生のころから知っていたり、すごく面白そうな活動しているな、と思う人に基本的に声をか

    • 第11夜 若手建築家プレゼン大会| TOPIC3 笹田侑志さん・向山裕二さん(ULTRA STUDIO)

      この記事は、よなよなzoom#11:若手建築家プレゼン大会(2020年10月3日)で、ディスカッションされたものを編集しています。 ーー 都市文化を批評的に捉えなおしつつ、建築的介入を作りだす(笹田侑志さん、向山裕二さん/ULTRA STUDIO) 笹田:我々は3人で事務所をやっています。 向山裕二、上野有里紗、笹田侑志からなる建築コレクティブです。2013年の学生時代から一緒に事務所を構えようとは話していました。その後、別々の場所で経験を積み、2018年に再結成という

      • 第11夜 若手建築家プレゼン大会| TOPIC2 学生時代に考えたこと、そして今。(桔川卓也さん/NASCA)

        この記事は、よなよなzoom#11:若手建築家プレゼン大会(2020年10月3日)で、ディスカッションされたものを編集しています。 ーー 学生時代に考えたこと、そして今。(桔川卓也さん/NASCA) 僕は廣岡さんとは実はまだ一回くらいしかお会いしていなくて、今日は皆さんが僕の1つ下や2つ下ということで、年下の同窓会に絡まれに来たみたいな気分ですが。笑。お手柔らかにお願いします。 少し自己紹介をしますね。僕は1984年に浜松市に生まれて、その後日本大学理工学部の海洋建築

        • 第11夜 若手建築家プレゼン大会| TOPIC1 橋本尚樹さん(橋本尚樹建築設計事務所)

          この記事は、よなよなzoom#11:若手建築家プレゼン大会(2020年10月3日)でディスカッションされたものを編集しています。 ーー 卒業設計から修士論文、独立後の作品。現在までの挑戦の紹介。(橋本尚樹さん/橋本尚樹建築設計事務所) よろしくお願いします。 私は京都大学を卒業してから東京大学大学院に進学し、その後しばらく休みをとってフランスのジャン・ヌーベルの事務所で働き、戻ってきてからつい2年くらい前まで内藤廣建築設計事務所にいました。 ですから、事務所を設立してから

        第11夜 若手建築家プレゼン大会| 全体ディスカッション

          第14夜 建築・都市が老いることをどう調理するか?| 全体ディスカッション

          この記事は、よなよなzoom#14:建築・都市が老いることをどう調理するか?(2020年12月12日)でディスカッションされたものを編集しています。 ーー 廣岡:ここからは、みなさんのお話しを聞いた上でのディスカッションに入っていきたいと思います。まずは佐藤さん、口火を切ってもらえますか? TOPIC1 設計するときの時間の扱い方(廣岡周平さん/PERSHIMON HILLS architects) TOPIC2 「慣習」から建築をつくる(石川翔一さん/1-1 Arc

          第14夜 建築・都市が老いることをどう調理するか?| 全体ディスカッション

          第14夜 建築・都市が老いることをどう調理するか?| TOPIC4 活用されていない既存の建物をどう受け入れられる器にするか(嶋田光太郎さん/スキーマ建築計画)

          この記事は、よなよなzoom#14:建築・都市が老いることをどう調理するか?(2020年12月12日)でディスカッションされたものを編集しています。 ーー 活用されていない既存の建物をどう受け入れられる器にするか(嶋田光太郎/スキーマ建築計画) 私は、1989年茨城県生まれで、廣岡さんのY-GSAの後輩にあたります。横浜国立大学から大学院Y-GSAに入り、四つのスタジオ制カリキュラムの内の一つをインターンシップにあて、チリの設計事務所に半年弱勤めていました。それから日本に

          第14夜 建築・都市が老いることをどう調理するか?| TOPIC4 活用されていない既存の建物をどう受け入れられる器にするか(嶋田光太郎さん/スキーマ建築計画)

          第14夜 建築・都市が老いることをどう調理するか?| TOPIC3 都市が老いるとは生き物のようである (魚谷剛紀さん/Uo.A 一級建築士事務所)

          この記事は、よなよなzoom#14:建築・都市が老いることをどう調理するか?(2020年12月12日)でディスカッションされたものを編集しています。 ーー 都市が老いるとは生き物のようである(魚谷剛紀さん/Uo.A一級建築士事務所) Uo.Aの魚谷と申します。よろしくお願いします。 生まれは富山県富山市で、愛知工業大学の大学院を修了後関西に移り、宮本佳明建築設計事務所に務めました。そのあと独立して、今は兵庫県で設計活動をしています。 いただいたテーマについてですが、都市に「

          第14夜 建築・都市が老いることをどう調理するか?| TOPIC3 都市が老いるとは生き物のようである (魚谷剛紀さん/Uo.A 一級建築士事務所)

          第14夜 建築・都市が老いることをどう調理するか?| TOPIC2 「慣習」から建築をつくる(石川翔一さん/1-1 Architects)

          この記事は、よなよなzoom#14:建築・都市が老いることをどう調理するか?(2020年12月12日)でディスカッションされたものを編集しています。 ーー 僕は愛知県知立市の出身です。まだ田畑が多く残っています。大学院を出るまでは愛知で育ち、その後、東京の組織設計事務所に就職し、小学校や庁舎のような大きな建物の設計に携わっていました。在職中にパートナーと一緒に1-1 Architectsというコンビを組み、そこから1年で退職し、愛知に戻り、刈谷市(知立市の隣)で事務所を構え

          第14夜 建築・都市が老いることをどう調理するか?| TOPIC2 「慣習」から建築をつくる(石川翔一さん/1-1 Architects)

          第14夜 建築・都市が老いることをどう調理するか?| TOPIC1 設計するときの時間の扱い方(廣岡周平さん/PERSHIMON HILLS architects)

          この記事は、よなよなzoom#14:建築・都市が老いることをどう調理するか?(2020年12月12日)でディスカッションされたものを編集しています。 ーー 設計するときの時間の扱い方(廣岡周平さん/PERSHIMONHILLS ARCHITECTS) 今回議論したいのは、設計するときの時間の扱い方についてです。 新築がいい、改修がいい、っていうだけではなく、経年変化っていいね、っていうだけでもなく、もっと多様な時間の捉え方があるのではないかと考えています。 近代建築では

          第14夜 建築・都市が老いることをどう調理するか?| TOPIC1 設計するときの時間の扱い方(廣岡周平さん/PERSHIMON HILLS architects)

          第13夜 街の景観と建築| 全体ディスカッション

          この記事は、よなよなzoom#13:街の景観と建築(2020年11月21日)でディスカッションされたものを編集しています。 ーー ここからは全体のディスカッションに映りますね。 廣岡|日本の都市化の中でみているものを、ポジティブに捉えるという視点と、もう少し批判的に見る視点も、何に寄り添うのかという違いですよね。今あるものをどこまで信じるのか、というか。その混在も今の日本の設計の現在地でもある気がします。板坂さんは両者の結実したところなんだなと思っています。僕としても、モ

          第13夜 街の景観と建築| 全体ディスカッション

          第13夜 街の景観と建築| TOPIC5 萬玉直子さん/ondesign/ b-side studio

          この記事は、よなよなzoom#13:街の景観と建築(2020年11月21日)でディスカッションされたものを編集しています。 ーー 私の原風景 萬玉直子と申します。今回のタイトルにもなっている景観という言葉はこれまでほとんど使ってこなかったので、今日は考えるきっかけになりました。 私は、大学は関西の武庫川女子、大学院で神奈川大学に行きまして、2010年にオンデザインに所属してもう10年目になります。オンデザインでは2015年くらいまでは一人で1作品を担当し、西田さんとの対話

          第13夜 街の景観と建築| TOPIC5 萬玉直子さん/ondesign/ b-side studio

          第13夜 街の景観と建築| TOPIC4 風景 建築 制作 (板坂留五さん)

          この記事は、よなよなzoom#13:街の景観と建築(2020年11月21日)でディスカッションされたものを編集しています。 風景 建築 制作 (板坂留五さん) 景観と風景 今回のテーマを考えたとき、言葉づかいとして私の中では景観より風景という言葉を使うことが多かったです。まず、景観という言葉は景観計画やランドスケープのようなジャンルの一つのイメージが強く、計画されているものや客観的に統率の取れているもの、集落なども当てはまると考えていました。一方、私がよく使う風景という

          第13夜 街の景観と建築| TOPIC4 風景 建築 制作 (板坂留五さん)

          第13夜 街の景観と建築| TOPIC3 建物の空間と人の営みがリンクする風景(藤木俊大さん、佐屋 香織さん/PEAK STUDIO)

          この記事は、よなよなzoom#13:街の景観と建築(2020年11月21日)でディスカッションされたものを編集しています。 建物の空間と人の営みがリンクする風景(藤木俊大さん、佐屋 香織さん/PEAK STUDIO) @PEAKSTUDIO こんばんは。写真一番右の佐屋です。神奈川県の鎌倉出身で日本女子大学、日本女子大学大学院に進み、山本理顕さんの事務所に勤めたのちに独立しました。 私は鎌倉で育っていたのですが、電車に乗らなければお金をおろせないほどの不便なところに住ん

          第13夜 街の景観と建築| TOPIC3 建物の空間と人の営みがリンクする風景(藤木俊大さん、佐屋 香織さん/PEAK STUDIO)

          第13夜 街の景観と建築| TOPIC2 そこにありえたかもしれない風景(富永大毅さん/TATTA CO.,Ltd.)

          この記事は、よなよなzoom#13:街の景観と建築(2020年11月21日)でディスカッションされたものを編集しています。 そこにありえたかもしれない風景(富永大毅さん/TATTA CO.,Ltd.) 自分の風景の根幹 富永です。よろしくお願いします。僕は2005年に東工大の大学院を出て、千葉学さんと隈研吾さんの事務所で3、4年ずつ務め、2012年に自分の事務所を開設しました。 今日はまず、大学院を出る前にミュンヘンに留学していた際の話をしたいと思います。僕は千葉県の

          第13夜 街の景観と建築| TOPIC2 そこにありえたかもしれない風景(富永大毅さん/TATTA CO.,Ltd.)

          第13夜 街の景観と建築| TOPIC1 「景観」と「風景」(廣岡周平さん/PERSHIMON HILLS architects)

          この記事は、よなよなzoom#13:街の景観と建築(2020年11月21日)でディスカッションされたものを編集しています。 ーー 「景観」と「風景」(廣岡周平さん/PERSHIMONHILLS ARCHITECTS)  今日のテーマは「街の景観と建築」です。僕は風景や景観はとても大事だと思っていますが、最近の建築の議論の中でまだあまり盛り上がっていないのかなと感じています。そもそも僕の定義では、景観と風景は違うものです。「景観」とは見える物理環境すべてを指していて、「風

          第13夜 街の景観と建築| TOPIC1 「景観」と「風景」(廣岡周平さん/PERSHIMON HILLS architects)

          第4夜 この建築家知ってんのか?海外建築家紹介|全体ディスカッション

          この記事は、よなよなzoom#4「この建築家知ってんのか?海外建築家紹介(2020年5月14日開催)」でのプレゼン内容です。 よなよなzoomとは、建築家がお互いに建築について語り合う会です。ラジオみたいな感じで聞いてもらえればと思います。 今日の企画は、海外の建築家を紹介しあう会です。まだまだ日本で知られていない建築家を紹介しつつ、各建築家がどんなことを考えながら建築を考えているのか、などを語っていただければと思います。 今回は、私、廣岡周平と、以下の2名でお送りします

          第4夜 この建築家知ってんのか?海外建築家紹介|全体ディスカッション