今読むべき本

最近読んだ本の感想など/広告代理店/グロービス経営大学院MBA/3児の父親

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最近読んだ本の感想など/広告代理店/グロービス経営大学院MBA/3児の父親

最近の記事

宅急便を作った伝説の経営者

ヤマト運輸の社長として、幹部の大反対を押し切って宅急便を作った小倉昌男氏による書です。経営者の心構えとあるべき姿が描かれています。 ■はじめに『小倉昌男 経営学』  日経BP社 1999年出版 著者:小倉昌男 どんな本→運輸業界の常識を覆し、宅急便を成功させた小倉氏の経営学 今では私たちの日常で、宅急便が無いという生活というのは想像できないでしょう。Amazonや楽天、そしてメルカリなど様々なサービスを通じて私たちは家にいながら商品を受け取ることができます。 しかし宅急

    • 心と向き合うマーケティング

      自分の心と向き合うことが、他の人の心を少しだけ理解することになる。 たくさんの心と向き合い続けてきたマーケッターが贈る1冊です。 ■はじめに『「心」が分かるとモノが売れる』 どんな本→「心」の重要性を著者のエピソードと実践方法で解説 日経BP 2007年出版 著者:鹿毛 康司 最初にお伝えしておくと自分はグロービス経営大学院で本書の著者である 鹿毛氏のクラスを受講しています。そのため、主観的な紹介になってしまう部分があることをご理解頂ければ幸いです。 鹿毛氏については、

      • 経営とは、人の営みである

        「経営の根幹とは何か?」を考えさせられる骨太な一冊です。経営の本質は”人”にあると看破した著者の至言は、多くの人の記憶に残るでしょう。 ■はじめに『会社は頭から腐る―あなたの会社のよりよい未来のために「再生の修羅場からの提言」』 どんな本→企業再生の現場を経験した著者独自の経営論とリーダーシップ論 読みやすさ★★★☆☆(一般的) ダイヤモンド社 2007年出版 著者:冨山 和彦 著者は、2003年から産業再生機構のCOOとして、当時のカネボウなど41社の再建に取り組んでき

        • ワークマン快進撃の裏側を全て公開

          作業着の専門店だったワークマンが現在急成長しています。その快進撃には、同社が大切にしてきた「しない経営」の更なる進化がありました。 ■はじめに『ワークマン式「しない経営」―― 4000億円の空白市場を切り拓いた秘密』 どんな本→ワークマンを変革した著者による同社の経営哲学の解説 読みやすさ★★★★☆(読みやすい) ダイヤモンド社 2020年出版 著者:土屋 哲雄 「ワークマン女子」という言葉も聞かれ、近年はアウトドアをメインとした新しい業態の「ワークマンプラス」の店舗も増

        宅急便を作った伝説の経営者

          今日からスマホと距離を置く

          朝起きたらスマホ、通勤の往復でもとりあえずスマホ、ご飯食べるときもスマホ、寝る前もぎりぎりまでスマホを見ているという方は必読です。 ■はじめに『スマホ脳』 どんな本→スマホが人の体に引き起こす様々な問題を丁寧に解説 読みやすさ★★★★☆(読みやすい) 新潮社 2020年出版 著者:アンデシュ・ハンセン 自分が初めてiPhoneを手にしたのが2009年。そこから常にスマホが傍らにある生活を送っているのですでに12年が経っています。もはや手放すことは不可能と言っていい状態です

          今日からスマホと距離を置く

          ジョブ型って最近よく聞くけれど・・・

          このところジョブ型という言葉を聞く場面が増えたと思います。実は内容を詳しく知らないまま、これからの日本に必要だと思い込んでいませんか? ■はじめに『人事の組み立て~脱日本型雇用のトリセツ~』 どんな本→日本の人事制度の課題と目指すべき方向をズバっと指摘 読みやすさ★★★★☆(読みやすい) 日経BP 2021年出版 著者:海老原 嗣生 コロナでリモートワークが進みつつあるせいか、はたまた年功序列制度が疲弊しているせいか、ジョブ型雇用という言葉をよく聞くようになりました。日経

          ジョブ型って最近よく聞くけれど・・・

          プレゼンの真髄がここにある

          社内外で提案を行う場として、プレゼンには多くの人が悩まされているのではないでしょうか。本書はプレゼンの真髄に迫る必読の一冊です。 ■はじめに 『プロフェッショナルプレゼン。 相手の納得をつくるプレゼンテーションの戦い方』 どんな本→プレゼンや営業に関わる人が持つべきスキルと心構え 読みやすさ★★★★★(非常に読みやすい) インプレスジャパン 2008年出版 著者:小沢正光 著者は博報堂で伝説と言われるクリエイティブディレクターです。残念ながらすでに2016年に逝去されてい

          プレゼンの真髄がここにある

          仕事のセンスって何ですか?

          タイトルは直球で「『仕事ができる』とはどういうことか?」。楠木建×山口周の軽妙な対話で構成されながらも、仕事におけるセンスの本質に迫ります。 ■はじめに「仕事ができる」とはどういうことか? どんな本→言われてみればセンスって何なんだろうと思ったあなたに 読みやすさ★★★★☆(読みやすい) 宝島社 2019年出版 著者:楠木建/山口周 楠木建/山口周というビジネス書籍でも人気を誇る著者。この2人が仕事とセンスについて語るという本書自体が、すでにセンスある企画と言えるのかも

          仕事のセンスって何ですか?

          プラットフォームを学ぶための最適書

          TwitterやInstagramをチェックして、YouTubeで動画を楽しむ。私たちはの生活にプラットフォームは欠かすことができません。どのようなビジネスモデルで動いているのでしょうか。 ■はじめに『プラットフォームレボリューション ~未知の巨大なライバルとの競争に勝つために~』 プラットフォームを学ぶための最適書 読みやすさ★★☆☆☆(専門書寄り) ダイヤモンド社 2018年出版 著者:ジェフリー・G・パーカー/マーシャル・W・ヴァン・アルスタイン/サンジート・ポー

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