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どこにいても、自然界と調和ができて笑顔でいられることを目指して。

部屋の中にいなくてはならない時は、きっと誰にも訪れます。
もちろん、部屋の中にずっといたい日もあります。
その空間の中で、
自分の目・耳・鼻・口・肌から心地よさが感じられる瞬間があったら嬉しいですよね。

東京で生まれて埼玉で育ち、植物や動物や虫に囲まれて育ち、
高校を出る時から自然保護ボランティアをするなど植物大好きだった私は、
その後、東京に引っ越しをしてから大変なことに気づきました。
「東京って、土の上を歩く場所がない!」
私は緑ロスになり、土と植物を求めさまよいました(^_^;)

思えば私の母は東京の真ん中で育った女性でした。
埼玉に嫁いだ母は、さぞかし田舎暮らしが辛かったのではないかと思った時期がありましたが、
思い出の中の母は、自然の中で笑顔でした。
子供たちが釣ってきた川魚で料理したり、
庭の植物を愛でて、イナゴまで煮てくれるほど田舎ぐらしに適応していました。今思えば、ずっと都会暮らしだった母にとっては、それは幸せな時間だったのかもしれません。

そんな母の今世の最期、私の東京の家の中をお花畑にして、
その中で看取ってあげたい!と準備をしていましたが、残念ながら間に合いませんでした。もう一度だけ植物に囲まれた笑顔の母を取り戻したかったのですが。今はもう、きっとお花いっぱいの中で穏やかにいると思いますが。

私が幼い頃、母の父であるフランス料理屋を営む祖父が
カレーライスで遺児へのチャリティをしていたのを見ていたことから、
いつしか「庭で育てた植物で何か作って、人に喜んでもらえるようになりたい」と漠然と思うようになりました。
これまで色々なありがたいご縁によって繋がってきた道の終点は、
「部屋の中でもどこにいても、自然界と調和ができて笑顔でいられる」ことのお手伝いができるようになることかなと思っている私です。
私自身も、そうでありたいと願っています。









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