ヨコポン

日本の歴史文化、とりわけ江戸の庶民文化が好きです。着物を着たり、日本の景色を撮り歩いた…

ヨコポン

日本の歴史文化、とりわけ江戸の庶民文化が好きです。着物を着たり、日本の景色を撮り歩いたり、古物を集めたり、時々歴史の講演もしています!

マガジン

  • 子供との日々

  • 古物検証シリーズ

    江戸期〜昭和にかけ、個人的に集めた古物、書籍などレトロなものをあくまで個人的見解で検証した記録シリーズです。割と最近のもあります。

  • 日本の風景

    個人的に撮影した、日本各地の風景集です。

最近の記事

23/9/8【英国見聞録 よりぬき①】

[1年前の9月] イギリスを着物で闊歩する旅から一年経ちました。 やっぱり写真がおかしいです😂 自分の振り返りも兼ねて、抜粋して再掲していきます。 -------- 23/9/8 【英国見聞録よりぬき①】 先週から約1週間、イギリスに行っておりました! 目的は、友人の結婚式に出るため!そして観光も!現地ではもちろん着物で! 刺激的だった英国での日々を「英国見聞録」として、これより数日に渡りレポートさせて頂きます! しばらく英国投稿多めになりますが、何卒ご容赦を!

    • 【空を見上げて】2024/9/11

      今夜は娘の合唱練習日。 送り迎えはジープで。 秋風が気持ちいいので、夜だけどオープンにして笑 そんな特殊な状態でも娘は嫌がることなく、「気持ちいい!」と言ってくれる(今だけだろうけど笑) 帰り道、川沿いを走っていると、娘が突然叫んだ。 「ほら!星がすごいよ!!」 空を見上げると満天の星空が。 これぞ、屋根のないオープンジープの醍醐味。 走行することで流れていく町の風景、しかし、上空の星はその場に留まったまま。 この地上は動いているのに、空はとまっているコント

      • 【Jeep Life】2022/9/10 南会津

        [まとめ動画6分&長文レポート] ※以下長いですが、自分の記録も兼ねて。 9月10日秋晴れ、ジープでドライブをするには最良の季節。この機を逃すと一気に冬に向かいます。 というこで、「ジープで出かけよう!」と思い立って向かったのは南会津。 長岡のお隣ではありますが、道中は大変厳しい山道。ジープはパワステもなく、マニュアルなので手も足もヘトヘトになるのです笑 まず向かったのは、河井継之助終焉の地でもある只見へ。気持ちがよいのでオープンに。ただ日差しがすごいので笠を被った

        • 【「飲む?」「呑む?」中学生の鋭すぎる質問】

          昨日、地元の中学生が職業体験として弊社に。 半日を通して、酒の製法、歴史、文化などを伝えました。 最後、「質問はありますか?」と聞くと、一人の女の子から「前から不思議だったんですが…」と、次のような問いを… 「お酒って『飲む』と『呑む』、2つ言い方がありますよね?これってどう使い分けているんですか?」 おぉっ!!なんと鋭い質問!! そして難しい!! 国語辞典的解釈では、液体は「飲む」、個体は「呑む」といわれているそうですが、お酒の場合は「お酒を飲む」、「お酒を呑む」

        23/9/8【英国見聞録 よりぬき①】

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        • 子供との日々
          5本
        • 古物検証シリーズ
          4本
        • 日本の風景
          18本

        記事

          【若もの】1968年

          【日本歴史シリーズ 22巻「現代」1968年(昭和43年)発行】より [若もの] 日本のあちこちから、若ものたちの声がきこえてくる。 若ものたちは雑多だ。 はたらいている若ものもいる。学校で勉強している若ものもいる。男もいる。女もいる。都市の若ものもいる。漁村の若ものもいる。 かれらの職業が雑多であるように、彼らの表情も雑多だ。 笑っている顔。怒っている顔。きびしい顔。ゆるやかな顔。 しかし、この雑多さにもかかわらず、かれらはひとつの貴重な特権をわかちあっている。

          【若もの】1968年

          【子ども】1968年

          【日本歴史シリーズ 22巻「現代」1968年(昭和43年)発行】より [子ども] むかし、子どもは子どもであった。 子どもは野の草を摘み、蝶を追いかけた。子どもが「自然」であったように、子どもをとりまく環境も「自然」であった 都市という人工は、子どもの世界をも人工のものにした。子どもは、一辺50センチほどのブラウン管の輝きのなかに、花や蝶を見る。手をだしてもつかまえることのできない花や蝶を。 むかし、子どもは子どもであった。 子どもは、親からすべてを学習した。親は

          【子ども】1968年

          【都市の繁華街】1968年

          【日本歴史シリーズ 22巻「現代」1968年(昭和43年)発行】より [都市の繁華街] 都市のレジャーはおしなべて零細だ。もちろん、カネさえあれば、いくらでも豪華なレジャーがありうる。 しかし、都市の人間は、見かけほどカネをもっていないし、また、ヒマももっていない。時間も、空間も、そして費用も、すべて零細なのである。 だが、その零細な時間と空間こそが、都市の人間にとっての安息だ。数枚の百円札と引き換えに、彼らは安息を買う。 安息施設の集合は、繁華街と呼ばれる。 繁

          【都市の繁華街】1968年

          【大相撲 化粧まわし物語】

          10年前の2014年。 前職の広告制作会社時代に「大相撲のポスター」を担当させてもらっていました。 毎場所、全身全霊で取り組んでいたのでどれも思い出深いのですが、特に印象に残ったポスターがあります。 それは平成26年(2014年)の秋場所ポスター。 メインビジュアルは力士が「化粧まわし」を着け、土俵入りしている場面でした。 この頃、ポスターの力士は、その場所以前に行われた取り組みをガチンコで撮影したものを使っていました。 さらに、基本的に顔を映さないビジュアルを起用し

          【大相撲 化粧まわし物語】

          【子供の成長 パート3】※2022年

          〈子供の成長 パート1〉 〈子供の成長 パート2〉 6歳の娘は、ジャンケンが弱い。 これまで、最初は必ず「チョキ」と決まっていたからだ。しかしその後、最初が「パー」のパターンも覚え、勝負の駆け引きができるようになったと思われた。 だがしかし、それは「チョキ」か「パー」の2択からどちらかを選択するわけではなく、『最初は必ず「パー」を出す』に置き換わっただけだった。つまり、彼女の法則はあくまでシンプル、よく言えば「素直」なのだ。 だから、私が対戦する時は、こちらの思惑で

          【子供の成長 パート3】※2022年

          【船越英一郎さん、貴島明日香さん、ミュージアムに来館!その撮影裏話】

          13日の土曜、BS japanext(BS263)で放映された「おとなの嗜呑(たしのみ)」という、全国の酒蔵を巡る番組で、長岡が特集されました。 https://www.bsjapanext.co.jp/program/tasinomi/ ナビゲーターは、あの「断崖の紳士」こと船越英一郎さんと、お天気お姉さんからモデル、タレントの貴島明日香さん。 お二人が弊社のミュージアムに撮影で来館されました。 我々は今回、蔵内部をご紹介するというより、敢えてお客様との接点となるこ

          【船越英一郎さん、貴島明日香さん、ミュージアムに来館!その撮影裏話】

          【父娘の「なにか」視点】

          娘(8歳)が、 「昨日、お母さんのスマホで『桜』撮ったよ!」 と見せてくれた一枚に驚いた。 数日前、私が撮った桜の構図とほぼ同じ笑 場所は違うし、事前に見せてもいない。 娘に撮影意図を聞くと 「桜と夕焼けを入れたかった」と。 それも同じ。 お互い「なにかこれいいかも」が一緒。 これって曖昧かつ感覚的な部分だけど、この「なにか」を大切にしたい。 完全親バカですが、自分と似た視点を持ちつつあることが素直に嬉しい。 いつか、娘と撮影旅行したいなぁ。

          【父娘の「なにか」視点】

          【思いがけず「戦後最大の未解決事件」に触れた、長岡の夜】

          先日の夜、長岡駅からタクシーでの帰り。 運転手さんとの何気ないやりとりから、大変興味深い話を聞いた。 60代後半頃と思しき運転手さん、タクシー歴6年。 かつては某大手企業に経理として30年以上勤務。しかし、突如社内の抗争に巻き込まれ、あおりを受ける形で退職し、タクシーの世界へ。 今でも不本意な気持ちを抱きながらも「長年勤めたその会社で、私は誇りをもって仕事をしてきました」と語る姿は、とても誠実なお人柄。 上品な言葉遣い、丁寧な運転からも、「真面目で実直な良い人」なの

          【思いがけず「戦後最大の未解決事件」に触れた、長岡の夜】

          【娘(8歳)と「伝記マンガ」】

          娘(8歳)は今、世界の偉人本「伝記マンガ」にハマっている。 伝記といえば歴史。歴史なら基本的なことは大体把握しているつもりの私。 小学2年生の伝記なのだから、エジソンや野口英世、キュリー夫人などメジャーどころだろう、どれどれ、と思いつつ「今誰について読んでるの?」と問えば、 娘が「えっとねー」と、挙げた一例が 「アントナン・カレーム」 「クララ・シューマン」 「ジェンナー」 あたりかなー?と。 え…誰それ? 聞いたことありません😂 これらの人物について、熱心に

          【娘(8歳)と「伝記マンガ」】

          【「ゴジラ-1.0」アカデミー賞 受賞の歴史的意義】

          2024年3月11日の本日、「ゴジラ-1.0」がアカデミー賞、視覚効果賞を受賞しました。日本作品初の歴史的快挙です。 受賞の瞬間から、今も言葉にならない感銘を受けています。 それは近現代、とりわけ昭和史が好きな私としても、思うところがいくつかあるからです。長くなりますが、色々と「思うところ」を書き連ねます。 ●受賞作品の意味 今回のアカデミー賞は、原爆を生み出した「オッペンハイマー」が【作品賞】。 その原爆(水爆)から誕生した「ゴジラ-1.0」が【視覚効果賞】。VF

          【「ゴジラ-1.0」アカデミー賞 受賞の歴史的意義】

          【子供の成長 パート2】

          6歳になる娘は、最近、ジャンケンが強くなった。 これまでは最初に必ず「チョキ」を出していた。だから、こちらの思惑により勝敗の誘導が簡単にできた。 しかし、最近「パー」を覚えた。 それで私は先日、敗北した。 最初が「チョキ」なのか、「パー」なのか。 選択肢が2つになることで、私の勝率が100%から、50%になった。(ちなみに、最初に「グー」という選択肢はまだ覚えていない) 昨晩も他愛もない駆け引きがあり、ジャンケンで決めることになった。 テーマは 「デザートをお風呂

          【子供の成長 パート2】

          【子供の成長 パート1】

          6歳の娘は、ジャンケンが弱い。 最初に必ず「チョキ」を出すからだ。 「お風呂に今入るか、後にするか」といった他愛もない駆け引きの決着を、ジャンケンでつけることがある。 今すぐ入って欲しい私は、「グー」を出す。 負けた娘は、「ぐぬぬ…」という顔をする。 しかし、負けてもよい駆け引きの時は、わざと「パー」を出す。そうすることで、このシンプルな法則を娘に悟られないよう、うまくやってきた。彼女自身、大事な局面では必ず負けてしまう理由を知らなかった。 昨晩、同じく他愛もない駆

          【子供の成長 パート1】