【子供の成長 パート1】
6歳の娘は、ジャンケンが弱い。
最初に必ず「チョキ」を出すからだ。
「お風呂に今入るか、後にするか」といった他愛もない駆け引きの決着を、ジャンケンでつけることがある。
今すぐ入って欲しい私は、「グー」を出す。
負けた娘は、「ぐぬぬ…」という顔をする。
しかし、負けてもよい駆け引きの時は、わざと「パー」を出す。そうすることで、このシンプルな法則を娘に悟られないよう、うまくやってきた。彼女自身、大事な局面では必ず負けてしまう理由を知らなかった。
昨晩、同じく他愛もない駆け引きがあった。
テーマは
「今晩観ているアニメをもう1話みたい」
時間的には、もう寝なければいけない。
「遅いから、テレビ消そう」
しかし、娘は譲らない。それならと、娘から「じゃあジャンケンで決めよう」と言ってきた。
私としては、ここは勝たねばならない。
「じゃ〜んけ〜ん、ポン!」
私はもちろん「グー」を出した。
対する娘の手は…5本の指が完全に開いていた…
つまり「パー」だった。
「まさか」と、娘を見ると「ニヤリ」という顔…
「しまった…やられた!」
娘の成長を、ジャンケンの駆け引きから感じた一幕でした。敗れた私の気持ちは、完全にカイジ😂
「わたし、ジャンケン強いんだよ」
娘の言葉に、心の中で「ざわざわ…」という音が聞こえるのでありました。
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