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夢と希望をのせて

いよいよ東京オリンピック2020が開幕しましたね。
8年前東京でオリンピックが開催されることが決まった時すごく嬉しかったのを覚えています。
当時は通訳としてボランティアに参加したいなと考えていました。それから色々自分自身の変化、環境、状況の変化等が重なりボランティアに参加することはなくなりましたが、やはり今自分の生まれ育った国つまり祖国でオリンピックが開催される事に対する高揚感は消えていません。
開催前から様々な問題が生じ、そこに新型コロナウィルスの影響も相まって多くの国民がオリンピックを批判していたり、興味関心が無くなっている今の状況(いやもしかすると心の中では楽しみにしているけれど目に見えない同調圧力のようなものを各々が感じ取ってしまい口に出せないだけかもしれないけれど)が凄く悲しく感じます。もちろん何をどう考えその上でどのような行動をするのかは人の自由なんですけどね。
みんなで応援しよう!なんて事はさらさら言うつもりも無ければ思ってもいませんが僕はどのような形であれきっと後世に語り継がれる今回の特別なオリンピックが自分の生まれ育った国で開催される事を誇りに思います。先日菅総理が仰っていた「五輪を辞めることは簡単だ。」という発言がまさにそうで、何事も辞めることは簡単で、困難に立ち向かいながらやり遂げることが難しいと僕も思うので正に今日本のみならず世界中がこのような状況下だからこそ開催に特に意味があるのだと思います。
同じ意味で、何事も批判することは簡単です。何事も完璧な物はありませんから揚げ足を取れば批判は簡単にできます。でも批判している人の大半は批判をしているだけでその解決策やその後の展望を明かしません。将来性のない一時的な意見しか述べません。オリンピックを中止しろ。という意見も今都内で毎日1000人以上の新規感染者が出ている中ではある種真っ当な意見ですが中止にした場合の世界中の選手たちのアフターケアはどうするのか。小学生の頃卒業文集にオリンピックに出て金メダルをとる。と書いた人も多いのではないでしょうか。そのように人生をかけて毎日地道にトレーニングを重ねてきた人達の気持ちも考慮した上で発言しているのでしょうか。
また、中止するにあたって掛かってくる費用は全て我々国民の税金から支払われます。一説では中止による国すなわち国民が負担する費用は1750億円と言われています。そこをしっかりと了承した上で発言しているのでしょうか。
しかし批判する人の気持ちも分かります。みんな今余裕のある人なんていませんからいっぱいいっぱいになってしまっているのでしょう。そんな時こそスポーツの力が本領発揮するのでは無いのかなと僕は思います。
普段精神論や根拠の無い理屈になっていない理屈は大嫌いな僕ですがスポーツには人を勇気づける不思議な力があると思っています。これを言語化したり、具現化させることが出来ないのは悔しいですが、不思議と"夢と希望"を貰えるものだと思っています。ある種このタイミングで自国でオリンピックが開催されることは運が良かったと思っています。自分の国から世界中へ"夢と希望"を発信出来るなんてとても素敵な事だと僕は思います。
見るも見ないも自由ですがどんな物事も悪く見れば悪いように見えます。しかし逆も然りでどんな物事も少し見方を変えて良いように見れば素敵な1面な沢山見えてきます。このような世界中が暗くなっている今だからこそみんなで見方を変えて少しでも世界中がポジティブになっていけるよう切に願います。
そして僕は今回のオリンピックが史上最強のオリンピックになるとそう確信しています。

また余談ですが最後の聖火ランナーが大坂なおみさんだったのも凄く良かったですね。
正に多様性の象徴として。

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