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お利口さんって、誰なん?
誰なんですかね〜?
次女(5歳)のワクチン接種に行った時の話。
以下、担当してくれた先生と次女の会話。
******
先生「お名前は?」
次女「〇〇〇〇です。」
先生「何歳?」
次女「5歳。」
先生「お利口さんだね〜。」
******
おそらく、先生は本人確認をしたかったんだと思う。
あと、体調悪くないか?を見てたのかな?
会話して、肩のチカラを抜いてもらおう的な?
…なんですが。
お利口さん。
いや、誰なん?
お利口さんって、何なん?
となぜか一人で引っかかり、モヤモヤ。
このモヤモヤは、なんだろう?
✅お利口さんは上から目線?
お利口さんだね〜と
「言う人(先生)」と「言われる人(子ども)」
ここには、明らかな上下関係がありますよね。
先生と子どもだから、いいの?
上下関係があって、当たり前?
もしかして、次女を下に見られたことにモヤモヤした?
たとえば、注射打たれるのが大人だったとして。
名前と年齢聞いて、答えが帰ってきたとする。
その時、先生は何て言うでしょうか?
先生「お利口さんですね」
おそらく、言わないですよね。
いや、言わせねぇよ?笑
じゃあなんて言うねん、て話なんですが。
「ありがとう」
「ありがとうございます」
で、良いんじゃないかと。
ありがとうオリゴ糖でもいいし。
不必要に上下関係を出してきたことに、モヤモヤしたのかな?と。
✅お利口さんのいにしえ感?
私の勝手な思い込みかもしれないんですが…
令和の時代に、「お利口さん」って言いますか?
もしかして、死語なのかな?と。
「お利口さんだね〜」って言う人って、年配の人のイメージ。
そういえば先生も、年配の人だったような?
じゃあ、なんて言えばいいんだろう?
僕は、なんて言えばいいんだろう?
(THE YELLOW MONKEY「JAM」)
教えて、吉井さーん。
✅そもそも、お利口とは?
りこう【利口】
頭がよいこと。「―な犬」。要領がよいこと。「お―さん」(子供のききわけがよいこと)。抜け目がないこと。
お利口さん=子どものききわけがよいこと…
へぇ。
それって、めっちゃ大人都合ですよね。
ききわけがよいと、お利口さん。
ききわけが悪いと、何さんなんだろ?
屁理屈ばっか言って、面倒くさいヤツですよね。
でも、思ってしまったものは仕方ない。
そう、すべては仕方がないことなのです。
(森博嗣さんのそんな本があった。確か。)
******
「お利口さん」
先生はもしかしたら、「ありがとね〜」くらいの軽いの意味合いで、そう声をかけたのかもしれない。
きっと、そうなんだろう。
ただ、上から目線な気がするし、いにしえ感があるので、私は使わないかな〜。
と言っておきながら…
たとえば大人の都合の良いタイミングで、子どもが寝た時。
心の中でこう言っているかもしれない。
お利口さんだね〜。
〈あとがき〉
電車で子どもが静かにすごしていた時、「静かにできてえらいね」って言うのも何か違う、ってアドラー心理学(だったかな?)の本で読んだ気がします。
だって、大人に対して「静かにできてえらいね」とは言わないでしょ?みたいな内容が書かれてて、確かにそうだよなーと深く頷いた記憶があります。
これ、何の本か知ってる人いたら教えてください。(他力本願)
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