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私のnoteを読んでくださる方へ

ざっくりと自己紹介

はじめまして、井上陽子と申します。私のnoteにご興味を持っていただき、ありがとうございます。

北欧のデンマークに、2015年にやってきました。当時、妊娠8ヶ月でした。その直前まで、新聞記者としてばりばりと仕事をしていました。

夫はデンマーク人です。夫と出会ったのは、37歳の時。鎌倉のお寺での座禅会イベントで出会ったのがきっかけでした。知り合ってけっこうすぐにおつきあいを始め、しばらく遠距離恋愛を続け(私が米国赴任になったため)、妊娠がわかり、日米デンマークの3カ国の間で迷った末に、夫の故郷であるデンマークに来て出産し、今に至ります。

住まいは、首都のコペンハーゲンです。小学生の長女、幼稚園児の長男の2人の子育てをしながら、硬派な記事からやわらかいエッセイまで織り交ぜながら、物を書く仕事をしています。おかげさまで、仕事の幅は他の分野にも少しずつ広がっております。(→ご興味のある方は、ぜひ「お仕事にまつわる自己紹介」へ)。

こちらにも、かっこよく自己紹介を載せていただいております。

ウェブサイトもあります。お仕事のご依頼は、こちらからご連絡いただけます。
記事を書いた時など、近況のアップデートには、X(旧Twitter)を使っています。

物を書く仕事をしながら目指していること

結婚を機にデンマークに来た日本人の場合、フルタイムの仕事を探すのが普通です。外国人には常にビザの問題がつきまとうのですが、安定的にデンマークに住むためのビザ取得のハードルが、周辺の国と比べてもとても高いんですよね。今の基準だと、語学試験に合格していることなどに加えて、少なくとも3年半はフルタイムで仕事をしていることを証明しなくてはいけない。それに物価の高いデンマーク。共働きじゃないと家計が回らないのです。

なので私も最初は、フルタイムで雇ってもらえる就職先を普通に探そうとしていました。一般的に給料のレベルは高いし、何のつてもない国に来てしまったので、”どこかに所属している”と感じられるのは心理的にも大事だと思ったんです。仕事探しのコースに通ったり、メンターに出会ったりしたいきさつは、こちらの連載にも書いた通り。いくつかの仕事にアプライもして、うんともすんとも言ってこなかったところもあるし、丁重にお断りされたところもありました。

でも、仕事探しをしながらも、「それでいいの?」という声が消えなかったんですよね。取材対象としてすごく興味深い素材が、日本の人もきっと興味を持ちそうなテーマが、目の前にごろごろ転がっているのに、これを書かなくていいの?という。

デンマークと日本のことをよく知る人が言っていましたが、環境、雇用といった政策を考えてみても、部分的に日本と似ている欧州の他国と違って、デンマークって日本との対比がはっきりしているんです。色んな意味でアプローチがまるで違うから、インスピレーションになりやすいんでしょうね。

それに、子育てをしながら過ごしてきたデンマークでの日常の風景が、笑えること、がっかりすること、感心すること、色々含めて、現場としての面白さが詰まってるなあと思ってきました。ブレイディみかこさんの「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」を拝読した時、ビビッドな描写と内容の面白さにとても惹かれました。と同時に、自分自身のデンマークでの経験が、記憶からこぼれおちてしまう前に、そしてこれからきっと目の当たりにするであろうエピソードをすくいあげるためにも、物を書いていく場所がほしいな、という気持ちになったんです。

連載を続けるために硬派な内容の記事を取材・執筆すると同時に、エッセイとしてデンマークでの日常風景やこれまでの個人的な経験をnoteでも発信していくとなると、けっこうな時間とエネルギーが取られます。それに、私のことを知ってくださった日本やデンマークの企業から、面白いお仕事も舞い込んでくるようになりました。子育てにまだまだ時間のかかる私には、どこかの企業に就職して、さらに取材・執筆作業もやるのは厳しい。

それで、仕事探しは、順番を逆に考えてみることにしました。今の私でデンマークで仕事を探そうとするんじゃなく、物書きとしての発信を続けて、その持ち味なり専門性なりを評価してもらって、それが就職なり何かしらの組織のポジションにつながったら、そっちの方がずっといいじゃないか、と。

当面は夫に経済的な負担が偏ってしまうので、どれくらい続けられるか正直言ってわからないところもあります。でもまあ、やれるうちにやろうと、とにかく始めてみました。

noteメンバーシップで書いていること

そういうわけで、自分の興味のあるテーマで物を書きつつ、仕事の幅を広げていく大事なステップとして、2022年秋からnoteのメンバーシップをはじめました。早速メンバーになってくださった方には本当に本当に、感謝しています!

始めて半年ほどたったころ、「ジャーナリストによるnoteの活用事例」としてnote編集部にご紹介いただきました。ありがたいです。

メンバーシップ向けの記事は、Business Insiderとその周辺」「昔の私が知りたかったこと」「海外で取材し、物を書く仕事の3つのマガジンに収録しています。また、クーリエ・ジャポンでの連載「人生再デザイン@北欧」もお読みいただけます。

ただ、それぞれの記事は、メンバーシップに入ってない方でも無料で読んでいただける範囲をけっこう広く取っていますので、ぜひ目を通していただけるとうれしいです。

また、メンバーシップは月600円という設定にしていますが、ずっとメンバーになるのは経済的に厳しい、という方もいらっしゃるかと思います。noteのメンバーシップは月単位のサービスだそうなので、加入していただいた月の間は、それより前に書いた記事はすべて読めます(noteスタッフの方は"Netflixのイメージ”と説明されていました)。なので、月の初めに加入するのがお得ですね。新しい記事としてアップするのは月に1-3本程度ですので、経済的なゆとりがある月だけメンバーシップに入っていただき、時々記事に目を通していただく方法でも、もちろんうれしいです。

メンバーシップには掲示板もありますので、質問などもウェルカムです。

無料で読める記事も発信しています

noteでは、メンバーシップ向けの記事だけでなく、無料で読めるも記事も書いています。北欧暮らしの日々というマガジンには、無料で読める記事を収録しています。

また、デンマーク人夫との子育てや北欧の教育について考えるところをエッセイにしているこんな世界もあるのマガジンも、多くが無料記事です。

記事を書いたものの、どこのマガジンにもおさまらないな、という時もあるので、フォローしていただけると新しい記事に気づいてもらいやすいです。

noteの無料記事をいくつかリストアップしてみました。

また、noteではないですが、オンライン媒体に書いてきたものも無料で読めるものは多いです。

BuzzFeed Japanに寄稿した記事は、すべて無料で読めます。こちらはそのうち、北欧の男性育休についての記事です。

現在、Business Insiderで連載中の「北欧はなぜ『幸福の国』になれたのか」は、以下の1回目の記事は無料で全文が読めます。2回目以降は有料会員限定(月額890円)ですが、私のnoteメンバーシップ(月額600円)でも全文を公開しています。

こちらは、日経xwoman (日経DUAL)での連載1回目の記事です。日経BPへの会員登録をする必要がありますが、連載は無料で読めます。日経xwomanの連載で書いた話は、もう少し内容を補足しながら、「ごく個人的な話」マガジンにも掲載していこうと思っています。

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