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【自分を知る】知らないことは考えられない・ランタナを巡る知らない人との会話から

お散歩のルートに立っている街路樹の根元で、毎年今頃から長い間目を楽しませてくれるランタナ。

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写真を撮っていたら、通りがかりの70代と思しき女性に声をかけられました。

👵「綺麗よね~。たくさん咲いてるわね!」

二言三言言葉を交わしました。

その後、ふと思い出したことがありました。

以前読んでいたあるブロガーさんが、こんな風に街中で知らない人に話しかけてくる高齢者は、家で誰にも相手にされないから外で自分の存在をアピールしたがっている…とか、確かそんな主張を繰り広げていました。

これって、そのブロガーさんの脳内で展開している空想のストーリーです。

知らない人間に話しかけてくる高齢者は孤独な可哀想なヤツ…という脳内小人の協議、連想ゲームの結論ですね。(脳内小人については、下にある関連記事からどうぞ。)

このブロガーさんにはそれまでの経験から形成された高齢者に対するイメージがあって、そのイメージに合わせて空想のストーリーが展開しているわけです。

もしかしたら、この人は家族に相手にされないので外で他人に話しかけている高齢者なんて想像だけで、リアルでは一人も知らないかもしれません。

私の母もよく知らない人に話しかけていましたけれど、単に話好き、思っている事がすぐに口に出るタイプの人です。

祖母もそうだったな。

また、高齢になるにつれて、他人に警戒する気持ちや恥ずかしさなどが薄れたりして、気軽に話しかけられるようになる…というのはあるかもしれません。(これは私の推測です。)

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世の中には、自分が知らないだけで、いろんな人がいます。知らないことの方が多いですね。

思考は経験と入力されたデータ(情報)から自動的に弾き出されるので、未経験なこと、知らないことは考えられません。

これ、言われてみると当たり前だけれど、ハッとさせられますね。

思考は自分が知っている世界の中で起きています。

でも、多くの場合、自分が知っていることが全てだと思い込んで、自分の正しさを主張しているのです。(人間あるあるです。)

空想も、既にあるデータを基にしています。

因みに、最近見た日本語を話せるフランス人ユーチューバーさんのお話では、フランスでは道ですれ違った人や、例えば病院の待合室などでも、見知らぬ人と言葉を交わすのが習慣なのだそうです。(今はコロ◯で状況は違うかもですが、病院はひとつの例です。)

それをしないと失礼と感じる人もいるとか。

フランスと言っても、地域によって違うかも知れませんけれど、孤独であるなしに全く関係なく知らない人に話しかけるのが普通だ、という文化もあるのですね。

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私たちの頭の中では、本当に様々なパターン化された推測、憶測が展開していますね。😄

それが悪いこととは限らなくて、幸せのパターンもあれば、楽しいパターンもあります。

人それぞれ思考の癖があります。

今回は、思考の癖から思い込みが生じて、それが偏見になることがあるという身近な例について書いてみました。

さて、今日は私たちの脳内に、どんな想像や連想が繰り広げられるでしょうか⁉️

脳内劇場の始まりです❗️👏👏👏👏

思考の観察を楽しんでみようと思います。👀

人間って、面白いですね。☺️




それにしても、可愛いランタナ。💕(写真を後で見て、アリンコがたくさんいるのに気づきました。)

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関連記事です。

脳内小人については、私が前野隆司先生の著書から学んだ仮説を、私なりに理解した範囲で使わせていただいていますので、ご了承ください。



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