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とにかく色々なものを「片付ける」デザイナーとして生きていく

UIデザイナーやらWebデザイナーやらと名乗っておきながら唐突すぎるのですが、今年度に入ってから「整理収納アドバイザー」という資格取得に向け動き出しています。実は現時点で既に準1級まで取得しました。そのままの勢いで1級も取得するつもりです。

何故、今そんな資格を?

何故、仕事とは直接関係なさそうな資格を取ろうとしたか?かの有名な人間中心設計専門家とか、ウェブ解析士とか、あとは何だ、カラーコーディネーターとか?関係の深そうなのが他にもたくさんあるのに、ですよ。
実はそこには色々な伏線があるのですが、具体的な話は別途(気が向けば)書くとして。

同業のデザイナーさんは頷けると思うのですが、いわゆる「情報設計」というフェーズ、「情報の整理整頓」と言い換えられると思いませんか?わたし自身はそう捉えていて、ざっくり言語化すると「前提条件や要件から必要な情報を厳選し、優先順位をつけてあるべきところにキレイに収める」イメージです。なので正直、個人的には情報「設計」より「整理整頓」の方が感覚的にしっくりくるんですよね。(UIデザインにおいては「アクション」があることで、何かの機能が実行されたり別の階層に移動したりといった「現実世界にはない概念的な振る舞い」まで考えるので、そんなに単純なものじゃないよ?と言われるかもしれませんが)

そう言いながら、自分は何に基づいて情報の整理整頓をしているんだろう?感覚的に処理してしまってるところないか?・・という後ろめたさのようなものも感じていました。
で、そんな思いが蓄積した昨今。対象が「情報」であろうとなかろうと、「整理整頓」に関する理論?みたいなものがあるならこの際学んでやろうじゃないか!と思い立ったのです。(雑な説明・・笑)

いわゆる情報設計とはちょっと違うけど、Figmaのコンポーネントライブラリの整備もまさに「整理整頓」じゃないですか!

整理整頓とは、デザインの営みそのものだった

正直、しょせん趣味資格でしょ?とナメてた部分もありました。実際、テキストや講義の内容がぱっと見ほとんど「お家のお片付け」が対象で(しかも暗に女の人がする想定なのよね!)、紹介される事例や演習の想定もそういったものばかり。デザイナーという専門職が担うデザインの仕事とは、やはり程遠いのかも?なんて生意気なことを、最初は思っていました。

が、いざ講義を受けてみると、その根幹となる理論・鉄則や王道の手順は、わたしがデザインするときに用いるものとほぼ同じだということに気付かされたのです。
また、実作業に取り掛かる前のクライアントへの聞き取りや現地調査はまさに「リサーチ」「ユーザーヒアリング」に当たる部分で、その時の心構えなんかも一致していると思いました。

クライアントが、答えを持っているから。それを引き出していくの。

講師の方が何気なく仰ったお言葉。わたしもどこかで言ったことありそう笑

さらには、「使用頻度に応じて配置を決める」などといった収納の鉄則はUIデザインの原則に当てはまりますし、そのまま情報設計に適用できそうなテクニックも多々ありました。

こんな感じで「整理整頓とは、デザインの営みそのものだった」といっても過言ではないくらいの共通点があったのです。率直な体感としては、「やっぱり、そうだよね」という想定通りが半分、「え、そこまで共通する?」と想像を超えたシンクロ度合いへの驚きが3割、その他が2割、てな印象かな。

デザイナーのキャリアとして「何かに特化する」

確かに今の自分のデザインの仕事と共通する部分は多かった・・が、だからと言って「全部知ってる話だった」「何も得るものがなかった」というわけでは、断じてありません。

新しい気づきや学びももちろんあったのですが、

  • 「整理整頓」にフォーカスした具体的な方法論が、経験や直感ではない、言語化された理論に基づいて会得できたこと

  • 「整理整頓が強みです」と堂々と言えるようになること

この二点が、特に大きいです。大袈裟に聞こえるかもしれませんが、今後進んでいく道に光がさしたと言うか、拓けたような感覚さえしたのです。

少し話が飛びますが、デザイナーのキャリアで「シニア」と呼ばれるフェーズを超えた後のロールモデルって、「マネジメント側に行く」か「何かに特化する」の2択だなと思っていて。わたしの場合はフリーランスなので、2択の外側の選択肢も無限にあるわけですが・・
ぐるぐるぐるぐる悩んだ末(これもいずれ記事化して吐き出したい)、後者を選択すると決めたものの、「じゃあ何に特化するのよ?」がなかなか出てこなかったんですよね。

そんな折に、えいやっ!と半ば勢いでその世界をのぞき見てみた「整理整頓」。ややこしい話は置いておいて、勉強してて素直に楽しかったんです。
「これは突き詰めてみたい」と思えたんです。

なので、先に宣言します。わたしは「とにかく色々なものを片付けるデザイナー」になります。「色々なもの」って何やねん!ですが、たぶんね、UIだWebだと、仕事の幅を画面の中に収めてられなくなると思うのです。なので対象は絞りません。あ、あえて整理整頓と言わずに「片付ける」という言葉にしてるのは、単にリズム感がいいからです笑。

というわけで、何かを整理整頓させてくれませんか?

宣言したはいいものの、実践に移さないと何も始まりません。なので、実践の場をください。

  • 無料でやります!(1級取得までは、プロとして料金を頂戴することはできないので)

    • ただし、実績として公開することをお許しください

    • 3日以内に完了する程度の作業量とさせてください

    • 移動時間が2時間以内なら現地へ出向きますが、遠方の場合はzoomでの遠隔サポートのような形を考えています。(当方、神奈川県藤沢市住みです)

  • toBの事業としていきたいので、プライベート「以外」でお願いします。

    • 逆に仕事のための場所なら何でもいいです。倉庫、バックヤード、書棚、個人事務所(自宅の仕事スペースもOK)、等々・・

    • モノの整理整頓に限らず、アプリの仕様検討段階での情報整理、Webサイトの情報設計、Figmaのコンポーネント整理なども対象とします。整理整頓の理論が実践できれば何でも歓迎です。

まぁ正直頼むことはないなーという方も、シェア・拡散していただけると嬉しいです。実績に繋がったら、何らかのお礼をいたします。

ご連絡はXのDMもしくはFacebookのメッセンジャーからお願いします。
何卒、よろしくお願いします!

余談:片づけは「雑務」じゃない

いま、この本を読んでいます。わたしの持っている(中古のw)文庫版では帯に「片づけは雑務じゃない。『仕事そのもの』だ!」という強烈なコピーがありますが、大袈裟じゃなく「そうじゃん」と思わされました。実際に売り上げ上がるんですってよ!(ちなみにわたしは会社員時代、口酸っぱく「5S」言われてるのをスルーしてた勢ですw)

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