【おすすめ本紹介】六人の嘘つきな大学生
久しぶりに読んだ本の紹介をしてみます。読書は空き時間に少しづつしてはいますがビジネス系がどうしても多くなっていました。そんな中で少し気になるタイトルの本が紹介されていたので手に取って読んでみました。
最終選考を混乱に陥れた本当の犯人は誰なのか?そしてその目的は?というミステリー要素も楽しめますし、そもそも「就職活動」というシステムそのものの欺瞞であったりが描かれていて読み応えがあります。
就職活動は企業に選ばれるために自分の魅力や能力だったりをうまくプレゼンテーションするものです。作中でも6人の大学生が冒頭だけは非の打ち所がないような人物たちとして描かれますが、そんなものがいかに薄っぺらいものなのか告発文を通して明らかになっていきます。
どんな人間も多面的だし、数分の面接やその場限りのグループディスカッションなどで計るなんてことはそもそも無理なんだ、というのは個人的にもよく感じます。
映画化も予定されているようで、どんなキャスティングがされるのか注目していたのですが2024年11月22日公開で主演も決まっていました。主役の波多野役は予想できなかったですが、嶌役は浜辺美波が適役だと思う人は多いんじゃないでしょうか。他の4人の大学生は誰が演じるのかも気になるところです。
他のおすすめ本紹介はこちらからどうぞ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?