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「ファスト教養 10分で答えが欲しい人たち」

千円弱で購入できる本なのでぜひ皆さんも読んでみてほしいです。 自分も人と話を合わせるためにコンテンツを消費したり、知識を得ることに疑問を持っていて、今取りざたされている効率重視(うまく立ち回る、周囲を出し抜く、コスパ偏重)なモノの考え方に嫌気がさしているところでした。

以前、自分の周りにもこの本で言われている「ファスト教養」に毒されているんじゃないかと思われる人がいたことがあって、どうしてもその人のことを思いながら読んでしまいました笑  こう言っている自分だって、「ファスト教養」に毒されているのかもしれないんですが。

そもそもなぜ手っ取り早く教養を身に着けることに囚われる風潮が生まれているかも著者は書いているのですが、その背景に存在するある考え方をいくつかのサッカー選手の思考や発言も例に挙げて説明しています(おそらく著者はサッカーにも造詣の深い方でなのでは)

本書でも言及のある「中田敦彦のYoutube大学」はたしかに手っ取り早く知識を得られますし、自分もたまに見ています。一言で言って読書代行という紹介がされています。

また、ファスト教養に頼らなくても工数をかけて作られた有益なコンテンツということで紹介されていた「COTEN RADIO」は初めて知りましたがとても良いですね!

本書の最終章に書かれたファスト教養以降の思考についての提案が読めたことが良かったです。本書には紹介されていないですが、世の中のことを知れるコンテンツとしては「バイリンガルニュース」もオススメです。英語の勉強というよりも扱われるニュースが面白いです。

皆さんも読書の秋に手に取って読んでみてください!

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