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言葉の宝箱 0774【簡単に離れられないから結婚するんだ。簡単に離れられないから、離婚はあんな大事になるんだ】

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『できない男』額賀澪(集英社2020/3/30)

地方の広告制作会社で働くデザイナーの芳野荘介28歳は年齢=恋人いない歴で、仕事も中途半端な自分に行き詰まっている「できない男」。ある時、荘介の地元・夜越町と大手食品会社ローゼンブルクフードが農業テーマパークプロジェクトを立ち上げる。憧れの超一流クリエイターの南波仁志が取り仕切るブランディングチームに荘介は「地元枠」で突然放り込まれることに。南波の右腕であるアートディレクターの河合裕紀は33歳。彼もまた、独立や結婚など、その先の人生へと踏み出す覚悟が「できない男」だった。山と田圃しかない夜越町で出会った、対照的な二人の「できない男」。それぞれが抱えるダメさと格闘しながら、互いに成長していく姿を描いた大人による大人のための青春小説。

・付き合う前のデートは親善試合 P7

・格好悪いタラレバばかり浮かぶのは(略)
《今》が物足りないから P28

・好きな人と食べれば何でも美味しい P62

・自己肯定感って、子供の頃の成功体験が源じゃないですか。
大人になると自分を変えるチャンスって、びっくりするくらいない P65

・付き合ってるときと結婚してからは別物なんだ P77

・簡単に離れられないから結婚するんだ。
簡単に離れられないから、離婚はあんな大事になるんだ P94

・仕事でも趣味でも友達付き合いでも、
楽しいことがたくさんある人は、
「優先順位の低い誰かのために時間を使う」という行為が、
とてつもなく面倒になるのかもしれない P96

・本当にいいアイデアは、
降った瞬間に「ああ、これだ」と視界が開ける P126

・曖昧なのが一番面倒なことになる P126

・昔の失敗なんて振り返ってられるか。仕事だからな P136

・いい商品やサービスが自然とヒットするわけじゃない P137

・仕事も結婚も友人関係も、
結局はどんな連中とどんな風に過ごすかっていう選択なんだよ P199

・この人と一緒にいると、
俺の人生のクオリティが上がりそうだなって人と出会って、
お互いに恋愛対象になるんだったら、結婚するかもな P220

・いろんな人にいい顔をしていたら、
いい歳した大人は心機一転なんてできない P246

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