カップヌードルのマーケティング
今日はカップヌードルが発売された日。安藤百福の一言。「市場調査結果とは過去のデータの集大成にすぎない。建前意見の集約でもある。それだけで未来を決定することは危険だ」
自社の強みを理解してこそ調査の数字は意味を持ちます。そうでなけれは調査の数字に振り回されて経営方針が二転三転してしまうからです。自社のファン層がどんな点を魅力的に感じているかを理解しておく事で市場調査の数字が初めて意味を持ちます。
安藤百福はドラマでは不屈の闘志や発明意欲、アイディアマンの要素が強調されがちですが、私は数字へのバランス感覚はもっと評価されて良いと思っています。
私はとある事業分野を業界首位にした経験があります。その際にGoogle analxticsを活用しましたが、すべての数字を鵜呑みにはしませんでした。
実際に現地に赴いて調査をするとGAの結果と矛盾する反応は多々出てきます。調査会社の数字も同様の反応です。その際にこの結果はどのような意味を持つのか徹底的に考え抜き、あらゆる手段で調べました。調査結果やGAの数字を参考にしつつ、現地に足を運びまくる事で自らの立ち位置を明確化しました。現在の立ち位置を明確化する事に時間と労力を極めて使いました。理由は、数字のフィードバックと試行錯誤により経験が蓄積されて生きたデータが得られて教訓として抽出されるからです。その結果正しい判断を導く確率が高くなります。
現地に足を運んだ際は市場調査やGAでは測れないものを計測しに行きました。この辺りはいずれ #Evidence+ のセミナーなどで機会があればお話します。