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    吉岡雅哉の活動・作品についての記事をまとめています。

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最近の記事

ピンクのバイブが あらわれた!|吉岡雅哉個展「来し方行く末 ‘24春」

トーキョーワンダーサイト本郷(現TOKAS本郷、以下TWS)で2007年に開催された吉岡雅哉の個展「コンビニ畑にテレビっ子」のイベントページに、吉岡作品が以下のように紹介されている。 この展示の翌年、TWSと東京都が主催した公募「トーキョーワンダーウォール都庁2008」で、ワンダーウォール賞を受賞した吉岡は、2009年に受賞者展として東京都庁で開かれた個展で、受賞作品を展示から外されるという事態に直面することになる。 賞を授与したのはそもそも東京都であり、展示条件は受賞作

    • 展覧会が始まる|吉岡雅哉個展

      吉岡雅哉の展覧会「来し方行く末 SEASON 1 | 2023 AUTUMN」が、11月10日から始まりました。最新作を中心に'10年以降の作品を加えた約30点の構成で、吉岡の描く予測不能な世界を物語的にお届けする、シリーズ個展 第1弾です。 初日はあいにくの雨でしたが、オープンの時間からご来場いただいたり、お仕事帰りにお越しいただいたりして、ありがたかったです。 画集も早速お買い求めいただきました。いずれ作品を買えるように仕事を頑張ると言ってもらえたのが嬉しかったです。

      • 展覧会を作る|吉岡雅哉個展

        吉岡雅哉個展を、11月10日から開催します。 みんなのギャラリーでの吉岡個展は、今年7月以来の開催となります。 数か月の間隔で個展を開催することは、作家さん達にとってはそれほど珍しいことではないと思いますが、同じギャラリーでの開催というのは珍しいケースかもしれません。 短い間隔で開催することは、時間的な余裕がなくなるという意味で難しさもありますが、作家の活動に合わせた良きタイミングを考えたうえでのことならば、それもひとつのスタイルではないかと。なので、夏に続いて秋という短

        • 画集を作る|吉岡雅哉画集「思春期」

          吉岡雅哉画集を、11月10日から始まる個展の開催に合わせ発行します。 データは印刷会社へ入稿しました。今のところ予定通り進んでいます。 画集の発行は、7月に開催した吉岡雅哉個展「2011-2023」が終わった後に思い至りました。 個展「2011-2023」の余韻がまだ残っているようなときでもあり、画集を作るなら、内容は今回の個展に関するものにしようと考えました。 画集といいつつ、個展のカタログとかパンフレットとは違うのか?、ともその時点で考えました。 実際に内容をまとめ

        ピンクのバイブが あらわれた!|吉岡雅哉個展「来し方行く末 ‘24春」

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        記事

          香月恵介@シブヤピクセルアート その2

          9月15日(金)​より始まった世界最大級のピクセルアートの祭典「シブヤピクセルアート」。 メイン会場で行われている企画展「HAKKO X(発光/発酵展)」に香月恵介が参加しています。 今展では、香月の3600 Colors シリーズと、カーソルシリーズ作品の5点が展示されております。 表参道と明治通りの交差点からすぐのところにHAKKO X(発光/発酵展)会場のUNKNOWN HARAJUKUがあります。古民家の建物で周りにイベントののぼりも立っています。交通アクセスも良

          香月恵介@シブヤピクセルアート その2

          three個展『three is a magic number 20』

          2023年8月末から9月にかけて、アーティストユニット three (スリー)の20回目の個展「three is a magic number 20」が代官山蔦屋書店にて開催されました。(2023年9月10日で展示は終了) three (スリー) 2009年結成の3人組アーティストユニット。 2次元キャラクターのフィギュアを加工した造形作品や、魚型のプラ醤油差しを大量に用いたインスタレーション作品を、国内外のギャラリー、美術館、アートフェアなどで発表。 人の無自覚さとは裏腹

          three個展『three is a magic number 20』

          お月見|吉岡雅哉作品シリーズまとめ

          吉岡雅哉の作品タイトルは、同じタイトルの作品が何点も存在しており、個別のというよりもシリーズ別のようになる傾向があります。 連続したイメージとしてみることもできますし、それぞれを別個の世界のイメージとしてみることもできます。 今回は、「お月見」という作品について。 ※シリーズ全作品ではありません。 ※更新していく予定です。 7月に開催した個展「2011-2023」のレビュー記事では、アートコレクターズ編集部の「これが欲しかった」作品として、「お月見」がピックアップされま

          お月見|吉岡雅哉作品シリーズまとめ

          香月恵介@シブヤピクセルアート

          香月恵介が9月15日(金)​より渋谷・原宿周辺の複数会場で開催されるシブヤピクセルアートのメイン展「HAKKO X(発光/発酵展)」に参加します。 アートフェア東京2023で展示した3600 Colors シリーズから数点と、カーソル作品を出展する予定です。 香月恵介 2016​年 東京造形大学大学院 造形研究科美術専攻領域 修了 画像を成り立たせるピクセルと色情報、絵画を成り立たせるメディウムの存在、視ることを可能にする光の存在。適度にバランスされ、現代人が意識するこ

          香月恵介@シブヤピクセルアート

          吉岡雅哉個展「2011-2023」月刊アートコレクターズレビュー記事

          7月に開催した吉岡雅哉個展「2011-2023」のレビュー記事が月刊アートコレクターズ9月号に掲載されました。 記事を執筆された編集部 田村さんの了解を頂き、全文を本記事に掲載いたします。 吉岡雅哉 日常の景色、出来事、人物を対象に、その影響から生まれたイメージを長年に渡り描き続けている。 青の時代、囚人ファイル、お月見、思春期、庭いじり、西海岸、コンビニなど、作中のイメージ・世界観は繰り返し描かれ、完結をみない長編小説のようにシリーズ化している。 作家インスタグラム(@

          吉岡雅哉個展「2011-2023」月刊アートコレクターズレビュー記事

          国道16号線育ちです

          書店でふと見つけた一冊の文庫を、思わず購入しました。 「国道16号線」(新潮文庫) 柳瀬 博一 著 千葉市出身の私にとって16号線は馴染み深い道です。 八千代市にある高校まで自宅から1時間弱、16号線を自転車で通った思い出もあります。 本書でいうところの16号民です。 本書では、なんとなく過小評価されてきた16号線の、実は高いポテンシャルとその歴史を、様々な角度から解説されています。 16号民にとって胸躍る内容です。 個人的に音楽の歴史へと繋がる16号線の話が興味深く

          国道16号線育ちです

          庭いじり|吉岡雅哉作品シリーズまとめ

          画家 吉岡雅哉の個展を7月にギャラリーで開催しました。 個展の前は、3月にアートフェア東京で吉岡の作品を展示しました。 どちらの展示も、20年ほど前に描いた作品から最新作まで、作風の異なる大小さまざまな作品を、壁の縦横に展示しました。 どちらの展示も、制作期間の幅、作風の幅、それぞれの広さを見ることができる内容でした。 時期と作風を縦横の軸として、この記事では、一つの作品シリーズに絞り、奥行の軸に沿って吉岡作品を見ていきたいと思います。 吉岡作品のタイトルは、個別のという

          庭いじり|吉岡雅哉作品シリーズまとめ

          アーティストユニット"three"(スリー)|ディスプレイシリーズまとめ

          アーティストユニット three (スリー) のディスプレイシリーズ最新作が代官山蔦屋書店にて展示中です。 ディスプレイシリーズで使われているデバイスは様々なので、本記事では過去にどんなデバイスを素材にした作品があるのか、種類別にまとめました。 ※シリーズ全作品のまとめではありません。 記事後半では、代官山蔦屋書店で展示中の作品も紹介しています。 three (スリー) 2009年結成の3人組アーティストユニット。 2次元キャラクターのフィギュアを加工した造形作品や、魚

          アーティストユニット"three"(スリー)|ディスプレイシリーズまとめ

          ポッドキャスト|私はこんなリスナーです。

          聴き方 ポッドキャストをよく聴くようになったのは2020年頃。 基本的にSpotifyで聴いている。 2020年頃はまだインディペンデントな番組が目立っていた。 最近は大手ラジオ局が参入、Spotifyもオリジナル番組に力を入れている。 よく聴くのは30分くらいの番組が多い。通勤時間がちょうどそれくらいだからだ。 30分以上でも聴く番組はあるが、逆に10分くらいの番組は聴かない。 新しい番組を聴くときは、だいたい1話目から聴き始める。 出会ったとき既にエピソードが何十話分

          ポッドキャスト|私はこんなリスナーです。

          見えにくくて、読み取れないこと

          昨年新たに登場したthreeの「吹き出し」シリーズ。 漫画や、LINEなどのメッセージアプリでもおなじみの、吹き出しという二次元上の存在を具現化した作品です。 キャラクターフィギュアの集合体が一つの吹き出しの形を作り出しています。 『1098g』 three @333thr333 素材:フィギュア、アルミ、塩ビ、木 サイズ:W300 × D40 × H340 mm 年代:2022 Photo: ©three これらのキャラクターは、それぞれの物語の中で発したセリフがありま

          見えにくくて、読み取れないこと

          コハダの仕込み - 第一章(神奈川県綾瀬市 あやせ工業団地・第二世代編)

          ハタチの頃 築地 社長  鮨屋にさ、初めて行くときってあんじゃん。一人で行くとき。親元離れてさ。  鮨屋行ったら、何食べればいいのっちゅう話を、じゅんちゃんに聞いたことがあんだよね。いつ聞いたのか覚えてないけど。  まあ、ビール飲めるようになってからじゃん。ハタチぐらいで。東京行って。築地の周りとかでさ。  どの店行っていいか分かんないから、とりあえず俺、築地の周辺でタクシー乗るわけ。金もあんまりねえけど。 「運転手さんが好きな、鮨屋連れてってください」ってタクシーの運ちゃ

          コハダの仕込み - 第一章(神奈川県綾瀬市 あやせ工業団地・第二世代編)

          体験した気の未体験

          9月30日から始まる「アートフェアアジア福岡2022」にギャラリーで出展します。 香月恵介・吉岡雅哉・three、3組の作家の作品を出展します。 今年の春以降、それぞれの作家にフォーカスした発信を続けてきました。 今回の福岡フェアでは3組の作品が一つのブースに並ぶことになります。 ネット画像・肖像画・2次元キャラ、各作家が扱う対象は、私たちにとって、直接見たり触れたりしたことはほとんどないけれど認知できるもの、要するに知った気になっているもの、という点で共通したところがあ

          体験した気の未体験