Season's greetings - 年末のご挨拶

早いもので今年も残すところ、あと2日となりました。
日頃よりお世話になっているクライアントの方々、そしてnoteという場でご一緒していただいている皆様へ、心より感謝とお礼を申し上げます。

世界中でパンデミックが起きた2020年から3年。"withコロナ"で私たちの生活様式がどんどん変化していく中で、国内や海外で3年ぶりに行われたイベントや催しも多く、様々な楽しみも戻ってきた2022年だったのではないでしょうか。

個人的には、この2年間で55回のnoteを配信し、皆様の貴重なご意見をいただき対話できたことはありがたい体験でした。「変化を直観し、自分を転換する」とでも言えるでしょうか。始めた頃よりも、皆様との対話を重ねることに価値を感じてます。

例えば、何度もnoteのテーマとしてお伝えさせていただいた「センスメイキング理論」ですら、カールワイクが提唱したものだけでなく、現代の日本において、私なりに進化したものになってきたのではないかと思うのです。

直近のnoteで論じたワールドカップサッカーから得られた直観や、脳科学者中野信子さんやゴリラ研究家山極寿一さんの関わった森山未來氏のボーダレスな身体表現の演劇の体感。ボーダレスというものは、異なる知を生み出し、大きなパワーになるのではなっているのだと私は捉えました。

また、日常のマーケティング作業になる現場でのワークショップにて、徹底した対話を行い、ボーダレスな知（領域を飛び超える、言語で限定しない考え方）を導入すると、自分の中で腹落ちし認識領域を広げていける、価値観を変えていくことができるという実感も持ち得ました。従来までの頭だけで学ぶノウハウやハウツーではない、体感をすること。そうすることによって自分の価値観や認識レベルを広げたと実感できるのです。

皆さまと真剣な対話を繰り返し、共感し、共有して、物語化する。
ナラティブに語り得たとき、私はこの上ない幸福を感じています。

2020年から22年のまさに転換期。皆さまと noteという媒介を通して、リアルに対話しながら、ボーダレスな知を導入し、フッサールのいう「生きる意味と価値」を探索をしたのではないか、本質を追求する動きを持つことができたでないかと私は考えます。心から感謝しております。

皆様にとってよい年となることをお祈り申し上げます。
楽しい休日をお過ごしください。

黒木陽一