偏頭痛が治った話
中学生以降、いつからかわからないのですが
根詰めて勉強したり、疲れると私はすぐに頭が痛くなる子でした。
偏頭痛の発症
大学生になってからは、普段の頭痛に加えて、
年に1回偏頭痛になるようになりました。
いきなり目の前に、強い光の残像みたいなものが見えて(明るいものを見た後にしばらくその残像が残るのと同じイメージ)それによって目が見えづらいな・・というのが10分ほど続き、その後頭を殴られたかのようなズキズキと激しい痛みが突然訪れるもの。
私の場合は、吐き気も同時に襲ってきて、呼吸がしづらくなり立っていることすら困難でした。
普段の部屋の光や外の明るさでさえ、眩しいと感じ、目をあまり開けることができなくなります。
これは本当に辛くて、こうなってしまうと、"寝る"以外の方法がありません。
市販の頭痛薬も全く効かない。
横になっても、頭が痛すぎて & 気持ち悪すぎてしばらく眠れないのですが、少しでも寝ることができると症状は和らぎます。
その日はずーっと寝たとしても、次の日はだいたい後遺症のようなものがありました。
頭が重くて、少し気持ち悪いような状態。
2日経つと完全に治ります。
社会人になってからも仕事中になってしまい、早退させてもらったこともありました。
当時お客さん先の会社から自宅まで電車で1時間半かかる距離でした。
電車で帰ることは絶対に無理だとわかっていたので、頭痛と吐き気で倒れそうになりながら駅まで歩いてなんとかタクシーを拾い、1万5千円くらいかけて帰りました。笑
お金なんて気にならないくらい、本当に辛いのです・・・
普通の頭痛とは全く違い、日常生活に支障をきたす大変な病気だなと思いました。
私は当時、この頭痛が頻発することはなく、年に1回程度だったのでまだ症状としては軽い方だったと思います。
ただ、ここまでの頭痛でなくても、軽い頭痛にはしょっちゅうなっており、カバンには必ず市販の頭痛薬を入れていました。
悪化
そして、社会人5年目くらいから頭痛が悪化。
(経緯は過去の記事参照)
その後2年間でどんどん頭痛になる頻度が増えていきました。
前述のものすごくひどい頭痛は相変わらず年に1回くらいで、大体はそれを少しマシにしたようなものでした。
午後になるとだんだん頭が痛くなってきて
定時すぎる頃にはズキズキ、仕事にもならないくらい。
薬も、少し和らぐ程度であまり効きませんでした。
初めて病院へ
それまで一度も病院には行ったことはなく、年に1回なっていた頭痛が偏頭痛だということはネットで調べてそう思っていただけでした。
目がチカチカする予兆があって、10-15分でがツンと頭が痛くなる、まさにネットに書いてある通りだったからです。
でもあまりにも頭痛の頻度が多いので、親にも心配されて、一度近くの脳神経外科に行ってみました。
脳のMRIも撮りました。
幸い脳に異常はなく、血管も細部までとてもきれいでした。
先生には、
を言われました。
女性の場合はホルモンの関係で、更年期をすぎると良くなることもあるそうで、「これは一生付き合っていく病気です」と言われたことが衝撃的でした。
今まですごく健康に育ってきて、大きな病気をしたこともなければ、持病もなく、アレルギー(花粉症とか)などもなかったからです。
ここにきて持病ができた。
2つの薬を処方してもらいました。
①血圧を下げる薬 (予防薬として毎日飲む用)
血圧を下げる薬には血管の収縮を助ける働きがあるそうで、血圧に影響がないように量を少なくして飲むと、偏頭痛の予防に効果があるそうです。
これは毎日飲むように言われました。
②頭痛を緩和する薬 (痛くなってしまった後に飲む用)
これは痛みの緩和になる、いわゆる頭痛薬。
ただし、飲むタイミングが重要で、痛みが強くなる前に飲む必要がありました。
タイミングを逃すと薬は効きません。
私の場合は薬によって完全に抑えることができたことはなく、多少痛みが和らぐかな、程度でした。
市販薬が効けばそれでも良いと言われていたので、処方薬は最後の手段として、普段は市販薬で対応していました。
ただ、毎日①の薬を飲んではいたものの、頭痛の頻度はあまり変わらず。
最後の方は土日含めて週に5日以上は頭痛になっていましたし、週の半分以上は市販薬を飲む生活をしていました。
大抵寝れば良くなるのですが、薬を飲むのを我慢して夜寝ると、次の日になっても治っていないこともありました。
そういう日は朝起きあがることができず、遅刻していくことが多かったです。
頭痛の本当の原因
去年の3月に、ヨガのトレーニングのため1ヶ月ハワイのカウアイ島に行きました。
でも、自然に囲まれて仕事もせずに、ストレスフリーの生活を送っていたにも関わらず、頭痛には毎週1回なっていました。
しかも決まって大体は休みの日。
(週に1日だけ休みがあって、その日はみんなで街に行って息抜きしていました。)
トレーニング中、毎朝みんなで体調や気づきをシェアする時間があったので、それを先生に言ったら、
聞かれました。
その時は全然わからなくて答えられなかったのですが、後から考えてみて、わかったことがありました。
"自分の思い通りにいかない"
カウアイ島はすごくのどかで、お店に入ってもwifiがなかったり、メインの道が1本しかないので渋滞も多く、交通手段がバスやタクシー(台数少ない)しかなかったので、せっかくの休みの日もなかなか思い通りには行動できませんでした。
滞在していた先生のお家に帰るには、近くのバス停で全員決まった時間に集合し、そこまでお迎えにきてもらっていました。
皆で1台の車で帰るので遅刻できない、という思いがありました。
初めてきたカウアイ島で行きたいところややりたいことはありましたが、渋滞を考えるとかなり早めの行動が必要で、あまり時間がありませんでした。
先生に言われた言葉を考えた時、それが一番のストレスだったかなと思い当たりました。
・・・思い返すと仕事をしていた時も、思い通りにならないことばかりでした。
そう思って、いつもイライラ!イライラ!していたのです。
その時私は、やっと気づくことができました。
先生にも、
と言われてハッとしました。
これは自分が作り出していたんだなと。。
このことに気付いてからは、頭痛の頻度はグッと減りました。
減るどころかほぼならなくなりました。
そして、自分の思い通りにならない、という考えが湧き上がってきた時にすぐに気付けるようになりました。
「今、また思い通りにならないと思っていた!」と気付いたら、その考えは手放すようにしています。
それまで、どこに行くにも必ずカバンに頭痛薬を忍ばせていた私にとって、数年に渡る頭痛からの解放は本当に嬉しかったです。
頭痛のない状態がこんなにも心地よいのかと、感動しました。
そして、アーユルヴェーダの教えの通り、
ということを実感した体験になりました。
頭痛のもう一つの原因
頻度はかなり減ったのですが、今も頭痛になる時もあります。
でも多くても1ヶ月に1回程度なので、原因について考えるのが容易になりました。
週に5日、ほぼ毎日頭が痛かった頃は、何が原因か考えようにも難しかった・・・
そこでこの半年くらいで気付いたのが"白砂糖"です。
精製された砂糖は中毒性があり、バランスを乱すためアーユルヴェーダではおすすめしませんが、小さい頃から甘いものを食べて育ち、甘いものが大好きな私は完全に断つことができずにいました。
今は白砂糖が入っていないお菓子をなるべく選ぶようにしたり、時間がある時は自分でクッキーなどを作ったりしています。
まだまだ白砂糖との戦いは続きそうですが、原因がわかれば対策もできるので、今はだいぶ気持ちが楽になりました。
最後に
症状を薬で抑えることはできますが、残念ながら根本的な解決にはなりません・・
もっと奥深くにある原因を突き止める必要があります。
原因を取り除けば、人間の身体は自然とバランスの取れた状態に戻っていくことができるのです。
もし同じように頭痛に苦しんでいる方のヒントになれば嬉しいです。
今日も読んでいただきありがとうございました!
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