おかえりと言ってくれるあなたと、ただいまと言える場所
■2019年6月1日・2日
土日をかけて東京へ行ってまいりました。
土日の中央競馬を終えて万馬券一本。阪神は東京にリーディングが集結した影響で、「鬼の居ぬ間に洗濯」とばかりに若手や中堅の雨あられで荒れ気味だった気がします。曖昧ですみません(^▽^;)。 私は回顧が述べられるほどの知識はないです<(_ _)>
安田記念は結果として、ハイペースと見ていた展開もスロー、ダノンプレミアムが外から…の考察もアクシデントにより結果は残念。指数的にはマズマズでしたが、サクラアンプルール来てくれてたら嬉しくて泣いてましたねww
ダノンに何事もなかったようでホッとしたのも。
6月1日東京に行った一番の目的は安田記念と思いきや、
私は「音楽三昧」の一日でしたー<(_ _)>
土曜日の目的は、我が応援バンド「ヌーダピッシャーズ」おらぬだ本多さんに新境地を開いてくださったブログ漫画家「マンモスジャパン」さんの漫画にも出演している
「ぽてさらちゃん」というアーティストのライブ。
永遠の8歳。大阪を拠点に1ヶ月の半分をライブハウスや路上ライブで過ごし、最近では6/9大阪でミュージカルなどにも出演しています。8月には主役ではないものの映画の出演も。それが今度、東京では初めてになる「単独ライブ」を開くことになり、名古屋で手売りしてもらったチケットを手に東京へ。
私がみたアーティストの中で、一番マルチに活躍してるんじゃないかな?
最近はバイトも止め、「ギター一本と歌」で猫と共に生きている
小さな小さなプロフェッショナル。
初めてぽてさらちゃんに会ったのは2019年4月19日。
マンモスさんとぽてさらちゃんの応援をしているプロデューサーっぽい(失礼)「Nさん」が、漫画キャラクターとしてヌーダピッシャーズを採用するための取材も含めてライブに来てくださった翌日。
偶然にもぽてさらちゃんのライブが名古屋市港区の「夜空と月のピアス」で行われると聞き、「これは神様が行けって言ってる」と思い込みがてら、互いが応援しているアーティストのリレーツイートなんて面白いな(*´ω`*)…なんていう自己満足も込めつつ会いに行きました。
■2019年4月19日名古屋市港区「夜空と月のピアス」
その店に付けられた店の名前のイメージ通りのライブハウス。
そこにアーティストが立つと、夜空に浮かぶ月明かりに照らされたような姿になります。そのアーティストが星のようにきらめく。
ぽてさらちゃんは3番目。ここのお店の名物カレーを頂きながら待っていると・・・
演奏を邪魔しないよう、ギターを背負って腰を低くしながら「ササササ」っとやってきたぽてさらちゃん。
あああのパジャマ姿!思わずその走りを止め、
「すいませんマンモスさんのとこからきたあざらしです!」
「ああ!『今日はあざらしさんが来る』て言われてました!」
緊張気味の笑顔で返事が返ってきて
まあ、周りの顔は「???」でしたけどww
それが初めてのご挨拶になりました
楽屋らしき奥の隙間でちいさくしゃがみ
その手には黒のマジックペン。
自分の曲を焼いたCD-Rに手描きで描かれる曲名とイラスト。
物販で販売するための商品を自作しながら待つ出番。
そして出番がやってきて、アニメ「セーラームーン」のOPを自らの携帯からマイクで流し
発せられた第一声は
「ただいま!」
普段関西で活躍しているぽてさらちゃんにとっては「完全アウェイ」な名古屋。
だれも「おかえり」と言ってくれる人はいません。
静けさの中それでも笑顔で進むMC
「ぽてさらはライブ会場が我が家のように帰って来られる場所にしたいので、いつも初めにただいまっていうことが多いです。そんな思いを込めて。」
「聴いてください。アートヤード」
囁くように題名を呟いて
あんなに小さい声が、かき鳴らすギターサウンドにのって何倍にも膨れ上がって耳の奥に届く澄んだ歌声が、作られた夜空に広がっていきます。
その曲を歌い上げる彼女の目からは、狂気すら覚える力があって、彼女が流す見えない涙の様に沸き立っていて、目が離せなくなりました。
曲の中でのサビで
「歌う 歌う 今日も進みながら小さな確実な一歩」
「刻む 刻む あなたは体感する大きな濃密な一本」
ライブの予定がなく、歌わずにいたら死んでしまうと思う反面、歌う前は死にたくなるくらいの緊張や不安で嫌になる複雑なメンタルは、楽曲などを披露するアーティストや舞台に立つ経験のある方なら、誰でも持ち合わせている感情ではないかと。
それでも進み続けなければ簡単に消えていく世界で、彼女は未だに生きている。それどころか、確実に成長をしているアーティストです。
2016年のYouTubeで彼女が歌っている姿を見ましたが、「間違わずに歌う事」や「自分がどう見られているか」という不安が先行して、正直魅力は感じられなかった。
きっとその頃の路上ライブでは、彼女の唄なんて誰も無関心で足を止めることもなかったでしょう。きっとその時の彼女に出会っていたら、私もそうかもしれない。
それでも彼女は負けなかった。
その歌で誰かが進んでくれると願って。
自分も前へ進むんだと決めてバイトも辞めた。
「小さな確実な一歩」を踏み続け
一人が足を止め
そこからもう一人がライブ会場に足を運び
さらに何人もの人が彼女のCDを手にするようになった。
その結果が、土曜日の東京にあるライブハウス「下北沢ろくでもない夜」での単独ライブという形となりました。
■2019年6月1日 下北沢ろくでもない夜
完売した限定150枚のTシャツを着た熱狂的ファンが前を陣取り、東京含め地元大阪や遠方から夜行バスを乗り継いでやってきたファンが周りを埋め尽くし、
無事ライブは終了しました。
サインを求めて行列が出来る中、一人一人と笑顔で言葉を交わしながら黒のマジックペンは軽快に動いていました。物販ではNさん自らが物販のお手伝い。「プリンプリンの大冒険」のキャラクターグッズも順調に売れ、笑顔でいっぱいのライブハウスとなりました。
ぽてさらちゃんがエンディングで必ずアカペラで歌う一節
「おかえり」と言ってくれる場所が
こんな僕にもあるのならば僕はいますぐそこへ駆けていきたいよ
「ただいま」って言えるあなたが
こんな僕にもいるのならば僕はここでずっとずっと歌っていたいのだ
そしてご挨拶。
今日も生かしてくれて
愛させてくれてありがとうございました
ステージが帰る場所になりたい。
ぽてさらちゃん
その帰る場所は
あなたを見守るファンの、心の中のステージでもあるんだよ。
また、「ただいま」って言いに来てね(∩´∀`)∩♬名古屋でお待ちしてますよ!
この世界の何を以って「成功」というのかは断言できないけど
このライブの成功を「確実な1歩」「濃密な1本」にして、これからも走り続けて欲しいと思う淀です。
こんなアーティストに出会えたことに感謝。そして
後押ししてくれてるNさんとマンモスさん、この漫画を拡散してくれたプリン大魔王さまにも。
たくさんの人に会えて嬉しかった。プリンさんは競馬仲間でもあり、ちょっと恥ずかしいと笑いながら、漫画に登場する中谷さんが着ている「うどん」Tシャツを自作してきてくれる辺りに、「がんばっている人への応援愛」を感じました。プリンさんもまた、「小さな点を打ち続ける」一人でもあります。
(プリンさん・・・漫画の中谷さんと違って普通にイケメンでした。)
この単独ライブとリンクして、進行しているTwitter&ライブドアブログ掲載の漫画「プリンプリンの大冒険」「ぽてさらちゃん。て言います」も併せてお楽しみください。今日も3時のおやつに配信です!
次回は6/02日曜日での「ヌーダピッシャーズ」新曲レコーディングのお話やYouTube企画のお話でも(*´ω`*)
では、心が折れそうになっても点を打ち続ける努力を惜しまない皆様に幸運を🎶
点は打ち続ければ必ず線になるぞ。うん。
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読んでいただきありがとうございました。これをご縁に、あなたのところへも逢いに行きたいです。導かれるように。