YODAKA

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演劇の演出助手をしたりしています。映画好き。洋画メインですがnoteには観た映画の感想をふらっと書きにきたり、日々のことを書いてみたり。

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映画日記始めます。

日頃から映画を観た後にはアウトプットせねばと思い、Twitterに感想を呟いたり…Google documentにまとめたり…色々試してみるものの、なかなか上手くいかないので、noteを試してみます。 自分の勉強も兼ねて、観た映画の個人的な意見や感想をつらつらと書いてゆくので、良かったら眺めてってください。ただ、ネタバレしますし、あくまで忘備録的なので。

    • ガザで起こってること。できること。

      自分の胸が潰れそうで、投稿にいいねを押すのが精一杯でごめんなさい。 一ヶ月くらいずっと、ガザの状況を知らせる投稿に、広めるためのいいねしか押せなくて。 自分が壊れてしまうから、でも、それでも向き合いたい。 私は血を見るだけで、本気で失神して気持ち悪くなってしまう人間だし、ガザの様子を知らせる投稿はどれも悲惨で動機が止まらないけど、それでも向き合いたいから。 いいね、を押す。いいね、を押す。 お願い、お願い、広まって、お願い。って。 今ガザの人たちへの虐殺に加担しているスター

      • 私がドリーが好きな理由

        ファインディング・ニモに登場するドリー。 ナンヨウハギで、鮮やかなブルーの身体に黄色いヒレがチャーミング。 「ハーイ、あたしドリー!」と挨拶したそばからそれを忘れていって、また同じことを繰り返す忘れん坊。 私はこの映画を見るたびに、どんどんこの魚が好きになっていく。 この、物忘れの激しいナンヨウハギが愛しくて、そしてどうしても彼女に強く肩入れしてしまってしょうがない。 私の母も物忘れが激しい。 子供の送り迎えを忘れていたり、約束したことを忘れていたりする。 そしてそれをい

        • 美しき、幾何学的かつ有機体〜『ブレイキング・ザ・コード』

          美しき戯曲だった。。。数学にリスペクトを込めて、『美しい』と言いたくなってしまう。 そしてアランが次に目覚めるときは、どうか、かっこいい王子の腕の中で、いや、クリスの腕の中で目を覚ますことを切に願った。 『ブレイキング・ザ・コード』、シアタートラムにて観てまいりました。 チケット発売日をカレンダーに書き込んだほど、待ちに待った作品。 大好き亀田佳明さん主演(『タージマハルの衛兵』『ダウト』)、稲葉賀恵さん演出(『私の一ヶ月』『幽霊はここにいる』)。もう私得でしかない。 し

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          思ったよりしんどかった『ラストナイト・イン・ソーホー』

          ※『ラストナイト・イン・ソーホー』のネタバレありの感想、またそれに基づいて浮かび上がった疑問のメモです。答えはなく、自分の中の整理的な意味でも文章をまとめています。否定的な意見もありますので、この作品が好きな方はすみません…汗 『ラストナイト・イン・ソーホー』の魅力と、しんどいところ 少し前の映画だが、『ラストナイト・イン・ソーホー』を鑑賞した。 『ベイビー・ドライバー』や『ホット・ファズ』で知られるエドガー・ライト監督。 ミュージックビデオ的なテンポの良いカット編集や

          思ったよりしんどかった『ラストナイト・イン・ソーホー』

          好きな俳優さんについてのあれこれ〜ユアン・マクレガー前編〜

          さて、好きな俳優さんはたくさんおりまして、今回はその中でもユアン・マクレガー氏に焦点を当てて、魅力を存分に書き散らしていきたいと思います! どこから手をつけよう…というくらい様々な作品に出演していますが、個人的に以前書いたジェイク・ギレンホールよりも作品を選ばない俳優さんに思えますw だから彼が出ている映画を観れば絶対に面白い…とは言いづらいし、むしろ作品選び下手よね…とも思う時が多々あるんですが、そこも含めて愛しいw なるべく彼が出ている作品全てに触れられる様にしていき

          好きな俳優さんについてのあれこれ〜ユアン・マクレガー前編〜

          2022/6/18 「ムーラン・ルージュ」

          原題:Mouling Rouge! 監督:バズ・ラーマン(『ロミオ+ジュリエット』、『華麗なるギャッツビー』) 脚本:クレイグ・ピアース キャスト:サティーン…ニコール・キットマン      クリスチャン…ユアン・マクレガー ※多分ネタバレしてます。 なんとまあ、もう二回も観てしまいました。それぐらいなんか、こう、耳につくし、ビジュアル的にも印象が強い映画でした。(褒めてます) でも最初に白状します。 バズ・ラーマン監督とは、個人的にもともとめちゃくちゃ相性が悪いと思っ

          2022/6/18 「ムーラン・ルージュ」

          廻るKAMOME。

          これを書き始めたのは2021年12月5日だ。 そこからとても長い時間が経ち、『とけない』、『ハウス』、『てつたう』と神保さんとの本番が三つも終わってしまった。(なんということだ) その時間の中で修正、加筆をのろのろとしていた。それでも、ここに書いた本質的な思いはその時とあまり変わらないと思う。 別に誰に届くでもなく、ひっそりと。読みたい人が読んでくれればいい。 ラブレターだ、なんて豪語しているけれど、演出助手を志している者のとても私的な旅の日記である。 (2022.6.3 山

          廻るKAMOME。

          今日という日

          今日、という日は続いていく。 今、世界のどこかで、戦争が起こっていても。 明日、という日はどうやらやってくる。 今、どこかで家族が引き離されていても。 毎日、は続く。 夜は相変わらず静かだし、ご飯はいつも通り食べたし、いつものように稽古場に向かった。 だけど、人と人の争いで、今、誰かが死んでいる。 同じ空の下で、戦争が起こっている。 SNSのタイムラインに現れる、戦争反対の文字、文字、文字。深刻な状況を伝える文章に、胸が焼かれる。私も迷いなく、戦争反対の文字を投稿する

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          演劇って……「だからビリーは東京で」

          演劇って何を求められてるんだろうか。 いや、そもそも求められているんだろうか、何かを。 そんなことを考えた。 「だからビリーは東京で」観てきました。 蓬莱竜太さんの作品は戯曲を読んだり、映像で観たりしていたのだけど、生で観るのは初めてで、いやあ……なんだろう。 実は今回の作品、面白くなかった…というより、素直に楽しめなかった。 いや、しんどかった。 まあ、ある意味しんどいってそれだけエネルギーがあったってことだし、必ずしも悪い意味ではないんだけど。 でもこの「しんどい」

          演劇って……「だからビリーは東京で」

          生活を見直す。

          ここ最近、卒業のための副論文とこれから始まる稽古に向けての準備に追われている。色々と不安なことが多くて、甘い物が手放せない。 こうして夜遅くまで、作業をしているけれど、こういう無理もだんだんできなくなるなと思う。 これからはもっと建設的に、計画的に、自分のスケジュールを組んで、管理していかなくてはならない。 自分をコントロールすること。 自分を見定めること。 目をそらさないこと。 これが私の当面の目標である。 少しづつ、少しづつ大きくなりたい。 そういえば、今日はスパ

          生活を見直す。

          ピンクと水色のアイス

          家からでなくていい。 見た目も考えず、髪の毛はぼさぼさでいい。 ネットフリックスを立ち上げる。 ででん、と言う赤いN。 あれ、昨日風呂入ったっけ。 よく覚えてない。 ここにスプライトでもあったら最高なのに、 そうもいかず。 自動エサやり機のごとく、 情報を脳に与えていく。 インプット、input、いれて、おく けど、飽和寸前?なわけ? 四角い小さな世界に滑り込む。 もちろん身体は置いておいてね。 その間にもフラッシュするどこかの世界。 静かなピアノが信号機のごとく

          ピンクと水色のアイス

          「クルエラ」の感想と見せかけ、”悪役”について考えたこと

          原題:Cruella 監督:クレイグ・ガレスピー 脚本:アライン・ブロッシュ・マッケンナ    ジェズ・バターワース    デイナ・フォックス    ケリー・マーセル    トニー・マクラマナ    スティーブ・ジシス キャスト:エマ・ストーン…クルエラ      エマ・トンプソン…バロネス ※多分ネタバレしてます。          うーん。色んな意味で面白かったかなぁ。 というか興味深いなってところでしょうか。 正直物語としては、そこまで好きではなくて、てか途中長い

          「クルエラ」の感想と見せかけ、”悪役”について考えたこと

          好きな俳優さんについてのあれこれ

          さて、題名は「好きな俳優さんについてのあれこれ」ですが、この記事では、もっぱらジェイク・ギレンホールのことしか語りません!笑 いやあ…なんだかんだ色々な俳優さん祭りを催すのだけど、結局ジェイクに帰ってきちゃうのよね。私の中では確固たる地位を確立しつつある。 ってことで行ってみよー。 なぜ語ろうとしているか。そう、まずなぜこんなに愛を叫びたくなってしまったかというと、ジェイクの隠れた名作?を見つけてしまったからである。 時は数時間前に戻り、私は生涯お気に入り映画にランク

          好きな俳優さんについてのあれこれ

          2020/10/17 「テネット」

          原題:TENET 監督:クリストファー・ノーラン 脚本:クリストファー・ノーラン キャスト:ジョン・デヴィット・ワシントン      ロバート・パティンソン      エリザベス・デビッキ ※ネタバレ多分してます。ノーラン監督の他の作品にも触れてます。 いやはや、ノーラン監督変態。好き。笑 ってことでいろいろ感想です。 まず面白かったってのは大前提であって、そこ省略していろいろ考えたことをぶちまけると、 まず前評判で言っているより難しくは感じなかったです。(これはノーラ

          2020/10/17 「テネット」

          物語を読むことについて〜「獣の奏者」

           最近本屋さんでアルバイトを始めたのをきっかけに、以前よりも本を買うことが増えました。  私の中で本は買うものじゃなく、借りるものという意識がずーっとあったから、中々買うというところまで踏み切れなくて…だって買うと嵩張るし…一回読んだらもう読むこともあまり無いし…  小学校から中学校にかけて、本の虫と呼ばれていた私はなぜか変なプライドがあって、ハードカバーの本しか読まない!って誰に言うでもなく決めていたんですね。だから余計、買うというのは考えられなくて、学校がある時は図書館

          物語を読むことについて〜「獣の奏者」