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自分を知り、受け入れるためのステップ: 過去の出来事を見方に変える方法


はじめに


自分軸をしっかり持って生きることが大切だってよく言うけれど、そもそもどうやって自分軸って身に付くのだろう?そんな疑問が湧いてきたことはありませんか?

自分軸で生きるには、基本として、「自分を知る→自分を受け入れる」という作業が必要です。
自分を知り、自己受容し、そこで初めて自分だけの価値観(=自分軸)を作ることができるのですね。

しかし、そもそも自分って何だろう?
自分を受け入れるって、どんな自分を受け入れればいいの?と考えてしまいますよね。

そこで、自分を受け入れるための最初のステップとして、
過去の出来事を紐解き、自分を知り受け入れていくワークを今回ご紹介いたします。

自分の過去の出来事を紐解いていきながら、
自分のまわりでよく起こる出来事の共通点を見つけ、
そこから自分の思考の癖を見ていきます。

そうすることで、大人になる過程で分離してしまった自分の一部に気づき、
自分を受け入れる作業をすることができます。

この記事では、自分を知り、受け入れていくための方法について一緒に考えていきます。
まずは、最初の一歩として、
過去の出来事を見つめ直し、蓋をしてしまった本当の感情に気付きましょう。そして、そこから自分をどう受け入れていくかを探っていきます。

具体的なステップ

1. 自分を知るための第一歩:短所(だと思っていること)を見つめる

まず、少しきつい、、と感じるかもしれませんが、
自分が「短所」だと思っている部分に目を向けてみましょう。

たとえば、私の場合は「時間にルーズ」「達成が苦手」「支配的」といった「短所(だと思っていること)」がありました。
ちなみに、自分と向き合う学びを始める前は、もっと多くのことを短所だと認識していました。。

  • 《短所》
    集中力のなさ 優柔不断(仕事では改善されてきました) 慌てやすい 驚きやすい 競争が苦手 挑戦しない
    先延ばしにしやすい 少しビックマウス 内心はせっかち 家族愛があまりない 相手が望むような言葉を言ってしまうところがある 自己愛はあるのに自己肯定感が低い 異性との会話が苦手

今振り返ると、これらの短所の多くは「思い込み」だったことに気づきました。でも、当時は本当に悩んでいました。自分の短所とどう付き合っていけばいいのか、真剣に考えていました。

みなさんも、まずは自分が「短所」だと思っていることを書き出してみましょう。
ノートやスマホのメモに書き出してもいいし、忙しいときは頭の中で思い浮かべるだけでも大丈夫です。書き出したら、それをしばらく眺めてみてください。

「これって、本当に悪いことなのかな?」とか、「最近は改善してきたかも?」と思うことがあるかもしれませんが、まずはその考えを横に置いて、シンプルに「自分はこう思っているんだな」と受け止めてみてください。

2. 過去の出来事を紐解く

次に、自分がなぜその短所を「短所」として捉えるようになったのか、過去の出来事を振り返ってみましょう。過去のネガティブな出来事を思い出すのは、ちょっと辛いかもしれません。でも、それが自分を知るための重要なステップです。

たとえば、私の場合。
大学時代に、ある人から私を見て、「最近の若者はこんなにレベルが低いのかと思った」と言われたことがありました。
そのときは衝撃的でしたし、私は強い怒りと悲しみを感じました。

  • 怒り: 「何様だ!」「人を優劣で比べるな!」「私のことわかってないでしょ」

  • 悲しみ: 「そんなこと言われたくなかった」「私だって、こんな自分が嫌なんだ」

こうした感情を見つめることで、自分の中に「人から失望されることを恐れる」という性質があることや、「自分は理解されていない」という思い込みがあることに気がつくかと思います。

ちなみに、上記の「怒り」「悲しみ」の感情は自分が傷つかないように守るエゴと、幼い頃の出来事により傷ついたままの心、インナーチャイルドです。

3. 自分を受け入れる作業

このプロセスを通じて、短所として捉えていた部分が、実は自分自身を守るためのものだったり、過去の経験に根ざしたものだったりすることがわかるはずです。
ここで大切なのは、過去の自分に寄り添い、その感情を受け入れることです。
そのために、ここで第三の人格を用意します。
それが、今の大人のあなたです。

大人のあなたを通して、まるでその時の自分に寄り添うように、

•つらかったね
•それは嫌だったよね

と、寄り添ってみて下さい。

「つらかったよね」「それは嫌だったよね」と自分に優しく声をかけてあげることで、未消化だった感情が浄化され、フラットな視点を持つことができるようになります。すると、不思議なことに、自分自身に対する新たな気づきが得られるようになるのです。

例えば、その時の相手の気持ち、自分が長年こうだ!と思い込んでいた認識について、はたして本当にそうだろうか?とより高い視点で物事を見ることができ、新たな気づきが得られます。

ex(思い込みの例)….「人から失望されることを恐れる性質がある」「自分は分かってもらえないと思い込んでいる」

4. 最後に

このプロセスを続けていくと、自分の中にある「ルール」や「思い込み」に気づくことができます。
これが、自分を知り、受け入れるための鍵です。
ちなみに、お母さん(母親)との関係が深く関わっていることが多いので、そこに焦点を当ててみると、さらに深い気づきが得られるかもしれません。

さあ、まずは自分の短所を書き出すことから始めてみましょう。 自分を知り、受け入れることで、少しずつ自分軸を整えていくことができるはずです。

この記事が、皆さんの自己理解の手助けになれば幸いです。


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