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圧倒的な目的意識と熱量で走り切った人たちってその先に何を選ぶのだろうか…(20191205)

実績を内包した経験値を持ちながら進行形で取り組んでいる生業から身を下ろして、自分の周りからの評価と声を葬る覚悟で手放して1から再定義として駆け出しの気持ちからはじめる行為、不確実性の中に物凄く将来性があるなぁと最近感じる。実績を手にする前はとにかく目的意識が半端なく心の中に大きく存在していて、定量性ある数値とか世間からの認識をすぐに第3者に証明するための肩書とか資格みたいなものを達成材料の1つに走り続けるパターンは選択肢の1つとしてよくあると思う。しかしながら、1度手放した後からの創作ストーリーには鼻からそんなものは求めていない場合が結構多いと思っていて、それは自立型秩序形成を目指す環境を目指そうとか、自分の価値は他に依拠しているんだなとか、人に迷惑をかけないようにしようとか、そういうテーマとか気付きとかが現れてくる気がする。


『今の人間関係がめんどくさいからこれからは自由気ままに行きていこう。』ってのは今の時代にあたかも即したセリフに聞こえがちだけど、まぁこれも発言する人のペルソナとか人生経歴みたいなものによって僕の捉え方や内容は大きく変わる。"勝手"と"自由"を物凄く履き違えまくってる不寛容と理解の狭さをこのセリフで自己肯定してる人もいれば、"自由"を『お前はそうなんだな。うんうん、ならそれでいいんじゃない?』みたいな感覚で捉えている懐が深いとか来るもの拒まず精神を持ってるように見える人もいる。
寛容でいようってのは多分何となく思ったことある人いるだろう。けれど、そんなこと言われてみんな他人に寛容になったら討論番組とかこの世から需要なくなって消えてる気がするから、今は多分難しい話なんだよなぁと思う。落合陽一先生の言う"多様性を阻害する多様性"って話も何となくわかる。社会秩序の維持を無視した自由という名の棒を振りかざして動き回る人が履き違えていることと似ている気がする。

じゃあ本人が為しているその対象に目を向けて、『今やってることを捨てようぜ!』とか『新しいことにチャレンジしようぜ!』みたいなことは言いたいと思っていないし、『変化を恐れるな!』とか『変わり続けろ!』とか伝えたいわけでもない。ただただ自分が身を置く環境下で『これはおかしくない?』みたいな"視力"と、自分なりの"社会維持"みたいな認識を持っていればいいと個人的には思っている。社会維持はそりゃそうでしょうと思われるけど、前者の疑問視みたいな感覚は勘違いがあると実生活で遭遇する経験から感じている。変化が早い時代だから変化がどんどん受け入れられているのは事実だと思うし、悪いことが良い方向へ進むのは素晴らしいことだと思うけど、例えば新しいアイディアを出すことは"新しいアイディアを出すこと"が目的なんじゃなくて"目の前の問題を解決する手段としてアイディア"が必要なわけだし、ある意味ニーズ駆動型の取り組みって『こいつ(問題の解決策)をどうやって作るか?』→『何かいい解決策あるかな?』→『このアイディアは使えるかも??』みたいな入口がシーズ駆動型のプロセスで自然発生していると捉えれる気がしてくる。
よく言う手段と目的の履き違えって一言で言えば全ての話がここで終わる。 目の前に出てきたことで本当におかしいと思えるか?って話。それをおかしいと言えるかという話で、そこにはその人が置かれている環境下でのキャラクターとかで社会維持が関わってくる。難しい。だからこそ両方あった方がいいと思う。それは個人ではなくなるべく多数が。

話を少し戻す。『これっておかしくない?』みたいな目がある人は、定量性ある数値とか経歴とか実績とか資格とか肩書がより一層自分にとって有益なものだと感じるか、無意味なものに感じるかとかは対象とか環境とか時代によって変わるけれど、自分が素直にいいなと思えるとか、楽しいと思えるとかそんなところに辿り着くんじゃないかな?みたいな気がする。『役に立つとかもあるし、役に立たない時もたくさんあるんじゃない?』くらいのノリで再定義しながら、自分と圧倒的に向き合うみたいなところを通過して、そこで戦い続ける人もいれば、少し逸れて自分を置き去りに自身が携わる分野で最大限発展に努めようとかいう人もいるだろうし、頂点を目指して定量性ある何かをさらに求めたりする人もいるだろう。でもそれでいい気がする。現場にいても遠目で見てても『お前はそれでいいんじゃない?』で終わればいい気がする。まず自分のことに集中しよう、その後に色々選択すればいいじゃないか。選択してから集中も大事だけど、集中した結果が選択肢という恩恵を生むこともあるだろう。

ツラツラと書いたけど、『誰が何を言うかって時代にこれが実践できて結果を出している人って矛盾してるようでその人なりの文脈みたいなものが存在するんだろうなぁ…』とぼんやり考えてるけど、個人的な結論は出ないし今まで書いたことを自分で見返して考え出すような気分屋人間がなんか思ったって話。

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