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「メロン」と「ヘロン」

朝からこどもにお説教。
うぁーえらい泣いとるがな。

親としては『理(すじ)』を諭すつもりの説教なんだけれども、こどもとしては『性(さが)』でわがまま言ってるわけですからね。お互いの言い分は平行線なのです。

これはまるで『明日をも知れぬ気概で歌うロックンローラー』に諭すようなものでして、、、

子『なんで親父はわかってくれないんだよ!心のままに生きたいんだよ、俺は!自分に嘘はつきたくない!心のままに生きるんだ!!レット、イット、ビー!!ステイ、ロック!!』

親『いやいや、あのね、近所をモヒカンにグラサンでたむろしていたらね、みんなびっくりしちゃうでしょ。まずはウニみたいな、その服のトゲトゲ取りなさい。頼むから。』

みたいな感じでしょうか。いや、違うか。

それで、最終的に親は譲歩を織り交ぜつつ、おたがい納得のいく落とし所「共存の道」を探りますよね。(もはや政治か。)

しかしこれも、ちょっと悪い言い方ですが「言葉でねじ伏せる」かたちに近いですから、

「ずいぶんと偉そうに語ったけど、果たして僕に『利己』の一片もなかったと言えるのだろうか。世間体など気にせずにロックに生きる彼を応援することこそが親のつとめ。そういう考え方もあるのだろうか。そもそも僕は何様のつもりなのだろう。」

と、禅問答がはじまりますね。

しかし、そうは言っても親だって『知らないことは教えられない。』のですから、経験則でしかモノは言えない。文字通り『心を鬼にして』子にとって有益と思われることをトツトツと伝えていくしかないのだと思います。

今この時にも子は育ち、
やがて親の元を離れて飛び立つのですから。

それまでは。



さて、与太話もほどほどに。
泣いた後には仲直りのメロン。これに限りますね。

ここだけの話、僕はスイカ派なのですが、旬のメロンの香り高さと甘さには目を覚まさせるものがありますね。幸せな味がする。

生ハム買ってきて、冷やした白ワインをくいっといきたくなります。

ちなみに。タイトルに付けた『ヘロン』は青鷺。(山下達郎さんの楽曲でもお馴染みですね。)なんでも朝を象徴する鳥で、泣きながら飛ぶと雨が降ると言われているそうで。

泣かないで、メロン。
笑って食べましょう。メロン。

夏休み最終日は気持ちよく晴れました。
めでたし。



それでは、また明日。

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