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皮むき間伐した木を切ってみた日@かすみがうら

2024年1月8日(月)、皮むき間伐した木を切ってみました。以前、下記のnoteでも紹介したSDGs講座のワークショップで皮むき間伐した木です。2022年7月に皮むき間伐した木たちも、1年以上の乾燥期間を経たので、2023年度はこれらの木の活用方法等を構想してきました。

構想ステージでは、この活動を”なぜ”実施するのか、大切にしたいことは?等々、コンセプト固めをしつつ、森や木について理解を深めるために他の地域(埼玉県飯能)や、土浦市、かすみがうら市等の地元企業、商工団体等の方々にメンバーで分担して情報収集するなど、木材の利用法等の検討を進めてきました。
 ・・・が、大よそのイメージはなんとなく掴めてきたものの、なかなか具体的に先に進まない状況でした。メンバーと相談した結果、「綿密な準備や計画を立てることは止めて、まずは一旦切ってみよう」、「計画しながらでも、失敗してもよいから、まずはやってみよう」、「もし失敗してもそれらの教訓を次につなげていこう」等という発想の転換で今回切ってみることにしました。もちろん、安全には十分配慮しつつ、経験者のアドバイス等もいただくとともに、我々メンバー自身が一番楽しむということを重視して進めました。結論を先取りすれば、やはり計画・準備はそこそこにして、まず行動してみると、また新たな道が見えてくるということを実感しています。準備に協力いただいた皆さま、また興味を持ってくださり参加いただいた皆さまには感謝申し上げます。

当日のスケジュール概要です。経験者のアドバイス・サポート、そして参加者全員のご協力のおかげでほぼ予定通り、かつ怪我など無く安全に終えることができました。

1月8日(月)朝9:00 現地集合
□ オリエンテーション(参加者の相互自己紹介、予定等の再確認)
□ 作業準備(相互の安全服装等の確認、道具準備他)
□ 裏山へ移動 
□ 伐採する木や周囲をよく観察&選ぶ
□ 伐倒お祈り(お酒・お米・塩の準備)
□ 伐倒準備のマーキング、ロープ固定、相互声掛け・安全距離確保等
□ 伐倒(木を切る(倒す)。持ち運べるように分割する)
□ 木材の運び出し・保管
 ~12:00  お昼: 地元 の田伏米おにぎりと蓮根汁、レンコンケーキ。
□ 午後 作戦会議(今後の予定等、アイディア出し。木材を持ち帰り)

オリエンテーションを終えて、早速作業準備に入ります。今回はチェーンソー等は使わずにロープとノコギリを使っての対応としました。そのため、皮むき間伐した木は、一番細い木(直径12cm程度)を選択しました。でも、高さは17m 程ありましたので安全には十分注意しました。

各種道具やロープ等を準備します。
準備完了後、早速裏山へ移動して
伐倒する木を選びます。
(今回は皮むき間伐した木のうち、一番細い木を選択)
伐倒する木へのお祈りをします。
(お酒・お米・塩と共に)
木を伐倒する方向を決めるとともに、
安全に伐倒するために引っ張るためのロープを固定します。
木の高さを考慮しつつ、安全な距離や退避場所も確保して、
合図とともに写真のような形でロープで引っ張ります。
まずは、事前に決めた”受け口”を作り、”つる”を残しつつ、
そして、”追い口”、という形で切っていきます。
合図とともに、ロープ班は安全に引っ張っていきます。
伐倒後の様子。
DIYしたい人向けに必要な長さで分割。
伐倒して分割した木(ひのき)です。いい香りでした。
全高17m、年輪からすると樹齢25年程度。

また今回は、以下チラシリンクにあるリノベスクール関係者の方も応援に駆けつけてくださり、新たなつながりの機会にもなったと思います。残りの皮むき間伐材等もぜひ活用いただけると嬉しいですし、良循環が生まれそうな予感がしました。

かすみがうら市で実施中の古民家リノベスクール

そして、午前中の伐倒作業後は、お待ちかねのランチです。
【ランチ】地元の田伏米のふんわり美味しい”おにぎり”と”蓮根汁”

握りたてのおにぎり(鮭)と蓮根汁。
握りたておにぎり2個目は、明太子。

とにかく贅沢な味で、参加者の皆さんといただきました。これらのランチを準備いただいた方は、霞ヶ浦湖畔でおにぎり屋さんのオープンを今年目指しているとか・・・。オープンした際にはぜひ伺いたいです。そして、デザートにはレンコンケーキ。初めてのレンコンケーキの味。これまた優しい味で非常に美味しかったです。

レンコンケーキ。(パウンドケーキ風)

おわりに

計画や準備は大切ですが、目標を決めて行動することはもっと大切であることを体験できた充実した1日でした。今回は、細い木1本のみの伐倒でしたが、一通りの作業として概ねどのくらいの時間が必要か等の目安を得ることもできました。今回得た知見・情報は、第2回の計画に活用されていきます。間伐材の利活用に構想を膨らませていきます。

今回の活動も記録として1ページを紡ぎましたが、この地域の先人の方々が残されてきた記録(記憶)に結び付けていきたいと思います。(つづく…)

実施した内容等は大切に残していきます。
この地に関与される新しい方々のためにも・・・。
背景・動機・私たちのWhy
活動コンセプト

追記(2024.1.10)

Before                                                      After
早速、素敵なコースターにしてくれました。


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