山中カメラの遊行日記

現代音頭作曲家。国内外で様々な人々を巻き込んだオリジナルの音頭の制作、盆踊り大会を開催…

山中カメラの遊行日記

現代音頭作曲家。国内外で様々な人々を巻き込んだオリジナルの音頭の制作、盆踊り大会を開催する活動を精力的に行っている。横浜で製作した音頭はAPEC首脳会議(2010)で披露された。

最近の記事

今治ボンダンス(仮)6月13日/14日

    • 今治ボンダンスメモ(6月8日)

      ・近藤等則さん ・しまなみの波のリズム計測(寄せて返す周期をBPM換算) ・瀬戸の花嫁 ・焼肉焼いても家焼くな(日本食研) ・はっかったっのしお ・来島海峡急流観潮船、能島水軍潮流体験船に乗る ・タオル博物館に行く

      • 今治ボンダンス(仮)取材。(6月7日)

        今治ボンダンス(仮)。いつもはその土地に実際住見込んで取材と制作を進めるのですが、今回は経費削減の為自宅の松山から通って取材をしています。 松山に自宅から今治までは車でおよそ1時間。 本日は朝から今治市役所「観光課」へ、職員の方に今治の民俗資料館や博物館の場所を教えてもらったり、バリィさんの権利関係とか色々教えてもらい、 観光パンフレットを山ほどいただきました。ありがとうございます。 その後は、観光課で教わった村上海賊ミュージアムに行ってみることに。 ミュージアムはしまな

        • 今治ボンダンス(仮)始動!(6月3日)

          コロナで長らく盆踊り制作自体が出来ず、現代音頭作曲家としてのアイデンティティをほぼ失いかけていましたが、 超久しぶり!この度、ありがたいことに愛媛県は今治商店街組合様からご依頼を頂きまして 本日より「今治〇〇音頭(仮)」制作を開始いたします。 今回は今治のおもしろ施設、今治ホホホ座の豊島吾一さんの呼びかけに商店街の皆さんも面白がってくださり、現代音頭作曲家のワタクシが参りましたよ!! 私の他にも(後日改めてお知らせします)、超豪華ミュージシャン、ダンサーの方々が盛りだくさん

        今治ボンダンス(仮)6月13日/14日

          非思量

          続き 大切なお時間を使って、ハガキを書いていただき、歌詞を考えて送っていただいた皆様、本当にありがとうございました。 お陰様で沢山の方々の思いが集まり、盛況に無事イベントを終えることが出来ました。 気功家/鍼灸師の田中邦明先生、同じく気功家の矢野和枝先生に会場の「気」を高めていただき、 音楽家の 中ムラサトコさんの歌唱で皆さんの思いを振動、波動にして会場に、インターネットに響かせていただきました。 そして今回はちょうど60名の方の分身が郵便という手段で道後宝厳寺に駆けつけて

          会えない人と会う

          続き。 今回の作品は、このコロナ禍で、どうすれがみんなで集まって踊ることが出来るだろうかと考えた時、 「もう会えないけどすごく会いたい人と何とかして会って、一緒に踊ること」がお盆、盆踊りということに気付かされました。 その事を色々膨らませて作品にしました。 思いついたのが直前だったのでアバター紙人形のお願いも、なかなか一人一人に丁寧にご説明する事は出来ませんでしたが、 そんな中でも大切な時間を使って多くのアバター紙人形を送っていただきました。 ハガキを投函してくださった皆様

          「気」の神秘

          続き 今回のイベントは無観客配信なので当初出演を打診していた方はすべてお断りさせていただいたのですが、 「コロナにかかっても良いから出演して表現したい!」と本人たっての希望で出演していただくのは気功家の田中邦明さんです。 (合わせて同じく気功家の矢野和枝さん、音楽家の中ムラサトコさんも出演します) 田中邦明さんは大学生の時に交通事故で生死をさまよい視力を失いました。 しかし、見えなくなった代わりに人の「気」が見えるようになりました。 今は鍼灸師、気功家としてヨーロッパから

          エチュード

          続き。 28日の本番に向けて、アバター紙人形の踊りを日々研究しています。 (低音のキックがわかりやすいように90年代のテクノ) スピーカー(踊り舞台)の上に敷く素材も厚い、薄いで踊り方が変わり、 あまり振動しすぎても紙人形が飛び跳ねて倒れてしまいます。 倒れないようにクリップを挟んでみたり、前傾姿勢の角度を微妙に調整してみたり、 面白いもので左右の手の高さが違うためか、本当の盆踊りのように左回りに動きます。 当日はカラフルなアバター紙人形100人以上で踊る予定です。 続く。

          WITHOUT-CORONA

          続き 今回、アバター紙人形に踊ってもらう曲は、昨年の8月に制作した 「WITHOUT-CORONA-ONDO」の道後アートバージョンです。 オリジナルは2020年8月15日。国際芸術祭「東京ビエンナーレ2020/2021」の夏秋アーツプロジェクトにてVR空間の中で世界初演されました。 この曲は私が「世の中からコロナを無くしたい」との思いから偶然発明した「コロナ抜き音階」(567=ソラシを抜いている)で作曲されています。 当初は歌詞も5-6-7の音節にするつもりでした。 こ

          おもいをはせる

          続き 本日も沢山アバター紙人形が届きました。 ありがとうございます。 今日も一枚ご紹介します。 伊予市の岡井さんの作品です。 手をかけていただいて鮮やかで美しく、何より楽しさが伝わってきます。 コロナで集まれないからこそのアバター紙人形なのですが、現実世界でまた大勢で楽しくて踊りたいと希求する気持ちが湧いてきます。 今回の歌詞募集のお題は「コロナ」です。 7-7-7-5の音節でコロナにまつわる事でしたらなんでも自由です。 岡井さんの歌詞も極めて個人的な内容だと思われますが、

          疫病退散の呼吸

          続き 続々とアバター紙人形が我が家に届いています。 今まで郵便屋さんのカブのエンジン音がこれほど待ち遠しく感じたことがあるでしょうか? ラブレターの返事を待っているような気持ちです。 ありがとうございます。 届いたアバター紙人形の中からさっそく1枚ご紹介します。 松山市の西川さんの作品です。 鬼滅感というかKISS感というか、細かい書き込みも楽しくとても良いです。 同時募集している音頭の歌詞(音頭楽曲については後日詳しく解説いたします)も相まってコロナ、疫病に対する強い意

          何処へでも行ける切手

          今回の作品は観念的な要素が強いので(現代美術の悪いところ)、苦手な文章を必死に書き留めています。 全体的なコンセプトは、「コロナ禍にいかに人を集めるか」という点に拘って悩んでいた時に偶然拝見した沖縄県立芸術大学のオンラインレクチャーで、ライターの大石始さんと秋田公立美術大学の石倉敏明さんがお話されていた内容がとても面白くて、今回の作品のアイデアを思いつきました。 この場をお借りして御礼申し上げます。 「郵便で分身を送る」というアイデアは中学生の時からずっと好きな 筋肉少女帯

          何処へでも行ける切手

          見えないものと想像力

          新型コロナウィルス感染防止のため大勢の人が一箇所に集まるのは非常に困難になってしまいました。 昨年の8月15日に「〈コロナのない世界〉=〈あの世〉で踊るボンダンス 大会」と題してコロナウィルスの存在しないVR空間で盆踊り大会を開催しました。 これは「盆踊り」というものを確実にアップグレード出来たと自負しており、私自身も驚くほど本当に貴重な体験でありましたが、 インターネット環境やVRゴーグルなど、高齢者や障害を持った方など、すべての人が気軽に参加するということはこの現代ではま

          見えないものと想像力

          道後アート2019・2020「踊りプログラム」再開

          ご無沙汰しています。 道後アート2019・2020「踊りプログラム」担当 現代音頭作曲家の山中カメラです。 昨年度より「様々な人が参加出来る踊りプログラム」を沢山の方々の協力を得て模索してきた踊りプロジェクトですが、昨年のプレイベントの中止から新型コロナウィルス感染症が及ぼす影響は無視することが出来ず、当初予定していた沢山の視覚障がい者の方々、聴覚障がい者の方々と対面、交流しながら踊りを作り上げるという計画は縮小、変更せざるを得ないという結論に至りました。 このことは私自身

          道後アート2019・2020「踊りプログラム」再開

          言語聴覚士 高橋眞由美さん

          ※本プロジェクトは 日比野克彦×道後温泉 道後アート2019・2020 「ひみつジャナイ基地プロジェクト」 の一環で、現代音頭作曲家の山中カメラが中心となり、障がい者や老若男女、外国人等様々な人が出会い、個人と個人のコミュニケーションを重ねながらそれぞれの身体表現を探る。 様々な人を繋ぐインターフェイスの制作、もしくは踊りに特化した共通言語、身体感覚の拡張を探り、多様な人たちが響き合える手法と場を模索し、ともに創り上げる。 最終的には、誰もが一堂に道後に集まり、踊りを楽しめる

          言語聴覚士 高橋眞由美さん

          2019/12/3 参鍋由美さん、村木理恵さん

          ※本プロジェクトは 日比野克彦×道後温泉 道後アート2019・2020 「ひみつジャナイ基地プロジェクト」 の一環で、現代音頭作曲家の山中カメラが中心となり、障がい者や老若男女、外国人等様々な人が出会い、個人と個人のコミュニケーションを重ねながらそれぞれの身体表現を探る。 様々な人を繋ぐインターフェイスの制作、もしくは踊りに特化した共通言語、身体感覚の拡張を探り、多様な人たちが響き合える手法と場を模索し、ともに創り上げる。 最終的には、誰もが一堂に道後に集まり、踊りを楽しめる

          2019/12/3 参鍋由美さん、村木理恵さん