変革リーダーの役に立つ瞑想手法３選
夏の気配を感じる暑い日に、変革リーダー（不確実性に向き合い続けるリーダー）に役立つ瞑想手法３選について書きます。私自身、2022年5月から現職であるスタートアップ企業の株式会社ペイミーに勤務し、足元CFOとして職務にあたっていることにも鑑みて、気づき事項を連ねてみます。ご参考になりますよう。
1.変革リーダーとは
想定している変革リーダーの一例を書きました。ざっくりと言えば、不確実性に向き合い続けるリーダーで、営利・非営利は問わず、なんなら子育てに関わっている親や教育者もこれに該当するのではないかとすら感じています。
2.変革リーダーに求められること
不確実性に向き合い続ける変革リーダーに求められることは多様ですが、「創造的非連続的な目標設定と達成」と「自身の根の根のWant toと繋がる」はマスト中のマスト事項だと思います。
3.変革リーダーの悩み
変革リーダーは創造的で非連続な目標を掲げるからこそ、多くの悩みを抱えます。その悩みの多くは、論理、つまり顕在意識で取り扱える範囲を超えています。
4.悩みに対するアプローチの検討
従前のビジネスシーンで意識されてきたことは顕在意識の開発です。いわゆる、ビジネススキルと呼ばれるもので、論理思考や説明スキル、専門知識や技能でした。もちろん重要であるものの、変革リーダーの悩みはそれらを駆使しても解決できる代物ではありません。
少し妙な言葉を使いますが、潜在意識の開発、つまり直感や意識というものの知識や技能の開発にこそ、変革リーダーのミッションに役立つ未開拓地域が広がっているのではないでしょうか。
潜在意識を開発するのに役に立つのは、内観/内省です。これは潜在意識を顕在意識化すること、つまり気づきを促すものです。この内観/内省が日々の仕事と両輪となり、潜在意識の開発を加速させます。
5.おすすめの瞑想３選
変革リーダーにおすすめな直感、意識の知識や技能を磨くのに、幾つもの手法がありそうですが、今回の記事では、瞑想に絞って具体的な瞑想手法３つとそれらの効用について整理します。
1. 呼吸瞑想：変性意識を保ち、思考の枠組みを手放す
呼吸瞑想は、呼吸を中心に身体感覚に意識を向ける瞑想方法です。この瞑想方法は顕在意識と潜在意識の状態をなめらか（変性状態をホールド）にします。つまり、物事の捉え直しをやりやすい状態に自分の意識を保つことができるということです。自分自身の感情や考えといった雑念をメタ的に捉えることが上達するため、感情の嵐や自身の色眼鏡と距離を置くことが上達するとも言えます。また、より瞑想を深めていくと、自身のメンタルモデルやイラショナルビリーフにも触れられるようになり、その自覚と手放しにより根の根の願いに気づくきっかけにもなるでしょう。
2. 感謝の瞑想：あるものに気づき、活用する
自身に対しての感謝を起点に、その感謝の輪を広げていく瞑想です。「ありがとう」という言葉は、意識をあるものに向けていきます。理由もなく、まずありがとうと言葉にすると、その理由を頭が勝手に探しますが、その理由はないものではなく、あるものへの気づきにつながります。変革リーダーは、非連続な目標（ビジョン）を達成していくために、ビジョンと今と比較して、ないものではなく、すでに起きているものや手元にあるものに目を向け、それをさらに加速させるには？という問いを立てる方が有用なのではないかと感じています。偶然の取り込みにも有用です。
3. 慈悲の瞑想：きっとなんとかなるはずさ、を保持する
祈りの瞑想とも言えます。これは、大いなるものに委ねる姿勢を育むことができる瞑想です。また、祈ることは、起きた現実に対して「そういうことだったのね」と仮に自分自身の見立てと異なったとしても受け止めることができるようになると予感しています。起きたことは変えられない、それならいち早くそのままを見つめて、方向修正した方がいい。ちなみに、「大いなるものに導かれている」ということに関して、好きな動画が田坂広志氏がグロービスで語った動画です。
おわりに
2022年5月にスタートアップ企業の株式会社ペイミーに入社し、現在はCFOを務めています。今の職場はまさに不確実性の高い環境です。また、子供を二人育てるという観点でも、不確実性に向き合っている感覚があります。このような中、、まさに自分自身の意識の置き所が会社や子供に与えるインパクトの大きさをひしひしと感じながら、変革リーダーの一人として、仕事をしている中で、瞑想の効用を受け取る日々です。この記事が、一人でも多くの変革リーダーのインスピレーションにつながると嬉しい限りです。
いただいたサポートはクリエイターの支援（他のnoteへのサポート）に充てさせていただきます！クリエイティブばんざい。