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やまぎし
2018年9月15日 20:35
小さい頃から、自分ひとりだけが取り残されるのが怖かった。風邪でひとりだけ遊びに行けない日の家の中とか。皆がすやすやと眠る中、自分ひとりだけが寝付けない修学旅行の夜だとか。皆が何一つ苦労せずにできること。そんな当たり前のことができず、ひとり取り残される。その感覚が怖かった。そして僕はこの瞬間、またひとり取り残されそうになっている。今日は小学校の卒業式だ。6年間過ごした
2018年9月14日 21:18
ラインがきた。普段めったにこないライン。女性からのラインだと期待に胸を膨らまし、スマホに飛びついた。しかし違った。後藤という、男だった。よりによって、後藤後藤は、男の中の男だった。バスケをこよなく愛し、バスケのために生きていた。普段多くは語らない男だが、口を開けばバスケ、バスケバカのひとつ覚えのようにバスケと言っていた。中学、高校とバスケに励んだ彼だったが、高校