見出し画像

ご飯がおかわりできなくても、悲しくならない食べ方

世の中には、2種類の料理屋さんがあります。

ご飯おかわり無料か、無料じゃないか。

……と考えていたのですが、3種類目を見つけてしまいました。

なんと!
おかわりができない!?

自宅から歩いて3分ほどの場所にある、「花あかり」さんにふらっと入った時のことです。

ランチの御膳。
お料理は盛りだくさんなのですが、ご飯は少な目。ボクの普通の食べ方だと、4口くらいで終わる量です。

お食事のメニューは、この「花あかり御膳」のみ

当然ながら、たちまちなくなり、ご飯のおかわりをお願いしました。

「ごめんなさい。うちでは、おかわりはお出ししていないんです」
「あっ、無料じゃなくてかまいませんよ」
「そうじゃなくて、お出ししていないんです。ごめんなさい」
「えっ!?」

こちらは、もともと健康的なお料理を提供するお店です。
お店のコンセプトとして、「ご飯は控えめにしてほしい。その代わり、たくさんの野菜料理をお楽しみいただきたい」ということでした。

なるほど~
そういうことでしたか!

納得しまして、次にお邪魔した時からは食べ方を変えました。

4口で食べ終えていたご飯を、目標40口に。
ペース配分を考えて、ゆっくり少しずつ食べてみると……

不思議や不思議。

小さなお茶碗1膳分のご飯で、十分満足しました。
おかわりできなくても、悲しくなりません!

なるほど~
これでいけばいいじゃん!

でもね、このご飯チョビチョビ作戦が通用しないお店があります。

たとえば、街中華。

味付けが濃いので、ご飯をバクバクかき込む食べ方しかできません。

勢いがついている時に、「お代わりダメ」とか言われたら、悲しすぎます。

「ご飯がすすむ料理」をチョイスすると、ご飯がすすむ(当たり前!)

和食でも、甘辛に調味した濃い味付けの料理がありますね。
これだと、塩分や砂糖の摂り過ぎにつながるし、ご飯がすすむので糖質過多になります。

濃い味付けの料理と大盛ご飯はセットですね

濃い味付けだと
ご飯を食べ過ぎてしまう


無理に我慢するのは悲しい

だったら、調味料を
減らせば良いのか?

これは、別の意味で悲しい結果になります。

美味しくなくなるのです。

よくある健康料理って、塩分や砂糖を減らしますよね。お医者さんに、指示されることもあるでしょう。

でも、それって美味しいですか?

味気ない、食べる喜びを感じない料理にならないでしょうか?

「健康のためだから、我慢して」って、言われていませんか?

この、ご飯を我慢するのが悲しい問題と、
料理がおいしくなくて悲しい問題
ダブルで解決する方法があります!

食材には、それぞれに美味しい味わいがあるし、自然な甘味もあります。栄養素もあります。

でも、濃い味付けの料理では、自然な味や甘味の多くが失われています。

素材の味が損なわれると、調味料で味をつけるしかない

調理の仕方を変えずに、調味料を減らすだけでは、確実に美味しくない料理になります。

同じレシピで調味料だけ減らしてもダメ

必要なのは、素材の味や栄養価を最大限に引き出す調理に変えることです。それができれば、ほんの少しの塩でも味が絶妙にまとまります。

素材の味は偉大!活かしましょう!

先ほどの「花あかり」さんは、素材の味を活かして、調味料は最小限のお料理になっていました。いい意味で、ご飯の進まないお料理です。

そうしたお料理のレシピにご興味があれば、以前に別のブログで書いておりますので、ご参照ください。

健康的な家庭料理の考え方やレシピを学べる講座もございます!


さて、先日、久しぶりに花あかりさんにお邪魔しました。

1000円だった御前が1200円に値上げされていましたが、それでも安い!

途中で、「これもどうぞ」と追加の小皿が何度も運ばれてきて、最終的にこんな状態に。これ、一人前ですよ!

お皿洗うのも大変そう(笑)

この記事を書くにあたって、前から気になっていたことを女将さんに質問してみました。

ご飯のお代わりなしですけど、文句を言う人っていませんでしたか?」
「あぁ、それはいらっしゃらなかったですね」
「そうですか!? でも、驚く人はいたでしょう?」
「どうでしょう…… 実は、お代わりを欲しそうな方には、こっそりお出ししているんです」

えっ!?


実は、ぼくも初めての日に、お代わりをお願いして、お断りされた後、「何かお気の毒な感じでしたので……」とお代わりのご飯をいただきました。

イケてるオヤジかと思われて、ボクだけ特別サービスされたのかとずっ思い込んでいたのですが…… ぜんぜん特別ではなかったようです(涙)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?