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【専門課程レポート】       「連ゼミ」第5期 第1回目講義

こんにちは!次世代まちづくりスクール「連ゼミ」TA(ティーチングアシスタント)の竹屋です。
10/17(月)に行われた第5期「連ゼミ」の第1回ゼミの模様をレポートします。
 
第5期「連ゼミ」のコンセプトは「リノベとまちづくりについて考える」です。
主に、簡単にできる改修からまちの風景を変えるような野心的な改修まで、「様々な観点から”リノベ”と”まちづくり”について考える」ことをテーマに掲げたゼミです。
実践とアカデミックの両方をとらえる、事例ベースで具体的なノウハウを知りながらアカデミックでどうやってとらえられるか、を学んでいくゼミとなっています。
空き家の改修について抽象的なレベルでは理解しているけれど、具体的なアクションを起こすにはどうすればいいかをゼミで半年間にわたって学びます。

第1回目の講義テーマは「リノベとまちづくりの関係について」

第1回目は、オリエンテーション講義として、学んだ3つのポイントを講義で学びました。
① 「リノベーション」と「まちづくり」の関係について徹底的に考える
② リノベーションでできること/できないこと
③ まちの「スポンジ化」を理解する
 
“リフォーム”と“リノベ”の違いとは
“リフォーム”は古くなったものを元に戻すようなイメージのこと、“リノベ”は元に戻すだけでなくさらに付加価値をつけるようなもののことを指します。
その他には、建築家の青木茂さんが提唱した建築を再生する手法であるリファイニングというものもあります。リノベ・リフォームと確認申請・耐震補強について比較すると以下の通りです。

・リファイニング
確認申請あり、耐震補強あり
・リノベーション
確認申請あり、耐震補強なし
・リフォーム
確認申請なし、耐震補強なし  

また、全6回の講義プログラムはこちらでもご紹介しています。

半年間ともに学ぶゼミ生たちはどんな人?

東は東京、西は佐賀・熊本など、様々なエリアから参加されています。
ゼミ生のバックグラウンドも不動産業(賃貸・オーナー)の方を中心に、公務員や鍼灸師、銀行員など多岐にわたります。
ゼミ生の中には、空き家を実際に購入している人もいて、これからこのゼミを通じて活用方法を学ぼうと考えている人もいます。
志望理由も多岐にわたりますが、まちに点在している社会資源・ストックである空き家をどうすればうまく活用できるのか、概念的なところから知りたい人もいればノウハウ的な具体的なところを知りたい人もいて様々です。

少人数のゼミならでは!ゼミ生から連先生への質問コーナー

実践的なゼミ生が集まる中、以下のような質問が出ました。
「連鎖リノベでまちの回遊性はどのように考えているのか?」
「空き家の現地を見たうえで講義を聞けるともっと実感が沸いて良いと思っている。」
「連鎖リノベの中で、まちのリソースとつなげるというところについて、際立ったところがないまちではどう抽出するのか?」
「リノベとまちづくりにピンとくるのはわかるが、リノベに実際お金をかけるのは所有者・大家さんであり、そういう人でまちづくりに関心があるのは少数派のイメージ。実際の体験ではじめは関心がなかったけど徐々に持った、というような実体験はあるか?」

第1回目講義を振り返って

リノベのプロである連先生の頭の中を知ることができるとても良い機会であり、それに加えて多種多様なバックグラウンドの人たちが“空き家改修・リノベ”というひとつのことに対して様々な角度から考えていくことでいろんなアイデア・知見が生まれると思うので、この半年がとても楽しみになりました。
今すでに空き家を購入しているゼミ生もいて、事例として活用方法をディスカッションすることも今後は考えられるため、一つでも多くの良い事例を生み出すことで、“連鎖”していけばいいなと思います。
第1回のゼミではリノベーションとリフォームの違いについてや、今の都市はスポンジ化しているため、ハコモノ行政・再開発というよりもリノベの方が適しているということを学びました。
時代に即したことをやるというのはいつの時代でも大切なことだと思うので、ゼミ後に実践できるように貪欲に取り組んでいきたいと思います。

Appendix

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◆連ゼミTA 竹屋裕樹のInstagram:https://www.instagram.com/shirouto.cameraman/

【プロフィール】
・千葉県出身の30歳
・学生時代に都市計画を専攻
・現在は金融機関にて主に不動産コンサルの仕事に従事
・趣味:旅行、カメラ、トレーニング、読書
・将来的に”手触り感のあるまちづくり”を実践するため土台作りとして入会、アグレッシブに行動します!

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