vol.9-2 途上国で働くと決めた時、周りに心配された?親をどう説得した?(延岡)
個人的に気に入っているのは、「vol.3 なぜ学生時代に国際協力に携わるのに社会人になると辞める人が多いの?」。なぜ大学在学中に国際協力や国際交流に携わる人は多いのに、卒業と同時にやめていってしまう人がほとんどなのか。その要因について、各種のデータも扱いながら、細かく議論を交わしました。
振り返ってみると、本当にかなりのエネルギーをマガジン執筆に充ててきているなあと改めて思います。それぐらい、各テーマをかなり深くまで掘っています。
個人的には「vol.4 「国際協力」とか「世界平和」、誰のためにやってますか?」が気に入っています。国際協力に携わっている当事者であるわたし達にとっては「当たり前」となっている考え方も、違うところに関心のある方々にとっては「異質」なものに映る。そんな経験をしたことが少なくありません。
だからこそ、自分の想いや考えを、自分の言葉で人に伝えることが大切なんですね。
vol. 9-1で原さんから発表がありましたが、現在、これまでのテーマを再度編集して電子書籍の出版作業を進行中です。
今月末に発売開始予定ですので、お楽しみに!
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「ブルータス、お前もか」
突然ですが、この言葉をご存知でしょうか?
劇作家ウィリアム・シェイクスピアの作品などの影響もあって、親しい者からの裏切りを意図する格言として、広く認識されています。ちょっと、この辺りの史実に関してはわたしも明るくないので、詳細はGoogle先生に聞いてみてください(笑)
この「ブルータス、お前もか」を彷彿とさせる現象が、社会貢献や国際協力に携わる大学生や高校生の間で広まっているというのを聞いたことがあります。
どういうことか?
つまり、本来であれば最も身近にいて、一番の良き理解者であってほしい家族や親友に、社会問題の解決にまつわる活動を反対されるのです。
いまでこそ新卒で国際協力NGOに就職し、カンボジアに駐在しているわたしです。しかし、当時のわたしをご存知の方はお分かりだと思いますが、ここに至るまでは色々とありました。
今回、原さんからいただいたテーマはこちらです。
「途上国で働くと決めた時、周りに心配された?親をどう説得した?」
「途上国で働くと決めた時」というテーマですが、その前に「途上国に行くと決めた時」からお話をしていきましょう。
フィリピンやタイ、カンボジアなどにはすでに行っていましたが、合計しても1ヶ月もないほどの短期だったのでこれは省略します。
わたしが最初に長期で「途上国」に行ったのはアフリカのウガンダ。
2015年7月のことです。大学に3年間通って、4年目を休学しました。
休学当初はアメリカのオレゴン州ポートランドに住もうと思っていました。しかし、屋久島でイソウロウ生活を送っている間にウガンダに行くことを決め、そこからはどうすればウガンダに長期滞在できるかを考えて準備をしていきました。
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