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長母趾屈筋の評価と治療

前回は長母趾屈筋(以下:FHL)の基礎について記載しました!

今回の記事では、FHLの評価と治療について記載していきます!


1.長母趾屈筋の評価を行う理由

FHLを評価する理由は何でしょうか?


一番の理由は...

図1

ではないでしょうか?


FHLは足関節の後方を走行しており、筋腹も大きいです。(白色のヒモで持ちあげられているのがFHLです)


足関節背屈時、距骨は転がりながら後方に移動します。FHLは足関節のすぐ後方を走行するので、短縮や癒着などが生じると距骨の動きを制限する可能性が高いです。

図44


足関節背屈制限が存在すると多くの動作、疾患に影響します!


動作で言うと...

図2


疾患で言うと...

図3

これだけ、多くの動作や疾患に関与しているのであれば、FHLを評価しない理由がないですよね?


では、本題の評価と治療に入りましょう!


2.長母趾屈筋の評価

私が普段行っている視診、触診、関節可動域、エコー評価を説明していきます。

2-1.視診

視診と言っても、FHLを直接見ているわけではなく、足部の状態(内側縦アーチの高さ、扁平足、浮き趾)を確認しています。


内側縦アーチの高さ、扁平足を見る理由

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