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Ankle sprain Update ~足関節捻挫の最新情報 part-1~

足関節捻挫のガイドラインが新しくなったので、最新の情報を取り入れながら、記事を記載していきたいと思います。


1.足関節捻挫の発生率

捻挫の発生率は12歳もしくはそれよりも低い年齢で多く発症すると報告されています。前回の記事では、女性が10~14歳、男性が15~19歳に多く発症すると記載しました。

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最新の報告では、12歳もしくはさらに低年齢で発症しやすいと報告されています。ここで、臨床上注意しなければならないポイントがあります。


足関節捻挫により前距腓靭帯(以下:ATFL)が損傷するのですが、低年齢の場合(10歳以下)、捻挫に伴い腓骨の剥離骨折を伴うことが多いです。2019年の報告では、6~12歳(平均9歳)の捻挫例において、62%の剥離骨折が認められたと報告しています。


では、剥離骨折があると何か問題が生じるのでしょうか?

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