足関節外側靭帯複合体の最新情報!
足関節内反捻挫は足関節外側靭帯損傷を引き起こす、最も一般的な傷害です。適切な治療を行わなければ、足関節外側靭帯の機能不全が生じ、足関節捻挫の再発や慢性足関節不安定症(以下:CAI)のリスクとなります。
CAIとなると、足部の機能障害(不安定性)だけでなく、長期的には変形性足関節症のリスクとなります。
足関節外側靭帯は、前距腓靭帯(ATFL)、踵腓靭帯(CFL)、後距腓靭帯(PTFL)から構成されます。以前の記事には、ATFLの数に個体差があることや、ATFLとCFLの間の線維性の連続が存在していることを記載しています。
最近では、足関節外側靭帯は互いに連続することで足関節を安定化させていると考えられており、足関節外側靭帯複合体と捉えることベターと考えています。
しかし、PTFLについてはほとんど研究されておらず、ATFLとCFLとの関連性も不十分です。
今回はATFLとCFLとの関連性、PTFLについて詳しく迫ってみたいと思います!
それでは、宜しくお願いします!
1.前距腓靭帯と踵腓靭帯の関係性
結論から記載すると「ATFLとCFLは外果の前端で連続性がある」です。
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