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本を食う。


なんだかんだ
“読書会”というものに参加して
1年半くらい。

好きだった本を
大学を卒業と共に
パッタリと読まなくなって

1年半前、
読書会をきっかけに
また読み始めた。



本は食べ物に似てる。

パクパク食べていたら
気づかないうちに
“身“になっている。

そして
どの食べ物が
どの“身“なったかは
わからない。

でも確かに、
その食べたものたちは
今の自分の“身”になっている。

そして
食べるものを選ぶときは
やはり自分が好むものを
選ぶことが多い。

でも
同じものばかりでは
飽きてしまう。

食べるものも、本も

苦かったり
甘ったるかったり
酸っぱかったり

まあ、色々な味がある。

だから
時々自分では選ばないものを
食べてみたりする。

自分では選ばないものは
美味しくないことが
多いけど

意外とそれが
美味しかったりすることもある。

またはそれがきっかけで
少し味覚が変わったりとかもする。

こんな感じで
色々なものを食べては
私たちの味覚は変化していく。

きっと私たちの
価値観とか知識とかも一緒で

本という食材を食べて
少しずつ大きくなって
少しずつ変化していく。

それをハッと気づいたのは
普段自分が目につく情報たちが
1年半前と比べて
明らかに変わったことだ。

1年半前は
見向きもしなかった
世界のニュースをクリックし

1年半前は
流し見していた政治のニュースを
電車に乗りながら
注目している。


本を食べ始めて1年半。

どうやら私も
少しずつ大きくなれているらしい。
(にんまり)


最近の暴飲暴食で
ふくよかになっていく
身体のように

本というご飯で
知識や価値観という身体も
もっとふくよかになりますように。


焼きそばを食べながら願った、23時。


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