Yujiro Shin

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Yujiro Shin

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  • 読書ログまとめ

    読書ログをまとめるマガジン

最近の記事

『地雷グリコ』

書籍情報なぜ読んだか旅行のお供に簡単に読めそうな小説を探してて、最近人気と聞いて買ってみた。 記憶に残ったこと内容に踏み込みすぎるとネタバレになるので深くは書きませんが、ストーリーとしては上記のあらすじをみていただくのがわかりやすい。 命をかけないデスゲームみたいな感じ笑。 ちょっと変わったゲームで対戦するのだが、運要素ではなくイカサマなり相手をだますことなり、そういったものができる余地を持っているもので対戦する。それに加えて、主人公とその友達が高校生の女の子で、ライバル

    • 『ウミガメは100キロ沖で恋をする 絶滅から救うため「ウミガメ保護」と45年間闘ってきた男の全記録』

      書籍情報なぜ読んだかちょっとウミガメと関わる予定が出たため、事前学習的な感じで読んでみた。 記憶に残ったこと著者は「保護ではなく保全」といい、ウミガメの卵の移植/人工孵化ではなくそのまま自然に返すのが一番と言っている。その理由としては実際にそのやり方が一番ウミガメが増えるからだという。その理由が語られていた。 卵の上下を変えてはいけない この記事にも以下のようにある通り、ウミガメの卵は胚の発生の関係上、産卵後から時間が経った後に天地を変えてしまうと孵化率がさがるらしい。

      • 『インド残酷物語 世界一たくましい民』

        書籍情報なぜ読んだかCOTEN RADIOのヤンヤンさんがXで本書を紹介しているのをみて、興味がでたため読んでみた。電子書籍で買って、これも旅のおともで読んだ。 記憶に残ったこと本書自体は数字などをもとにマクロにインドの状況を分析るような本ではなく、実際に著者がインドで体験し、直接きいた話をもとにインドの実態をあぶり出そうという本だ。そのため、かなり生々しくその現状が描かれている。 カースト制度の実態 インドと言えばカースト制度が有名で、本書の内容もそのカースト制度の実

        • 『バッタを倒しにアフリカへ』

          書籍情報なぜ読んだかこの本も結構有名なものでもともと知ってはいたものの、読んではいなかった。ただ、持ち運びやすいサイズでもあるので旅のお供にもっていって読み切った。 記憶に残ったこと書きぶりが軽快でよい 著者はブログや連載で文章を書き慣れているからか、とてもサクサク読める。リズムもよく、読んでいて苦しさもなく、直接おもしろい講演を聞いているように感じる。こういう本はいい意味であまり疲れずに読み進められるのでよい。 前向きポジティブ バッタの大群を研究するためにアフリカ

        『地雷グリコ』

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        • 読書ログまとめ
          33本

        記事

          『習得への情熱―チェスから武術へ―:上達するための、僕の意識的学習法』

          書籍情報なぜ読んだかもともとこの本の存在は知っていて、ずっと読んでみたいと思っていたのでこのタイミングで買って読んでみることにした。 記憶に残ったこと著者の言語化力 著者はもともとチェスの王者であり、そこから太極拳でも世界王者になる。そして、通常言語化が難しい心理的な動き、身体的な感覚の変化といったようなものの言語化を試みている。そしてそれは実際にかなり洗練された形で文章に落とし込まれている。著者のこの言語化から逃げずに落とし込んでいくことで、原理原則を確立し再現性を作ろ

          『習得への情熱―チェスから武術へ―:上達するための、僕の意識的学習法』

          『絶海 英国船ウェイジャー号の地獄』

          書籍情報なぜ読んだか以下のブログを読んで気になったため購入。 過去に類似した本で海賊の実態の本を読んだら面白かったのもあり、読んでみた。 記憶にのこったことまず記録に残っているのがすごい この本は当時、1740年の実話について綿密な取材と調査を経て書かれたノンフィクション本である。そもそも300年近く前の内容についてここまでの情報が残っていること自体もすごい。(航海日誌ってかなりしっかり書かれているものなのだな。) 加えて読むとわかるが、この船の状況はめちゃくちゃハード

          『絶海 英国船ウェイジャー号の地獄』

          『10年後、ともに会いに』

          書籍情報なぜ読んだか今年読んだ以下の本の中で、クルミドコーヒーきっかけで出版にいたったこの本を知った。そして、この本が世界を旅する話で興味があったので読んでみた。 記憶に残っていること世界の友を訪ねて旅をする 著書は世界の国々から生徒が集まるアメリカの高校を卒業した。そして、27歳のときに、1年間世界を旅しつつ世界各地に住む高校時代の友人を訪ねる。当然ながら当時高校生であった友人も大人になり、それぞれの人生を過ごしている。母/父になっているものももちろんいれば、仕事に行き

          『10年後、ともに会いに』

          『アニメオタクの一級建築士が建築の面白さを徹底解剖する本』

          書籍情報なぜ読んだかXでこの本の紹介を見て、建築系の本読んだことないけど読みやすそうな本だなと思い購入。 記憶に残ったことアニメやマンガででてきた建築物は各章の導入には使いながらもそこまでガッツリそれらを検証するわけでもなかった。 ただ、それとは別に現実世界の興味をそそる様々な建築物についても例をあげながら建築の考え方や手法について紹介していくのは、建築について何も知らない私からするととてもとっつきやすかった。記憶に残ったものをいくつかメモ的にあげておく。 キンベル美術館

          『アニメオタクの一級建築士が建築の面白さを徹底解剖する本』

          『フィフティ・ピープル』

          書籍情報なぜ読んだか佐久間さんがおすすめの本として紹介していることをたまたま知って、韓国の小説って読んだことなかったと思い、読んでみた。 所感これは非常によい作品だった! 全部で450ページ強で登場人物ごと50もの短編があるため、1作はおおよそ10ページ弱。それでも一人ひとりの個性や心情、想いというものに強く引き込まれるような物語になっている。 異なるタイプのキャラクターがそれぞれ色々な悲しみや苦しみを背負ったり、はたまた喜びを噛み締めたり。背景も年代も性別も様々な登場

          『フィフティ・ピープル』

          『ダークパターン 人を欺くデザインの手口と対策』

          書籍情報なぜ読んだか知人がSNSで紹介しているのを見て、ダークパターンの定義ってよくわかってないなと思い読んでみた。 記憶に残ったこと本書はいわゆるダークパターン(著者はよりバイアスのない表現にするためにDeceptive patternと呼んでいるが)について、事例とともに網羅的にわかりやすく説明する本である。 基本事項のわかりやすい解説 ダークパターンで狙われる人間の認知の脆弱性と、そのダークパターンの手法についてわかりやすく分類され記載されている。一つ一つが真新し

          『ダークパターン 人を欺くデザインの手口と対策』

          『行商人に憧れて、ロバとモロッコを1000km歩いた男の冒険』

          書籍情報なぜ読んだか以下を読んだのと同じきっかけ。 記憶に残ったことキルギスの話と同じく(時系列的にはモロッコが先だが)サバイバル力が強い。 ばんばん現地の人に話しかけて、交渉したり助けてもらったりしているが、実際どんな感じでやっているのだろう。(そんなに簡単にできるとは思わないのだが、慣れの問題なのだろうか…) また、たまにさらっと出してくる話もぶっ飛んでいる。 歌舞伎町でキャッチやってNo.1になったことで交渉術を身に着けたり、新宿(?)で野宿していたり。 動物との

          『行商人に憧れて、ロバとモロッコを1000km歩いた男の冒険』

          『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』

          書籍情報なぜ読んだかX(Twitter)上で話題になっていて、新書で簡単に読めそうだったので読んでみた。 記憶に残ったこと読書の立ち位置の変遷 徐々に教養を求めるものから、より実用的な情報をもとめる形に読書の使われ方が移っていくなどの変遷が見られるらしい。 というより、そもそも昔は「社会や世の中の動きを把握すること」自体が自分の立身出世(昇進)に寄与すると思われていたが、だんだんより実用ベースですぐに行動可能なレベルの情報に凝縮して不要な文脈を取り除いたような本(自己啓発

          『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』

          『心理学を遊撃する』

          書籍情報なぜ読んだか心理学において再現性の危機が叫ばれ、有名な実験も再現ができずに問題になっていることは知っていた。そんな中、この本をXの誰かのポストで知り、面白そうだったのと、再現性の危機問題についてもう少しちゃんと知りたいと思い読んでみた。 記憶に残ったこと本書全般にいえるのは、著者のちょっとちょけた文体である。 問題自体には非常に真摯にむきあいつつ、それを単に堅く語るわけではなく面白い例えや小噺を挟むことで、心理学を学んでいる訳ではない私でも読んでいて飽きない内容にな

          『心理学を遊撃する』

          『黙って喋って』

          書籍情報なぜ読んだか俵万智さんの以下のポストをたまたま目にして、ふと自分があまり読まないジャンルのものだなと思ったのと、俵万智さんが褒めるヒコロヒーさんの小説というのも気になって読んでみた。 所感ひたすらに文章がうまい。感服。 18もの短編で構成されるが、それら一つ一つで人間の機微がおもしろい角度で言語化されていて、かつ紙ストロー、香水などといったものと情景を重ねたりもする。 自分がこういった類の小説をほぼ読まないから知らないだけかもしれないが、それでも文章は本当に上手で

          『黙って喋って』

          『草原の国キルギスで勇者になった男』

          書籍情報なぜ読んだかランニングするときに旅に関する話を聞きたい気分だったので、spotifyで旅に関するpodcastを探してみた。その中でたまたま以下のpodcastを見つける。これを聞いてたら話がまあおもしろくてぶっ飛んでいるw 高野秀行さんの本も大好きなので、この人が書いた本も読まねばと思いamazonで探して購入したのがこの本。 そしてやはりおもしろかった。 記憶に残ったことこの本は作者がキルギスで現地で馬や羊を仲間にいれ旅をした話である。さらっと書いているがすごい

          『草原の国キルギスで勇者になった男』

          『ジェット旅客機の秘密に迫る 「安全」「高速」「快適」を支える機体と運航のメカニズム』

          書籍情報なぜ読んだかちょっと軽めの本を一旦挟みたいなと思い、自分の身近にあるものであまり知っていないものについて読んでみようと思った。 その中でこの本を見つけたので読んでみた。 記憶に残ったこと全部がつながる話というよりは、飛行機に関する知識を一つ一つ紹介するような形式であるため、おもしろいと思ったことを2つほど 飛行機雲の温暖化への影響 なんと、飛行機を飛ばすことででるCO2排出よりも、飛行機からでる飛行機雲のほうが温暖化への影響が大きいらしい。これはびっくり。 ま

          『ジェット旅客機の秘密に迫る 「安全」「高速」「快適」を支える機体と運航のメカニズム』