見出し画像

4年に1度の・・・

勝負の世界は厳しくて、一度「勝った」は次も勝てるという事を約束してはくれません。オリンピックは世界を挙げてのスポーツの祭典。各国のトップアスリートが競い合い、色の違う3つのメダルを争奪します。

だから少なくとも金メダルを手にしたその瞬間だけは、その人は「世界の頂点に立った!」という事・・・でしょう???

卓球男子シングルスで史上初の連覇を達成した中国の馬龍も痛恨の逆転負け。東京オリンピック卓球女子金メダリスト陳夢も3-0のストレート負け。

今こちらでは、中国で開催中の「中華人民共和国第14回全国大運動会」略して「全運會」が連日テレビで盛り上がっています。

先月の東京五輪では、香港政府が初めて放送権を購入してたっぷり楽しめた記憶もまだ新しいですが

こちら、国を挙げてのイベントは、当然の如くにオリンピック並みのライブ中継で、ニュースチャンネルでさえ中継を放送していたりします。

画像1

各省代表で競い合うこの全国大運動会も五輪と同じで4年に一度の開催らしいのですが、メダル獲得で、選手への助成金やその他色々にも影響があるらしく、各省の威信をかけて、ある意味オリンピック以上に力の入ったスポーツの祭典が繰り広げられています。

あ~自分の世界を代表に託して覇権を争い合うって、何かそういうの漫画でもありましたね~「暗黒武術会」的な・・・。

だから中には「全運會」の方へ焦点を当てて出場する選手とかね。

中華人民共和国が成立して以降は、オリンピックの翌年開催でしたが、今年は東京五輪が一年延期になってズレた為、開催が重複してしまったのです。

70年代までは、まだまだスポーツ後進国だった中国が、あっという間に当時のアジア最強だった日本を抜き去り、スポーツ大国にのし上がった背景には、この全運會の振興があっての事だと言われています。

画像2

ま、とにかく、この放送を見ていると、たくさんの競技でたたき出される成績が「これは東京五輪だったら金メダルの成績です」というフレーズが飛び交っているところです。

奥が深いというか懐が深いというか、ココのアスリート達の実力は五輪で見れる方が氷山の一角だったりして・・・。

サポートしていただけるとありがたいです。